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うみねこのなく頃にの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/26 14:59 UTC 版)
うみねこのなく頃にの登場人物では、同人サークルである07th Expansionによって製作された同人ゲーム、『うみねこのなく頃に』『うみねこのなく頃に散』の登場人物について述べる。
以下の声優はドラマCD・アニメ・PS3版「うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~」において共通である(ただし収録スケジュールの関係などから、メディアによって一部声優が異なるキャラクターがいる)。
また、名前の横に*印が付けられた18人の男女は、六軒島大量殺人事件より後の時代の人々によって、「1986年10月4日から5日の間に、六軒島に滞在していた人物」と推測されている者たちである。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
目次 |
右代宮一族
右代宮家 当主
| 右代宮家 座席順 | |
|---|---|
| 序列 第1位 金蔵 |
|
| 序列 第2位 蔵臼 |
序列 第3位 絵羽 |
| 序列 第4位 留弗夫 |
序列 第5位 楼座 |
| 序列 第6位 朱志香 |
序列 第7位 譲治 |
| 序列 第8位 戦人 |
序列 第9位 真里亞 |
| 序列 第10位 夏妃 |
序列 第11位 秀吉 |
| 序列 第12位 霧江 |
|
- 右代宮 金蔵(うしろみや きんぞう)*
- 声:麦人 / 青年時代:小野大輔
- 右代宮家当主。元々は右代宮分家の出身だったが、本家が関東大震災で壊滅状態に陥ったため、当主に抜擢され自力で右代宮家を立て直した。多指症で両足の指が六本ある。右代宮の歴代当主の中でも名君と称えられた者に多指症が多く、誕生の際「名君の再来なのでは」と期待されていた。
- 魔女ベアトリーチェとの契約により、10tもの黄金を授かったと言われている。また、ベアトリーチェに心酔しており、再会を切望している。
- 書斎に入室許可があるのは使用人頭の源次か主治医であり親友でもある南條だけだった。
- 一年前から余命3ヶ月と宣告されており、先は長くない。しかし医者に止められているにも拘らず、酒を飲み続けていた。西洋かぶれが高じて、4人の子に西洋風の名前をつけ、孫たちにもつけさせた(ただし真里亞だけは楼座が命名)。昔は非常に賢明でユーモアに富んだ好男児だった。若い時の外見は戦人に似ている。
- 右代宮金蔵には魔術師としてゴールドスミス卿の姿が存在する(外見は変わりない)。金蔵が魔導書を書く時のペンネームでもある。
- 魔法的素質の全くないゴールドスミスは自分から魔法を使うことはできないが、召喚に関する技術は一品であり、人ならざる者たちを異界から召喚し、使役することができる。その力だけにおいてはベアトリーチェをも上回る。
- なお、本人の弁によるとゴールドスミスとは「金蔵」を英語風に読み替えたものでもあり、同時に「黄金を作り出す者」の意味でもあるらしい。
- ネタバレ
- 1985年の親族会議以前に死亡していたとされ、長男夫婦と源次、南條、熊沢、紗音、嘉音によって死亡隠蔽が行われていた。
- 第二次世界大戦中、ただの傀儡にすぎない右代宮家当主としての人生に疲れ切った金蔵は死を望み、今の六軒島に兵士として配備されていた。しかし、そこにイタリア(サロ共和国)の潜水艦が漂着したことで、そこに乗っていたベアトリーチェ・カスティリオーニ(通称:ビーチェ)と出会った金蔵は、彼女と恋に落ち生きる希望を抱く。潜水艦が隠し場所を求めて積んでいた10tの黄金を巡ってサロ共和国兵と日本兵との間で争いが起きたことで、島の日本兵で唯一の生き残りとなった金蔵は、同じくイタリア人で唯一の生き残りとなったビーチェを匿い、自分の愛人とする。ちなみに、インゴットの刻印であり右代宮家の紋章となった翼は、元はインゴットに刻まれたサロ共和国の国章にある鷲の刻印が荒くて片方の翼の部分しか見えなかった事に由来する。インゴッドを他人に見せる際、その荒い刻印を基にした翼の刻印を押し直して見せていた。
