三省堂 大辞林 |
かぐわし・い ―ぐはしい 4 【▽香しい/▽芳しい/▼馨しい】
〔「香細(かくわ)し」の意〕
(1)上品なかおりがおだやかににおうさま。
「―・い香り」
(2)心をひきつけるさま。魅力的だ。
「縵(かずら)かけ―・し君を相見つるかも/万葉 4120」
[派生] ――さ(名)
かんばし・い 4 【芳しい/▽香しい/▼馨しい】
〔「かぐわしい」の転〕
(1)よいかおりが強くにおうさま。かおりが高い。
「―・い梅の香」
(2)(多く否定の語を伴って)高い評価が与えられるさま。感心すべきだ。思わしい。《芳》
「業績が―・くない」「あまり―・くないうわさ」
[派生] ――さ(名)
「かぐわしい」の用例一覧
宮本百合子 その願いを現実に ——※[#「火へん+華」、第3水準1-87-62]子さんへの返事として—— (青空文庫)
が愛息香織さんに戦死されたことを知り、母としての 子さんは香織さんの霊が不滅であることを信じずにはいられない思いであることを知ったのだった。 子さんが宮崎龍介氏との結婚を法律的に認めさせ、香織というかぐわしい...
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豊島与志雄 形態について (青空文庫)
とした色と調子とニュアンスの見定めもつかない錯雑のなかから現われていたが、かぐわしい足生きている足であった!」——だが、一体どんな足なのか? ドストイェフスキーの「白痴」の中で、ラゴージンの家の客間には、いろいろな絵がかけてあるが、次の部屋に通ずる扉の上方の一枚の絵は、作品...
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エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 ウィリアム・ウィルスン WILLIAM WILS... (青空文庫)
( しず ) めてくれる場所であった。いまでも、私は、空想でそこの樹陰ふかい 並木路 ( なみきみち ) のさわやかな冷たさを感じ、そこの無数の 灌木 ( かんぼく ) のかぐわしい芳香を吸いこみ、組子...
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