お薬手帳とは? わかりやすく解説

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おくすり‐てちょう〔‐テチヤウ〕【御薬手帳】

読み方:おくすりてちょう

多くおくすり手帳と書く》医療機関薬局処方されの名前・用法・注意事項などを記録するための手帳。調剤薬局などで無料配布している。複数医療機関診療科処方され情報一元的管理でき、重複投与飲み合わせによる相互作用防止副作用アレルギー予防などに役立つ。薬識手帳


お薬手帳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 01:40 UTC 版)

お薬手帳(おくすりてちょう)とは、日本において導入されている個人健康情報管理(Personal Health Record、PHR)の一制度で[1]の服用履歴や、既往症、アレルギーなど、医療関係者に必要な情報を記載する手帳の俗称である[2]医師歯科医師薬剤師が、患者がどのような薬をどのくらいの期間使っているのかを確認するために使用する[2][3]。複数の病院を使う患者の薬物相互作用(飲み合わせ)の管理にも用いられるため、所有や管理は各患者が行う[2]


  1. ^ 世界の薬歴管理事情~医療制度の異なる諸外国に学ぶ~”. エムスリーキャリア. 2019年3月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l お薬手帳サイト”. 静岡県薬剤師会. 2014年6月2日閲覧。(日本語)
  3. ^ a b c 薬の部屋Q&A”. 宮崎県薬剤師会. 2014年6月2日閲覧。(日本語)
  4. ^ 厚生労働省. “平成28年度診療報酬改定について”. 厚生労働省. 2017年8月11日閲覧。 内、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について(通知) 平成28年3月4日 保医発0304第3号」、別添3 調剤報酬点数表に関する事項 による。
  5. ^ 山口路子、2016、南山堂 『速解!調剤報酬 2016-17』160頁
  6. ^ 日本医師会医療安全対策委員会 (2006), 安心・安全な医療提供を実践するための方策について ―患者の安全確保に向けた自律的な取り組み―, 日本医師会 
  7. ^ 山本信夫 (2016), 電子お薬手帳を持参した患者への対応、並びに、日薬eお薬手帳の導入について, 日本薬剤師会 
  8. ^ 東京都薬剤師会. “くすりの説明書とおくすり手帳”. 東京都薬剤師会. 2017年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月11日閲覧。
  9. ^ 電子お薬手帳(電子おくすり手帳)|harmo(ハルモ)|医療情報連携システム”. ソニー. 2017年8月11日閲覧。 - ソニー社はharmoを「電子お薬手帳(電子おくすりてちょう)、としている。
  10. ^ 土田絢子「一向に減らない多剤併用、新薬で新たな相互作用も」『日経メディカル』第2013巻第4号、2013年4月、54-55頁。 
  11. ^ 『新しい薬学事典』朝倉書店、2012年、166頁。ISBN 978-4-254-34029-7 
  12. ^ a b 『お薬手帳の実践的活用法』株式会社じほう、2009年、17頁。ISBN 978-4-8407-4018-0 
  13. ^ 『お薬手帳の実践的活用法』株式会社じほう、2009年、19頁。ISBN 978-4-8407-4018-0 
  14. ^ a b 『お薬手帳の実践的活用法』株式会社じほう、2009年、8頁。ISBN 978-4-8407-4018-0 
  15. ^ 震災とお薬手帳”. フラワー薬局通信. 2014年6月2日閲覧。(日本語)
  16. ^ 早川幸子 (2014年7月4日). “健康被害を防いでくれる必須アイテム それでも「おくすり手帳」の記入代20円は高い?”. 週刊ダイヤモンド (ダイヤモンド社). http://diamond.jp/articles/-/55506?page=2 2017年7月30日閲覧。 
  17. ^ a b c d 4月から医療費が変わる!おくすり手帳は持つべきか、持たざるべきか?”. ダイヤモンド・オンライン. 2014年6月2日閲覧。(日本語)
  18. ^ 『お薬手帳の実践的活用法』株式会社じほう、2009年、6頁。ISBN 978-4-8407-4018-0 
  19. ^ 東日本大震災時におけるお薬手帳の活用事例” (PDF). 日本薬剤師会. 2014年6月2日閲覧。(日本語)
  20. ^ a b 編集部「三浦洋嗣副会長に聞く 今改訂のポイント(2014年2月25日インタビュー)」『調剤と情報』第20巻第4号、株式会社じほう、2014年4月、20-23頁。 
  21. ^ 同じ薬局2回以上利用で患者負担減 - CBnewsマネジメント
  22. ^ 薬局の利用に関する世論調査内閣府
  23. ^ a b c 広がるお薬手帳の電子化と問題点” (日本語). 薬局新聞.net (2014年1月8日). 2014年6月2日閲覧。
  24. ^ 電子版「お薬手帳」共通化へ 厚労省、利便性向上に向け標準仕様の構築検討”. 産経新聞 (2015年4月26日). 2018年10月30日閲覧。
  25. ^ 電子お薬手帳の相互閲覧サービス、日本薬剤師会が開始”. 日経デジタルヘルス (2016年4月13日). 2018年10月30日閲覧。
  26. ^ 電子お薬手帳相互閲覧サービス e薬Link
  27. ^ e薬Linkに対応している電子お薬手帳(一覧) 日本薬剤師会
  28. ^ eお薬手帳
  29. ^ お薬手帳アプリ
  30. ^ 電子お薬手帳(電子おくすり手帳)|harmo(ハルモ)|医療情報連携システム
  31. ^ 電子お薬手帳「お薬手帳プラス」サポートサイト[日本調剤]
  32. ^ EPARKお薬手帳
  33. ^ hoppe(ホッペ)お薬手帳


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