- その後、金蔵とビーチェの間には娘(名前はベアトリーチェ(和名不明))が生まれるが、ビーチェは産後の肥立ちが悪く命を落としてしまう。その哀しみから娘(九羽鳥庵のベアトリーチェ)をビーチェの生まれ変わりだと思い始めた金蔵はある時ついに過ちを犯してしまい、理御が誕生した。しかし、楼座との出会いをきっかけに外へ出た九羽鳥庵のベアトリーチェが事故で死亡したのを知らされた金蔵は、今度は彼女と自分の間の子である理御に「ベアトリーチェ」の生まれ変わりであることを求め、右代宮家の当主にするべく夏妃に預ける。
- ところが、理御は夏妃に崖から落とされてしまい、それを知らされた金蔵は三度も最愛のベアトリーチェを失ったショックにより、ベアトリーチェを蘇らせるため、自分の書斎に閉じこもりオカルト趣味(黒魔術)に没頭するようになる。その後は書斎に入室許可があるのは使用人頭の源次か主治医であり親友でもある南條だけだった。
- EP7にて長い時間をかけ、かつて自分が犯してしまった過ちを悔いるようになった金蔵は、密かに生き延びていた理御が使用人・ヤスとして六軒島で働いており、更に最初に自分の掲示した碑文を解いたということを知り、親子としての再会を果たし静かに世を去っていった 。
- 金蔵の本妻
- 故人。金蔵の本妻であり、蔵臼たちの母親で、名は不明。
- 金蔵に浮気相手がいることを疑っていた。
長男一家
- 右代宮 蔵臼(うしろみや くらうす)*
- 声:小杉十郎太
- 金蔵の第1子で長男。濃い緑色の瞳に、茶褐色の髪を七三に分けた濃い顔が特徴。金蔵が書斎に引き篭もり怪しい実験を繰り返している今、実質的に彼が当主代行として右代宮本家を管理している。父の西洋かぶれに対抗して、アジア諸国について詳しい。
- 父のように大きな経済的成功を収めようと考えているが、事業活動のほとんどが時代を先取りしすぎた所為で失敗に終わっており、かなりの損失を被っている。中にはしばらく待てば成功を容易に収められるような事業もあったが、生来の気の弱さと自分の能力を信頼しきれない点から事業の早期撤退をする癖が災いして、悉くチャンスを逃している。現在はリゾート開発に莫大な投資をしており、これからのバブル景気の到来によって絶大な収益を上げると予測している。前述の通り何度も事業で失敗しているため、威厳だけでも当主として振舞おうと考え、幼い頃から弟や妹にも高圧的に接している。さらに、弟や妹たちに金蔵の遺産を独り占めするのではないかと疑われており、兄妹仲は悪い。しかし、幼い頃に弟妹たちを苛め抜いたことを後悔しており、彼らの憎しみを生涯背負っていくことを決意している。また、彼なりに家族を想っており、右代宮家がいよいよ危険な状況になれば夏妃と縁を切ることによって妻子を救おうとしたり、また、使用人に対しても、嘉音に対していつも金蔵の世話で苦労しているだろうと思い2人きりの時などは親しい友人のように接していたりするなど、根は良心的な人物である。
- ネタバレ
- 『EP5』で実は金蔵の黄金の遺産を担保にしていて、ほかにも法に触れる問題を起こしてしまい親族達にそれを悟られたくない為に夏妃の提案で郷田を除いた使用人たちと共に金蔵の死亡を隠蔽することを決意する。EPが進むことにその事で焦りだす様子が見られる。
- 右代宮 夏妃(うしろみや なつひ)*
- 声:篠原恵美
- 蔵臼の妻。高潔で義理堅く自尊心も強い。
- 次期当主の妻として、金蔵の孫を一日も早く授かることを最大の役目として嫁ぎながら、12年もの間子供を授かることが出来ず、その間、辛い境遇に置かれていたことがある。右代宮の血を引かないことから片翼の鷲を身に付けることを許されておらず、夫の妹である絵羽との仲は険悪である。
- 夫が専らビジネスばかりにかまけているため、家の切り盛りや使用人の管理、朱志香の教育まで全てを主導している。しかしその熱心さが災いして、現在反抗期の真っ只中である朱志香とは仲が良いと言える状態ではないが、決して娘を嫌っている訳ではなく、むしろ朱志香には女として幸せになって欲しいと願っている。生まれつきの頭痛持ちでいつも頭痛に悩まされており、いつも気難しい表情を浮かべている、また夫とは違い若く年季が短いのにも関わらず片翼の鷲を纏うことの許されている使用人の紗音と嘉音を嫌っている。
- 金蔵に心酔しており、実の両親以上に慕っていた。また、蔵臼の妻として生涯ついていく覚悟を持っており、いかなる苦境に立たされようとも彼を支えていこうと思っている。
- 公式ホームページにおける人気投票では上位に食い込むことが多い。
- ネタバレ
- 実は金蔵の死亡を隠蔽している一人。
- かつて、なかなか子を産めずに苦悩していた際に金蔵から理御を授けられるも、後継者を産むという長男の嫁としての役目を果たせず、また尊敬する金蔵にその役目を期待されなくなったという哀しみや憤りを抑え切れず、理御を崖から突き落としてしまう。
