おつぼね

実用日本語表現辞典

お局

読み方：おつぼね

「局」（つぼね）に丁寧語の接頭辞「お」をつけた表現。「局」は古来、重要な身分の女性を指す敬称であるが、最近では、職場で幅を利かせている年配の女性職員を揶揄してそう呼ぶことがある。お局様。

（2010年10月13日更新）

デジタル大辞泉

お‐つぼね【^▽御^▽局】

読み方：おつぼね

１ 宮中で、局（個室）を与えられた女官の敬称。

２ 江戸時代、将軍家・大名家で局を与えられた奥女中の敬称。また、その奥女中を取り締まった老女の敬称。

３ ⇒局女郎(つぼねじょろう)

隠語大辞典

オ局

読み方：おつぼね

1. 廊下。〔第五類　一般建物〕
2. 廊下のこと。盗賊の用ふる隠語。
3. 廊下の事を云ふ。
4. 廊下。萩　不良仲間。
5. ⑴未亡人のこと、宮中に仕えた局から来たもので男に不自由しているの意。⑵〔犯〕長廊下のこと、局の部屋は長廊下を隔ててあつたから。
6. 廊下。〔香具師・不良〕
7. 廊下。「お局」は元来部屋のことであるが転じて廊下をいうようになつた。〔盗〕
8. 廊下のこと。

分類 不良仲間、犯罪者、盗賊、盗／犯罪、香具師／不良

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。