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かしわ哲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 21:58 UTC 版)

かしわ 哲
出生名 柏 哲[1]
別名 哲ちゃん
生誕 (1950-06-09) 1950年6月9日(73歳)[2]
出身地 日本東京都[2]
学歴 桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科
ジャンル 童謡、ロック
職業 歌手小説家
担当楽器 歌、ギター
活動期間 1980年 -
共同作業者 サルサガムテープ
公式サイト かしわ哲 -Official Web Site-

かしわ 哲(かしわ てつ、1950年昭和25年〉6月9日[2] - )は、日本歌手シンガーソングライター小説家東京都出身[2]桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒業[3]

本名は柏 哲(読み方は同じ)。愛称は哲ちゃん。NPO法人ハイテンション代表。

NHKおかあさんといっしょ』にて、5代目「うたのおにいさん」を2年間務めた[2][4]

来歴・人物

1973年、若松孝二プロデュースで漫画家・林静一が監督した映画『夜にほほよせ』に主演、はちみつぱいと共に劇伴も担当する。当時はフォーク系のシンガーソングライターで、林が作詞した主題歌「夜にほほよせ」の作曲も行っている。

その後、長く売れなかったが、31歳となった1981年4月より、『おかあさんといっしょ』に5代目うたのおにいさんとして出演[2]。番組では「てっちゃん」の愛称で親しまれ、ギターを弾きながら歌唱することが多く、林アキラ(6代目うたのおにいさん[5])・しゅうさえこ(14代目うたのおねえさん)と共にトリオで司会・進行を務めたほか、「きみのなまえ」[6]・「すずめがサンバ」・「どんなかお」など番組内で歌唱される楽曲の作詞・作曲も手掛けた[2]。1983年3月、しゅうさえこと共に同番組を卒業。

1991年、講談社青い鳥文庫『アイシテル物語』で作家デビュー[2]

1994年、知的障害者達と共にロックバンドサルサガムテープ」を結成[7][4]。1996年には同バンドでスウェーデンでの海外ライブを実施、1999年にはオリジナル曲「まひるのほし」をNHK『みんなのうた』に提供。

1997年、著書『あったかさん』で第1回報知ドキュメント大賞を受賞[2]

2009年7月22日放送の『おかあさんといっしょ 50周年特集』に、林・しゅうと共にゲスト出演。

2011年にNPO法人ハイテンションを設立[8]、代表を務める。

2019年8月13日放送の『おかあさんといっしょ 60周年スペシャル』に、林・今井ゆうぞう横山だいすけと共にゲスト出演。

作品

ディスコグラフィ

  • NHKおかあさんといっしょ てっちゃんの音楽会(1982年、キングレコード)
  • プレゼント(1983年、キングレコード)
  • かしわ哲オリジナル童謡ベスト やさしい風(1990年4月21日、キングレコード)

楽曲提供

  • 「きみのなまえ」[6]
  • 「ねんどのうた」
  • 「すずめがサンバ」
  • 「どんなかお」
  • 「おしゃべりきかんしゃ」
  • 「ブー!スカ・パーティー!」
  • 「むしむしフェスティバル」

著書

小説

  • アイシテル物語シリーズ(講談社)
    • アイシテル物語(1991年)
    • アイシテル物語2(1991年)
    • アイシテル物語3 ベルベルウッドのひみつ(1992年)
    • アイシテル物語4 まぼろしのスープ(1994年)
    • アイシテル物語5 時の谷間の冒険(1994年)
    • 「アイシテル物語」メモリーノート(2000年)
    • アイシテル物語6 ハテシナ海の青空 上(2005年)
    • アイシテル物語6 ハテシナ海の青空 下(2005年)
    • アイシテル物語・贈り物絵本 アイシテルからありがとう(2005年)
    • アイシテル物語7 セミョール姫の涙(2006年)
    • アイシテル物語8 ポッポタンの花(2007年)
  • ユニゾンの国シリーズ(講談社)
    • ユニゾンの国 はじまりの泉(1996年)
    • ユニゾンの国 ノノック王の涙(1999年)
    • ユニゾンの国 忘れられない約束(1999年)
  • 茅ヶ崎のてっちゃん(2001年、講談社)
  • 金魚島にロックは流れるシリーズ(講談社)
    • 金魚島にロックは流れる1(2005年)
    • 金魚島にロックは流れる2(2006年)
    • 金魚島にロックは流れる3(2007年)
  • ナンヤネンの来た日(2009年、講談社)
  • 20ハタチ(2009年、講談社)

その他著書

  • かしわ哲の"お砂場教育論" パパとママのための「いじめ110番」(1996年、小学館)
  • あったかさん(1997年、小学館)
  • サルサ・ガムテープ物語「天然です。」(1999年、廣済堂出版)
  • 小さなこころの相談室 サナギになったアゲハチョウの幼虫がぶじ蝶になるか心配な、あなたへ(講談社)

出演

テレビ番組

映画

  • 夜にほほよせ(1973年4月25日公開、林静一監督) - 村松オサム 役(主演、はちみつぱいと共に音楽制作も担当)

外部リンク

先代
宮内良
おかあさんといっしょ
うたのおにいさん
5代:1981年4月6日 - 1983年4月2日
共演:林アキラ
次代
林アキラ[9]

出典・脚注

  1. ^ かしわ哲辞典「か」”. かしわ哲 -Official Web Site-. 2016年5月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 「自己紹介-PROFILE」”. かしわ哲 -Official Web Site-. 2016年5月19日閲覧。
  3. ^ かしわ哲辞典「と」”. かしわ哲 -Official Web Site-. 2016年5月19日閲覧。
  4. ^ a b “東ちづる、2年がかりでPV完成「目指すは紅白歌合戦です」”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2014年11月17日). http://www.sanspo.com/geino/news/20141117/oth14111720120031-n1.html 2014年11月18日閲覧。 
  5. ^ なお、林に関しては4代目の宮内良の後任としてかしわと同時に就任し、なおかつダブルキャストだったことから事実上かしわと並んで5代目となるが、かしわが先に卒業し林の方が就任期間が長く7代目の坂田おさむの直接的な前任となることから、(論理上一部矛盾する部分があるが)番組上では6代目として扱われている。
  6. ^ a b 当楽曲はかしわら3人が番組に初登場した時に最初に歌唱した曲で、以降も新しいおにいさん・おねえさんが登場した際に、名前を覚えてもらう目的で歌われるケースが多い。
  7. ^ BAND HISTORY”. サルサガムテープ. 2016年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月19日閲覧。
  8. ^ 設立趣旨”. NPO法人ハイテンション. 2016年5月19日閲覧。
  9. ^ かしわの卒業直後は後任を設けず、同期の林が2年間単独で出演した。





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