- 右代宮 朱志香(うしろみや じぇしか)*
- 声:井上麻里奈
- 蔵臼・夏妃の娘。戦人と同級生にあたる18歳の高校3年生。ウェーブのかかった髪をポニーテールにして結んでいる。活発な性格で、高校では生徒会長を務めており、バンド活動もしている。生徒会長になる気は無かったが、夏妃に言われて立候補したら人気者だったので当選してしまった。蔵臼の次の当主候補者だが、男尊女卑の右代宮家では女性は当主になることができないため、実際は彼女の夫が次期当主となる。ただし、理御が長男夫婦の子として存在する世界においては、朱志香は蔵臼・夏妃の第二子となり、理御が次期当主を継承する。
- 反抗期の真っ只中であり、母親である夏妃から令嬢らしい言葉使いを強要された結果、それらの反動で男勝りな性格・言葉使いをしている。そのため夏妃から言葉遣いを指摘されることが多く、表面上、親子仲は良くないが、頭痛に悩まされる夏妃にお守りを渡したり、蔵臼の苦しい立場を理解して、彼のように家族を守れるようになりたいと思っている。
- また、生まれつき気管支が弱く、突発的に喘息の発作を起こすことがある。
- 使用人の嘉音に対して恋心をもっている。
- ネタバレ
- EP7で、喘息発作はかまってほしい時や場の悪い空気を変えたい時にわざと咳き込んでいたのが癖になってしまったもので、本当に喘息というわけではないことが判明。
- 右代宮 理御(うしろみや りおん)
- 声:川澄綾子
- 詳しくは、ベアトリーチェの正体の項目の「右代宮 理御」へ。
長女一家
- 右代宮 絵羽(うしろみや えば)*
- 声:伊藤美紀
- 金蔵の第2子で長女。長い間兄夫婦に子供が授からなかったため、半ば強引に秀吉を婿養子にして右代宮家に留まる。
- 快活な性格だが、強欲かつ陰湿な一面も持ち合わせており、白黒をはっきりさせたがる一方、自分の意に沿わせるための強引な言動が多い。格闘技に長けている。兄の蔵臼を敵視し、ほぼ全ての事柄で対立する。また夏妃に対しても兄の妻であることに加え、右代宮の血を引いていないと見下しているため不仲である。息子の譲治をいずれ当主にしようと考えているため、譲治と使用人である紗音が交際することを良しとしていない。秀吉と譲治を命よりも大切に思っており、それが原因で冷静さを失ってしまうことも。料理が得意で、秀吉に「台所の魔女」なるあだ名をつけられている。
- ネタバレ
- 唯一生き残って右代宮財閥当主となっているが、夫と息子を失った痛みから、唯一の近縁者の縁寿を憎み虐待する。病の床に臥し、死の間際に不幸を背負わせるために縁寿を当主にする。
- しかし、縁寿に対して酷く接していた理由は単なる憎しみだけではなく、真実が縁寿にとって辛いものであるがゆえに、それを隠すことで彼女の心を守るという意図もあった。そのため、縁寿との心のすれ違いにより狂気に取り付かれるようになってしまったとはいえ、元々は縁寿のことをとても大切にしていた。
- また、事件から生き残った後に「一なる真実」という六軒島事件の真実が書かれた絵羽の日記が存在していたことが判明した。日記は縁寿に読まれ、その後の縁寿の行動に影響をもたらしている。
- EP3の物語では、碑文を解き黄金を発見するが、その余りの眩しさに狂気に取り付かれエヴァ・ベアトリーチェを生み出し、結果的に殺人に手を染めてしまう。
- 右代宮 秀吉(うしろみや ひでよし)*
- 声:広瀬正志
- 絵羽の婿養子。戦争で身寄りを全て失い、裸一貫から外食チェーン運営会社の経営で成功を収めた人物。婿養子として入った右代宮家を新たな家族として素直に親しんでいる。陽気な人柄でしばしば荒れた場を直そうとする。また、狂っていなかった頃の金蔵にも気に入られていた。
- 普段は「印象に残りやすい」という理由でオリジナルの関西弁を話すが、関西人の前では恥ずかしいからと標準語に戻すこともある。
- 陰湿な面が目立つ親族一同の中では非常におおらかな性格で良識人として振舞うが、会社が乗っ取りの危機に瀕していることもあって、金が絡むとやはり右代宮家の一員らしい強欲さを出す。
- 右代宮 譲治(うしろみや じょうじ)*
- 声:鈴村健一
- 絵羽と秀吉の息子。年齢は23歳と金蔵の孫の中では唯一成人している。大学に通いつつ秀吉の経営する会社の元で見習いをしており、父を尊敬している。勤勉で人当たりの良い青年。
