三省堂 大辞林 |
かいあわせ かひあはせ 3 【貝合(わ)せ】
「この姫君と上との御方の姫君と―せさせ給はむとて/堤中納言(貝あはせ)」
(2)平安末期から起こった遊戯。三六○個の蛤(はまぐり)の貝殻を両片に分かち、一片を地貝(じがい)、一片を出貝(だしがい)といい、地貝はすべて甲を上にして伏せ、これに出貝を一個ずつ出して合わせ、対になる貝を多く合わせ取った者を勝ちとした遊戯。後世、合わせる便宜上、貝の裏に絵や歌を書いた。かいおおい。
隠語大辞典 |
貝合
- 女性二人が相抱擁して肉情を遂ぐることなり。古くは互ひ形使用の「ともぐひ」、近くは「オメ」と称し「ト一ハ一」と称する破倫の行為を云ふ。狂句に「貝合せばかりして居る奥女中」といふあり、又〔〓〕此作字を書きて「貝合せ女二人で向ふなり」なと云ふもあり、古来婦女の遊戯たりし貝合せに擬せし也。
- 貝合。女子同性姦。女子互に相擁して肉慾を満たすをいふ。古くは互形使用の「ともぐひ」近くは「おめ」「と一は一」といひ、古来婦女の遊戯なりし貝合に擬して云へり。「〓」の戯字あり。「貝合せばかりしてゐる奥女中」「貝合せ女二人で向ふなり」。
- 元禄八年版『好色旅枕』に「合婬」ともぐひと振仮名せり。外骨氏の『猥褻廃語辞彙』を参照せよ。
- 女性同士の合淫。
「かいあわせ」の用例一覧
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 雪の女王 SNEDRO... (青空文庫)
てきました。お日さまはあたたかに、 照 ( て ) りかがやいて、 緑 ( みどり ) がもえだし、つばめは巣をつくりはじめました。あのむかいあわせの屋根うらべやの窓も、また、あけひろげられて、カイ...
www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/42387_20568.html
新美南吉 嘘 (青空文庫)
君がなんだろうと思ってききにいくと、こうだった。 兵太郎君が、太郎左衛門に一ぱいくわされたというのである。 午 ( うま ) ガ池の南の山の中に、深くえぐられた谷間がある。両側のがけが、ちょうど、びょうぶを二まいむかいあわせ...
www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/639_21642.html
かいあわせに関連した本
- 江戸の遊戯 貝合せ・かるた・すごろく (大江戸カルチャーブックス) 並木 誠士 青幻舎
- 美食の貝合わせ―牡蛎は饒舌だった (角川文庫) 桐島 洋子 角川書店
- 歌集 かひあはせ 山本 淑美 東京四季出版
かいあわせに関係した商品