三省堂 大辞林 |
かなぐりす・てる 6 0 【かなぐり捨てる】
(1)身につけている衣類などを、乱暴に取って放り出す。
「上着を―・てて飛びかかる」
(2)大事にしてきたものを思い切って振り捨てる。
「恥も外聞も―・てる」
実用日本語表現辞典 |
品詞の分類
「かなぐり捨てる」の用例一覧
宮本百合子 わが母をおもう (青空文庫)
にかけての日本の文化の進歩的な面とそれと矛盾する古い反動的な面とを一身にそなえていたのでした。生活力が盛んでいわゆる日本婦人的慎しみというものは、一旦こうと思うと平気でかなぐり捨てることの出来る人でした。それ故、娘である私とのいきさつに於ても、婦人雑誌で典型づけている母性というものとは、較べ...
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芥川龍之介 或敵打の話 (青空文庫)
けて打たねばならぬ。——左近はこう 咄嗟 ( とっさ ) に決心すると、身仕度をする間も惜しいように、編笠をかなぐり捨てるが早いか、「 瀬沼兵衛 ( せぬまひょうえ ) 、 加納求馬 ( かのうもとめ ) が兄分、津崎...
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林不忘 釘抜藤吉捕物覚書 無明の夜 (青空文庫)
つまろびつ御門跡の裏手を今は備中橋へかかった。雨風は 募 ( つの ) る一方、彦兵衛はよほどさきへ行っているとみえて、 「おう——い。」 と呼んでも返事がない。橋の上で藤吉は着物をかなぐり捨てるなり、欲しがる風にくれてやった。元結が切れて、頭髪...
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