- 戦人とは対照的な性格の持ち主で、ストレートに感情を出すことは少ないが、母同様に格闘技に長けており足技が得意。親族の間では「成績不良で口も悪い朱志香よりも成績優秀で好青年の譲治の方が跡継ぎにふさわしい」と言われているが、尊敬している父のように自力で出世したいと考えているため、跡継ぎに対してのこだわりはない。使用人の紗音とは以前より交際をしており、彼女のためなら世界の全てを敵に回す覚悟があると豪語している。
次男一家
- 右代宮 留弗夫(うしろみや るどるふ)*
- 声:小山力也
- 金蔵の第3子。前妻の明日夢とは6年前に死別したが、直後に霧江を後妻とした。
- 女好きで軟派な性格。胡散臭い隙間産業で財を成しているらしく、そのためいつか後ろから刺されるだろうと噂されている。兄の蔵臼との仲は良好ではなく、蔵臼に対しては彼を嫌っている絵羽と共闘することが多い。戦人とは6年間断絶状態にあったが彼に対する愛情は本物であり、彼が家に戻ってからは不器用だが父親として再び友好な関係を築こうと彼なりに努力している。
- ネタバレ
- 正妻に決まっていた明日夢が死産し、愛人である霧江が無事に出産したとなれば様々なトラブルが起こるため、医者を買収して戦人が霧江の息子であることを隠し、無事出産できたのは明日夢の方であると嘘をつかせていた。そのことについて本人も若気の至りで済ますには余りに重すぎる罪だと自覚しており、真実を告げた時には霧江や戦人に殺されても文句は言えないと考えている。
- episode7のお茶会では、彼が親族間の内輪揉めを好機と見た霧江と共に六軒島大量殺人を行う様子が描かれているが、自分の息子ではない戦人は説得できなければ殺しても構わないと言う霧江に対し、これが終わったら二度とそんなことを言うなと釘をさしている描写がある。
- ベルンカステルが告げる真実の話では霧江と戦人と共に犯行をしていく。
- 右代宮 霧江(うしろみや きりえ)*
- 声:田中敦子
- 留弗夫の後妻。戦人の義母。留弗夫と結婚したのが遅く、戦人が母親と呼ぶ気になれなかったため、戦人からは「霧江さん」と呼ばれているが、姉のように慕われている。自身に対して揺ぎない自信を持ち、知的で行動力のある女性だが、私益を見失わないドライさと激しい情動を内に秘めている。ちなみに縁寿は今回の会合では病気のため実家に預けている。夫の手綱を握っており、留弗夫との結婚と同時に彼の女性関係を次々と清算した。
- 過去にゲーム理論に没入していたため、その筋の本を読みつつ自分なりに解釈して“チェス盤をひっくり返す”という持論を形成した。
- 留弗夫を寝取られたことで、明日夢に強い嫉妬心を抱いていた。旧家である須磨寺家の出身で、生家の家督を継ぐ立場にあったが、留弗夫の子(縁寿)を宿し、右代宮家に嫁入りをしたことでその立場を放棄した(須磨寺家側としては右代宮の財力に惹かれ、霧江の嫁入りを認めている)。これにより須磨寺家の家督は霧江の妹である霞に押し付けられてしまったため、霧江とその家族は霞に深く憎まれている。
- ネタバレ
- episode7のお茶会では、親族間の内輪揉めから冷徹な本性を現した彼女が、「ベアトリーチェ」の計画とは違う六軒島大量殺人を実行していく様子が描かれており、実の娘である縁寿を夫を縛っておくための道具だと言い放った。
- 実は、戦人の実の母親だったことが留弗夫の告白によって判明した。
- 右代宮 戦人(うしろみや ばとら)*
- 声:小野大輔
- 本作における、シリーズを通しての主人公。18歳でまだ大学生にはなっていない。留弗夫譲りの長身であり、身長は譲治よりも10cm以上高く180cm以上ある。性格は猪突猛進、無鉄砲だが、他人の心の痛みが分かる感受性も持ち合わせている。父に似て女好きで軟派な面があるが、好色な父親への反発もあって今は恋より友人関係を優先している。
- 大の乗り物嫌いであり、乗り物酔いはしないが墜落事故や海難事故を恐れる。母親を亡くした後、喪が明けない内から再婚した父親に反感を抱き、家出し6年間亡き母の実家の世話になっていた。しかし実家の祖父母が相次いで死去したため、6年ぶりに元の家族に戻ってきた。父親に対する不満は完全には消えていないが、土下座までして戻ってくるよう訴える父親の姿を見たこともあり、許そうと努力している。霧江の「チェス盤をひっくり返す」という理論には感銘を受けており、ことあるごとにその発想術を使っている。
- 「探偵役」としての戦人は、他人に感情移入しやすい性格が祟って「親族や使用人の中に殺人犯なんていてほしくない」という気持ちが先走りしやすく、それが推理を鈍らせる傾向がある。魔女はその戦人の弱みを容赦なくついて論戦を仕掛けてくるため、メタ世界の推理バトルは戦人にとっては不利なものとなりやすい。
