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おき (列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/19 09:07 UTC 版)

スーパーおき
山口線内を走行するキハ187系「スーパーおき」(長門峡駅 - 渡川駅間 2008年8月3日)
山口線内を走行するキハ187系「スーパーおき」
(長門峡駅 - 渡川駅間 2008年8月3日)
運行鉄道事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
列車種別 特急列車
運転区間 鳥取駅米子駅 - 新山口駅
経由線区 山陰本線山口線
使用車両
(所属区所)
キハ187系気動車後藤総合車両所
運転開始日 2001年7月7日
(前身の「おき」は1975年3月10日)
備考 2012年3月17日現在

スーパーおきとは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が鳥取駅米子駅 - 新山口駅間を山陰本線山口線経由で運行する特急列車である。1975年に特急「おき」として運転を開始し、2001年7月から現行の列車名としている。

本項では山口線で運転されていた優等列車の沿革についても記述する。

目次

概要

1975年3月10日山陽新幹線岡山駅 - 博多駅間が開業した際に、山陰地方西部と新たに山陽新幹線の停車駅となった小郡駅(現在の新山口駅)を結ぶ新幹線連絡列車として、鳥取駅・米子駅 - 小郡駅間で特急「おき」として運転を開始した。それまで山口線の優等列車は、山陰地方の西部から山口線経由で九州北部を結ぶ急行列車が運行されていたが、これの系統整理により誕生した山口線初の特急列車でもある。

列車名の由来

列車名は島根県の北方の日本海にある隠岐諸島に由来し、山陰本線の高速化事業の完成した2001年7月7日に新型振り子式車両を投入した際に、「スーパー」を冠したものである。

運行概況

2012年3月17日現在の運行概況は次の通り[1]

鳥取駅 - 新山口駅間 (378.1km) に下り2本・上り1本(3・4・5号)、米子駅 - 新山口駅間 (285.4km) に下り1本・上り2本(1・2・6号)が運転されている。

列車番号は運転線区で変更がなく、下りは号数+3000の奇数、上りは号数+3000の偶数である。そのため新山口駅が起点となっている山口線内では、下りが偶数、上りが奇数である。2008年3月15日から列車番号が変更され、それまでは1001D - 1006Dであった。

なお、鳥取駅 - 新山口駅間の 378.1km という走行距離は、日本国内の気動車特急としては第2位の長さである(1位は札幌駅 - 稚内駅間の「スーパー宗谷」「サロベツ」で、走行距離は396.2km)。

停車駅

鳥取駅 - (鳥取大学前駅) - 倉吉駅 - 米子駅 - 安来駅 - 松江駅 - (玉造温泉駅) - (宍道駅) - 出雲市駅 - 大田市駅 - (温泉津駅) - 江津駅 - (波子駅) - 浜田駅 - (三保三隅駅) - 益田駅 - 日原駅 - 津和野駅 - 徳佐駅 - 三谷駅 - 山口駅 - 湯田温泉駅 - 新山口駅

  • ( )内の駅は一部列車のみ停車。

使用車両・編成

2012年3月17日現在の編成図
スーパーおき
← 新山口
米子・鳥取 →
1 2
  • 全車禁煙
凡例
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

後藤総合車両所に所属するキハ187系(0・10番台)2両編成が使用されている。多客期は3 - 4両編成で運転される場合がある。普通車のみ連結されており、グリーン車は連結されていない。山口線内では振り子は非作動となる。

運転開始した1975年当初からは、関西 - 九州間で運転されていた特急列車の余剰となったキハ80系の6両編成が使用され、「はまかぜ」「まつかぜ」と共通運用であったが、翌1976年10月にはキハ181系に変更され、6両編成で運転されていた。しかし、運賃・料金の値上げもあり空席が目立ち、1982年にグリーン車の連結が廃止され、1986年には3両編成にまで減車された。

山口線優等列車概略

あきよし

1960年3月に山口県福岡県の利用債より運転を開始した準急列車で、山口駅 - 博多駅間で運転を開始し、山口県西部からの利用に便利であることから好評であった。運転開始当初はキハ55系気動車による4両編成であったが、1960年6月に「山陽」と共通運用になったことから、キロ25形が連結された5両編成に変更された。

1963年には美祢線経由で東萩駅発着の列車も連結されていた。1964年にはさらに運転区間が延長され、石見益田駅(現在の益田駅)・浜田駅 - 博多駅間に変更、1965年には九州内での運転区間が延長され、翌年に急行列車化された。九州内では、東唐津駅天ヶ瀬駅日田駅発着が設定されるなど、数年ごとに運転区間が変更されるなどして複雑な運転形態を取っていた。

つわの

山陽新幹線の博多駅開業によるダイヤ改正にあわせて1975年3月に運転を開始し、1980年10月に廃止されるまで小郡駅 - 浜田駅間などで運転されていた急行列車である。運転開始当初から一部の区間では普通列車として運転されており、全区間で急行列車として運転されたことはなかった。

日本国有鉄道が当初見込んだほどの利用客はなく、当時は山口線で優等列車が5往復運転されていたが輸送力が過剰になったため、廃止された。




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  1. ^ 『JR時刻表』2012年3月号、交通新聞社
  2. ^ 平成15年秋 ダイヤ改正インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年7月30日
  3. ^ 平成15年度【 冬 】の臨時列車の運転(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年10月16日
  4. ^ 在来線特急列車などの全席禁煙化ならびに在来線ホームの禁煙化の拡大について(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年3月26日
  5. ^ 平成22年春ダイヤ改正について (PDF)[リンク切れ] - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年12月18日
  6. ^ 平成22年春ダイヤ改正について (PDF)(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道米子支社プレスリリース 2009年12月18日


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