三省堂 大辞林 |
おどろか・す 4 【驚かす】
(1)驚くようにする。強い衝撃を与えて、心を動揺させる。
「世間を―・した事件」「耳目(じもく)を―・す」
(2)注意する。気がつくようにする。
「明け果てぬさきにと、人々しはぶき―・し聞ゆ(=咳ヲシテオ知ラセ申シアゲル)/源氏(浮舟)」
(3)目をさまさせる。おこす。
「寝たる人を心なく―・すものか/紫式部日記」
(4)(忘れたころに)たよりをする。また、訪れる。
「萩の葉もさりぬべき風のたよりあるときは、―・し給ふ折もあるべし/源氏(末摘花)」
[可能] おどろかせる
「おどろかす」の用例一覧
岡本綺堂 百物語 (青空文庫)
中でかの筧甚五右衛門がひと膝すすみ出て答えた。 「実は人々をおどろかすも 如何 ( いかが ) と存じて、先刻から差控えておりましたが、拙者は八十四番目のときに怪しいものを見ました。」 ひとりがこう言って口を切ると、実は...
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新美南吉 かぶと虫 (青空文庫)
君は木のぼりがじょうずで、よくその木にのぼっていて、うかうかと、知らずに下を通ったりすると、つばきの実を頭の上に落としてよこして、おどろかすことがありました。 また、木にのぼっていないときでも、恭一君はよく、もののかげや、うしろか...
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岡本綺堂 放し鰻 (青空文庫)
のなかまで送り込むと、その 門口 ( かどぐち ) には一人の女が人待ち顔にたたずんでいた。 あくる朝になって、この長屋じゅうは勿論、町内をもおどろかすような大事件が発覚した。平吉は奥の三畳で何者にか刺し殺されていた。入口...
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