- 口癖は「ダメだな•••ああ、全然ダメだぜ!」 ネガティブやポジティブの時にも使う。またクサい英語の決め台詞や冗談を、後先考えずに使う悪癖が幼い頃からあったらしい。
- episode5終盤のメタ世界では、ベアトリーチェの魔法を継承し、魔術師となったバトラが存在する。二つ名は「黄金の魔術師」または「無限の魔術師」。後見人はラムダデルタ。episode6のゲームマスターを務めた。ワルギリアやロノウェらを従え、新たなるゲームマスターとしてヱリカと戦った。「黄金の剣」を用いることで、赤と青の二つの真実を使用でき、さらには赤で証明できないことも証明できるゲームマスターの特権である「黄金の真実」を使う。
- ネタバレ
- 留弗夫と前妻・明日夢の息子と前提されていたが、実際は霧江の実子であった。
- episode8でベルンカステルが用意したゲームでは、霧江、留弗夫と共に六軒島大量殺人事件の犯人として設定されており、彼等と共に六軒島の事件の真犯人と思わせる旨趣がされている。
- 物語の一つの結末、いわゆる「魔法END」と呼ばれる世界では、九羽鳥庵に続く地下道に逃れ生還した絵羽と同じように、戦人も1986年10月6日の午前0時に起きた六軒島大爆発事故から生還していたことが明かされる。戦人は島の反対側の隠し屋敷に続く地下道を渡って潜水艦基地の方へ逃れ、そこに停めてあったモーターボートを使って海へと出るが、途中、転覆をしたのか海へと落ちてしまい、そのままどこかの島へ漂着を遂げる。
- その後、意識が朦朧とした状態で彷徨っていた戦人は交通事故に遭ってしまい、道端に倒れているところをミステリー作家の八城幾子に助けられる。だが、交通事故の影響で記憶障害に陥った戦人は自分が何者かが解らなかった。結果、戦人は幾子に「十八」という新しい名を与えられ、彼女と同居することになる。元々ミステリー好きであった十八は幾子の作った小説を読み、感想を求められる内に才能を開花させ、幾子の小説の構成役として幾子と二人で「八城十八」という一つのペンネームを名乗るようになる。
- それから数年をかけて十八は戦人であった頃の記憶を取り戻していくが、その時既に「十八」としての人格が確立されていた彼は、事故の後遺症の影響もあり、どうしても「右代宮戦人」の記憶を自分のものとして受け入れられず、自らの存在を統一できなかった。「右代宮戦人」という他人の人格が自分(十八)の人格を塗り潰してしまうのではないか、という恐怖に苛まれ続けた十八は発作的に自殺未遂を起こしてしまったことで車椅子生活を余儀なくされ、生き別れた妹の縁寿と再会することもできなかった。
- それからまた数十年後、有名作家の寿ゆかりが縁寿であることに気付いた十八は一大決心し、出版社を通して幾子も含めた三人だけで会える場を設けてもらい、とうとう縁寿と再会を果たす。自分の今までの経緯と事情を縁寿に告げた十八は、数日後に縁寿が復興させた「福音の家」に招かれる。そこで、数十年をかけて「縁寿の元に帰ってくる」という役目を果たした十八の中の「右代宮戦人」は黄金郷に招かれ、ようやくベアトリーチェとの再会を果たした。
- 十八が戦人としての記憶を取り戻した際、島からボートで脱出してから他の島へ漂着するまでの記憶だけはどうしても思い出せなかったが、本編のラストでは「六軒島事件から生き残った戦人(後の十八)」と「メタ世界でベアトリーチェとの戦いを終えた戦人(バトラ)」を重ねる形で、六軒島を脱出した直後の様子が描かれている。ベアトリーチェ(ヤス)を半ば強引にボートに乗せた戦人は、彼女に生きて罪を償うよう訴えるが、数々のゲーム盤で人を殺めたという罪の重さに耐えかねたベアトリーチェは海へ身を投げてしまう。戦人もまた、彼女の後を追うが、海の底は闇そのものだった。気を失い、一度は掴んた手を離してしまった戦人だが、その心だけは決してベアトリーチェを離そうとしなかった。やがて戦人の身体は海面へ浮き上がり、海中に残された戦人の心とベアトリーチェは永遠に一緒に居ることを誓いながら深淵の闇の底へと落ちていった。
- 右代宮 縁寿(うしろみや えんじぇ)
- 声:佐藤利奈
- 留弗夫と霧江の娘で、戦人とは腹違いの妹に当たる。戦人とは付き合いが浅いにも関わらず仲が良く、戦人にもらったゲームセンターの賞品である髪留めを大事に持っている。年の近い従姉の真里亞を「真里亞お姉ちゃん」と呼び、その魔法を見て尊敬と好意を持っていた。
- 1986年当時は6歳。霧江によると病弱な体質であり、いつも季節の変わり目に風邪をひく。そのため、親族会議の日は体調不良で霧江の実家に預けられていた。それゆえ、六軒島大量殺人事件が起こった場合「常に孤独になる」運命である。
