おきあがりこぼしとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > おきあがりこぼしの意味・解説 

おきあがり‐こぼし【起(き)上(が)り小法師】

読み方:おきあがりこぼし

達磨(だるま)の形などに作った人形の底におもりをつけ、倒れてもすぐに起き上がるようにしたおもちゃ不倒翁(ふとうおう)。おきゃがりこぼし。


NPO法人おきあがりこぼし

行政入力情報

団体名 NPO法人おきあがりこぼし
所轄 東京都
主たる事務所所在地 墨田区文花二丁目2番9号
従たる事務所所在地
代表者氏名 三浦 八重子
法人設立認証年月日 2012/02/08 
定款記載され目的
この法人は、精神障がいを持つ人が孤立せず、地域自分らしく生活していける為に支え家族関係機関の人たちと協力しながらより良い支援模索し精神障がい者自立自己実現をめざし、ひいては誰もが住みやすい街づくりにつながることを目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
閲覧書類
監督情報
解散情報
解散年月日  
解散理由  

おきあがりこぼし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 12:40 UTC 版)

木製のおきあがりこぼし

おきあがりこぼし(起き上がり小法師)は重心を利用した玩具である。国、地域によっては丸底人形roly-poly toytilting dollタンブラー、またはwobbly manなどと呼ばれる一般的には卵形の球面の底をした玩具であり、斜めにされても勝手に起き上がる。一般に中は空洞で、底の半球部分の中におもりがはいっており、重心は半球の中心より下にある。おもちゃを傾けたり倒したりすると重心が上がり、重力の位置エネルギーが最小となる平衡である直立方向に戻ろうとするが、勢いがつきすぎて行き過ぎてしまうために逆側の重心が高くなって再び重心を戻そうと直立方向に戻るという動きを繰り返し少しのあいだぐらつくが、やがて静止する。

昭和中期のセルロイド製の乳児用おきあがりこぼし

日本起き上がり小法師・一部のだるま・おきあがりポロンちゃん[1]ロシアневаляшкаnevalyashka、ネヴァリャーシュカ、"倒れないもの")やванька-встанькаvan'ka-vstan'ka 、"起き上がるイヴァン")、Playskool製のWeeble英語版のように、色々な外見のおきあがりこぼしが複数の玩具メーカーや様々な文化で作られてきた。

неваляшка(ネヴァリャーシュカ)

日本のおきあがりこぼしは、玩具の勝手に起きあがるという特徴から、成功する、不幸なできごとを乗り越える、不運から逃れることになぞらえている。[2]歴史的には中国から伝来し、室町時代頃には既に存在していたとされ、江戸時代天保15年に出版された「重修本草網目録啓蒙」には、京都府宇治市にある万福寺の隠元禅師を模して広まったと記述されている[3]

中国の伝統的なおきあがりこぼしは中が空洞の陶器製の太った子供の人形である。また「中国の民芸品には、舞台上で見られるような滑稽な官吏の形のおきあがりこぼしもたくさんある。官僚の非効率さや愚かさを揶揄したものである」。[4]

運動スキルが発達するころの小さな子供のためにおきあがりこぼしを勧める玩具メーカーもある。子供がたたいてもおきあがりこぼしは転がっていってしまうことがない。[5]

「Monsieur Culbuto」とよばれる公演がDynamogene劇場によって行われ、観客はおきあがりこぼしに扮した人とふれあえる。[6][7]

この人形は中がほとんど空洞で底の部分におもりがあるため(的で示した)重心が低くなっている。
人形が押されると重心が緑の線から橙色の線に高くなり、地面と接する点の上から重心が外れてしまう。

関連項目

参考文献

  1. ^ 真似できない職人技「おきあがりこぼし」ミツワ”. 産経ニュース. 2019年11月7日閲覧。
  2. ^ Kyburz, Josef A. (1994). “Omocha: Things to Play (or not to Play) With”. Asian Folklore Studies 53 (1): 15. 
  3. ^ 『定本 酒吞童子の誕生 もうひとつの日本文化』、2020年9月25日発行、高橋昌明、岩波書店、P109~111
  4. ^ Lang Shaojun (1997). “Traditional Chinese Painting in the Twentieth Century”. Three Thousand Years of Chinese Painting (New Haven: Yale University Press): 312. ISBN 0-300-07013-6. 
  5. ^ Fisher-Price - All About Play ... stages, toys & tips: Roly-poly bat-at toys”. 2004年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月30日閲覧。
  6. ^ Monsieur Culbuto | Mimos - Festival international des Arts du Mime et du Geste de Périgueux” (フランス語). Mimos Festival (2017年). 2018年9月3日閲覧。
  7. ^ Mr Culbuto english - Dynamogène”. Dynamogène. 2018年9月3日閲覧。

「おきあがりこぼし」の例文・使い方・用例・文例

  • おきあがりこぼしという玩具
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「おきあがりこぼし」の関連用語

おきあがりこぼしのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



おきあがりこぼしのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
内閣府NPOホームページ内閣府NPOホームページ
Copyright (c)2024 the Cabinet Office All Rights Reserved
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのおきあがりこぼし (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS