三省堂 大辞林 |
かんばんほうしき ―はうしき 5 【かんばん方式】
→ジャスト-イン-タイム方式
時事用語のABC |
かんばん方式(かんばんほうしき)
Just-in-time production system
かんばん方式は、トヨタ自動車が1960年代から採用している工場生産の方式だ。日本型生産方式の代表例として世界的に有名だ。「必要なものを必要なときに必要な数量だけつくる」という考えにもとづいている。
トヨタの生産工程では、部品工場との発注連絡に、「かんばん」を用う。かんばんとは、部品箱についているプレートのことを指している。およそ3万点もある部品のそれぞれの部品箱には、すべてかんばんがつけられている。工場の製造ラインで部品を補充するさいに、かんばんを取り外して部品下請工場に戻する。
かんばんには部品の品番や数量、行き先、納入時間が記載されていて、部品下請工場では作業指示票としての役割をする。部品下請工場は、かんばんの指示に従って部品を製造し、翌日には注文量を工場の製造ラインに納入する。
工場の製造ラインは必要量をそのつど部品下請工場に注文し、部品下請工場は必要な数の部品だけを製造する。このため生産工程で部品の余剰在庫がほとんど生じない。製造工程での在庫コストや廃棄コストの削減は、商品の価格競争力となって反映されている。
かんばん方式発祥の地である愛知県豊田市には、トヨタ関連の工場が集積している。部品下請工場で注文された部品は、集配トラックだぐに工場の製造ラインに配送される。かんばん方式は、いわば地の利を生かして発展したといえる。
(2000.10.24更新)
OR事典 |
かんばん方式
【英】:kanban system
かんばんは, 「後工程引き取り後補充生産方式」における情報伝達・制御手段であり, 大別して生産指示かんばんと引き取りかんばんの2種類がある. 部品あるいは製品の収容箱には1枚のかんばんが付けられ, 工程内あるいは工程間を循環し, 各工程における生産量や前工程からの部品の引き取り量を制御する. 前工程からの引き取り方式には, 「定期引き取り方式」と「定量引き取り方式」の2方式がある.
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- 職場の「かんばん方式」トヨタ流改善術ストア管理 松井 順一 日経BP社
- 新版 トヨタの現場管理―「かんばん方式」の正しい進め方 日本能率協会
- 職場の「かんばん方式」2 トヨタ式人づくり改善塾 石谷 慎悟 日経BP社