- episode3およびepisode4で描かれる「親族会議の日より後の世界」では、事件を唯一生き残った絵羽に引き取られ虐待される人生を送る。絵羽の策略により、縁寿と親しくなる者が現れないように常に護衛がつけられていたので、同世代の学友の畏怖の対象となり、“魔女”と噂され家族や友人もなく斜に構えた少女時代を送る。幸薄く、心も荒んでいるため、常に莫大な現金を持ち歩いていて、露払いにバラ撒く悪癖がある。また幼い頃に影響をうけたせいか、戦人と同じような口癖が出ることも多い。
- 右代宮縁寿は魔女エンジェという存在でもある(外見は変わりない)。「黄金」「無限」「反魂」の三つの称号を持つにも関わらず、魔女と魔法を否定するためにベアトリーチェと対決する「魔女狩りの魔女」。
- 縁寿は幼い頃にマリアから魔法の手ほどきを受け、魔女同盟マリアージュ・ソルシエールの一員となったが、ひょんなことから魔法を否定し馬鹿にする発言を行ったため、同盟から破門される。六軒島事件の後、絶望にくれていた縁寿は真里亞が残した日記の中でマリアと再会し、魔法修行を再開。原初の魔女見習いとなるが、魔法の力は現実の自分を救ってくれないことに絶望しまたも魔法を否定する。それから数年後の1998年。右代宮最後の生き残りである縁寿は右代宮のあらゆる財産と権利を継承する。この時「黄金と無限の魔女ベアトリーチェ」の名も継承され、彼女は三度魔女となった。継承の後見人はベルンカステル。
- 1998年世界では彼女の魔力は減衰していたが、真里亞との記憶から真の魔女として開眼し、煉獄の七姉妹を家具として呼び出せるようになる。そして、六軒島大量殺人事件の真相を巡る旅を通じて「魔法とは何か」を完全に理解し、最終的に魔法の存在を肯定するに至った。
- 数奇な運命の中で魔法の素晴らしさを知り、そして魔法の空しさも同時に悟った彼女は、魔法を肯定しながらも魔女の敵に立つことができる唯一の存在である。
- episode4ではメタ世界でも18歳の姿で登場し、戦人の推理をサポートしている。ただし「メタ世界で正体を明かさない」というラムダデルタとの誓約のため、戦人に対して「グレーテル」という偽名を名乗っている。勿論、その名前の由来はいうまでもなくヘンゼルとグレーテルに登場する妹の名前。
- episode6では1998年の縁寿が八城十八と面会する「あり得ない記憶」に迷い込むと同時に彼女もまたフェザリーヌの館へと誘われ、彼女の新しき「巫女」としてバトラの紡いだ物語を朗読する役目を担うことになる。
- episode7では終盤で理御と共に謎の劇場に迷い込み、ベルンカステルが「真実」と主張する物語を見せられることになる。
- ネタバレ
- 戦人とは腹違いではない、実の兄妹である。
- 物語の一つの結末、いわゆる「魔法END」と呼ばれる世界では、1998年にビルの屋上からの飛び降りをやめ、小此木に右代宮グループを後継させることでグループ内の派閥闘争と須磨寺家等の介入が起こる危険性を避けた。結果、小此木が暗躍する可能性もなく、全てが丸く収まる。小此木は縁寿に以前、「愛がなければ視えない」と諭した人物。縁寿はIFの世界で戦人に教えてもらったことを心に置き、絵羽への憎しみをなくし、自分の第二の母親であることを認め、上記のように至った。縁寿はこれから作家への道を辿ることを決意し、小此木が最も信頼する運転手、天草に海が見える南の島へと連れて行ってもらう。
- 数十年後、縁寿は寿ゆかりと名を変え、『さくたろうの大冒険』というシリーズで有名なファンタジー小説家となっていた。印税の殆どは恵まれない子供たちへの支援金とし、いくつかの養護施設の理事長を務めている。そして縁寿はついに十八として生活していた戦人と再会を果たすが、事件後に患った記憶障害の影響により彼は縁寿の知る兄ではなくなっていた。
- 自分が待ち望んでいた兄がもう帰ってこないことを理解した縁寿は、十八に会うのは次で最後にしようと決心し、彼を「福音の家」へと招待する。そこは金蔵が実質的に運営していた恵まれない子供たちのための福祉施設であったが、六軒島の事件をきっかけに右代宮家の援助が途切れ、一度は閉鎖されていた。その「福音の家」を、寿ゆかり(右代宮 縁寿)は子供たちに未来を信じる心と未来を紡ぐ幸せを見つける“魔法”を教える魔女の学校として、再興させていた。
- 物語のもう一つの結末いわゆる「手品END」と呼ばれる世界では、1998年に六軒島へ向かう船上で、小此木に自分の殺害を命じられていると判断した天草と、須磨寺家に買収された可能性の高い川畑船長を天草の荷物から見つけた拳銃で撃つ。縁寿は、二人が裏切っていることを確信して殺したように、自らの信じる「真実」を貫き通すことで未来を切り拓くことを決心する。そんな彼女の前にベルンカステルの僕の古戸ヱリカが現れる。縁寿は自らの推理で戸惑いを隠せなかった天草の顔を見て快感を覚えたようだ。それを見たヱリカは「グッド!」と共感の意を示した。
- 右代宮 明日夢(うしろみや あすむ)
- 留弗夫の前妻。6年前に他界したが思いやりの心を持った人物だったらしく、それは息子である戦人にも受け継がれている。しかし、霧江の記憶では、留弗夫の子の妊娠を理由に強引に結婚にこぎつけたという経緯があり、強かさも併せ持つ。極度の乗り物嫌いであったらしく、戦人にも見受けられる。
- ネタバレ
- 実は、戦人を産んだのは霧江であり、明日夢の赤子が死産していた。
次女一家
- 右代宮 楼座(うしろみや ろーざ)*
- 声:小清水亜美
- 金蔵の第4子。亜麻色のストレートの髪で姫カットが特徴。他の兄弟とは大きな年の差があるため、親族会議などでの発言力はかなり劣っている。デザイン会社を経営。
- 当主の金蔵曰く「どこの馬の骨とも知れぬ男」と結婚し娘の真里亞をもうけるが、夫は蒸発してしまい、現在はシングルマザー状態。楼座は籍を夫の方には入れてないらしく右代宮姓を名乗り続けている。
- 蔵臼対絵羽・留弗夫の間で板挟みになることが多く、その度に曖昧に取り繕っている。真里亞に対しては教育熱心で、同様に娘の教育に熱心な夏妃とはささやかではあるが交流がある。娘がオカルト趣味や幼児言葉が抜けないことに真剣に頭を抱えている。兄姉たちから虐げられた記憶、シングルマザーとしての重圧、魔女を信奉する真里亞への嫌悪感、娘を愛さなければという義務感など様々な感情に苛まれており、良き母でありたいという思いとは裏腹に、真里亞の不気味な言動に激昂して虐待といえるレベルの躾を行ってしまうことがある。
- 右代宮 真里亞(うしろみや まりあ)*
- 声:堀江由衣
- 楼座の娘。9歳。年の割りに言動が幼く、「うーうー」が口癖。素直な性格で、戦人の嘘も平気で信じてしまう傾向はあるものの、比較的知能が高い。
- 勉強や友人に関心はないが、趣味であるオカルトに関する知識は豊富。知識を披露する場合「きひひひひ」という笑い声と共に饒舌になることが多い。ベアトリーチェの熱心な信奉者で一緒に遊んだことさえあると言い、ベアトリーチェの存在を否定されると極度に怒る。金蔵と同じくオカルトや黒魔術が趣味だが、金蔵からは毛嫌いされている。
- 右代宮真里亞には魔女としてマリアの姿が存在する(服装のみ変わる)。無から有を創造できる「原初の魔女」。眷属としてさくたろうを創り出した。
- 魔法について凄まじい素質を持ち、ベアトリーチェに見込まれてベアトリーチェと魔女同盟マリアージュ・ソルシエールを結成する。マリアの魔法は世の中を全てポジティブに考えることができる幸せの魔法であり、マリアージュ・ソルシエールの魔法もかつては人々を幸せにする魔法を作り出していた。しかし、真里亞が楼座から虐待を受け続けたことからマリアージュ・ソルシエールは変質。いかにして他者を傷つけることができるかという黒き魔法の研磨に執着するようになる。
- 真里亞は魔法についての様々なことを日記に残しており、六軒島事件の後は縁寿がそれを所有している。縁寿は真里亞の日記を読むことで、その日記の中のマリアと邂逅することができる。その魔女マリアは黒く染まる前の白き魔女として現われ、外見こそ9歳の右代宮真里亞ではあるが、幼児性があまり強調されていない少女として描かれている。日記の魔女マリアは縁寿にとっては導き手にして師匠である。
使用人・主治医
- 呂ノ上 源次(ろのうえ げんじ)*
- 声:船木真人
- 右代宮家に仕える使用人たちのリーダー(使用人頭)。
- 寡黙かつ無口であり、右代宮家に対する忠誠、特に金蔵に対する忠誠心も非常高い。
- 屋敷が建った当初から右代宮家に仕えている最古参の使用人で、金蔵から最も信頼されている人物。逆に蔵臼夫妻からはスパイ扱いされ疎まれている。紗音や嘉音にとっては父親のような存在。
- ナイフ投げに習熟している様子が描かれており、暴れる人間の手や舞う蝶を一撃で壁に縫いとめ、仕留める程の腕前である。
- ネタバレ
- 金蔵の死亡隠蔽をしていた一人。
- 理御が夏妃から崖へと落とされた際、理御を間一髪助けたのが源次である。その後、金蔵と九羽鳥庵のベアトリーチェの間に起こった過ちが金蔵と理御の間に繰り返されることがないよう、理御を児童施設の「福音の家」に預け、金蔵には理御が死亡したと嘘を伝えていた。理御が六軒島に帰ってくると金蔵に知られないように理御をヤス(安田)と改名して使用人として暮らせるように手配していた。
- ヤスを真の当主と認知している。
- 実は、右代宮家当主となるまでは台湾(当時は日本領土であった)で暮らしていた金蔵の現地の友人で、台湾出身の日本人である。台湾での身分は高く上流階級並みだったが、敗戦により情勢が不安定になり、家族を全て失ったものの金蔵の助けでなんとか日本に逃れた。このことから金蔵に恩を感じ取り金蔵の使用人として働くことになった。台湾に住んでいた頃は非常にやんちゃな性格で、金蔵の悪友だった。
- 紗音(しゃのん)*
- 声:釘宮理恵
- 右代宮家に仕える使用人の少女。16歳。
- 金蔵が莫大な援助を行っている孤児院「福音の家」の出身者。本名は「紗代」(さよ)。
- 朗らかで優しい性格のため、仕事が入っていない時間は年の近い戦人たちと遊んだり喋ったりすることも多い。
- 幼い頃から10年も使用人として右代宮家に仕えているにも拘らず、食事の名前や材料を聞かれても答えられないなど些細なミスが多い。譲治とは以前から交際をしており、相思相愛の関係である。夏妃からは冷たく接されている。
- episode7では後述のヤスの福音の家時代からの先輩として登場するが、「使用人の入れ替わりによってヤスが福音の家の使用人の中で一番の古参となった」と明言されたあとも彼女だけはヤスと一緒に働いているなど、彼女が元々はヤスが生み出した架空の人物であったことを示す描写が数多く存在する
- ただし、ヤスと紗音の関係については明確には明かされておらず、創作上におけるヤスの姿が紗音でありヤス紗音は同一人物である(現実世界で譲治と交際していたのはヤスであり、ヤスと紗音の会話は自問自答の様子を脚色したもの)とする説や、完全な架空の人物とする説、ヤスの中に多重人格の人格の一つとして存在する説など、様々な仮説が存在している)。
- 「最終考察 うみねこのなく頃に散」に掲載された竜騎士07とKEIYAの対談では、ヤスがEpisode7で自らを「恋をすることもできない体」と表現したことについて「紗音は(自分が「恋をすることもできない体」であることを)打ち明けられなかった、打ち明けたら嫌われると思った」「譲治の描く結婚後の未来像が彼女を苦しめていた」と、ヤスと紗音をほぼ同一の存在として扱う表現がされている。
- 作中では、人間でない金蔵の家具として描かれることもある。非常に強力な結界を展開することができるが、魔女の家具には及ばない。
- 嘉音(かのん)*
- 声:小林ゆう
- 右代宮家に仕える使用人の少年。16歳。唯一人、赤い帽子を被っている。
- 紗音同様「福音の家」の出身者で、血縁関係ではないが彼女を姉と慕う。本名は「嘉哉」(よしや)(実際には本人が名乗っただけなので、真実の名前とは限らない)。
- 無口・無表情で、紗音とは対照的にあまり戦人たちとは喋らない。
- 右代宮家に仕えて3年目。源次には黙々と仕事をする勤務態度が気に入られており、金蔵からある程度の信頼を得ている数少ない人物の一人。
- 物心がつく頃から使用人としてすごしてきたため、自由な生き方には懐疑的。自らを人間ではなく「家具」であると称しており(「家具」の呼称は紗音・源次にも認められている)、それが朱志香などには人生への諦観として聞こえている。ベアトリーチェに対しては敬意と同時に敵意も抱いている。自らは否定しているが、朱志香に対して恋心をもっており相思相愛である。なお蔵臼からは友人のように接されているが夏妃からは冷たくされている。なお嘉音自身も上記の理由から夏妃に「地獄へ堕ちろ」と陰口を叩いている。
- 作中では、人間でない金蔵の家具として描かれることもある。高い戦闘能力を持つが、魔女の家具には及ばない。
- 郷田 俊朗(ごうだ としろう)*
- 声:上別府仁資
- 使用人の一人である料理人。勤続期間は2年目になる。元大手ホテルのレストランのシェフで、料理の腕前は超一流。
- その向上心ゆえ、片翼の鷲を許された使用人たち(特に若い紗音や嘉音)に対し、彼らに比べて勤続年数が浅いにも拘らず優位に振る舞おうとする。
- ネタバレ
- 1986年の親族会議に参加している使用人たちの中では、金蔵が既に死亡していることを長男夫婦から事前に知らされなかった唯一の人物。
- 熊沢 チヨ(くまさわ ちよ)*
- 声:羽鳥靖子
- 右代宮家で家事を手伝うパートタイマー。80歳近い高齢で、何度も退職と復帰を繰り返している。紗音や嘉音にとっては母親的存在。
- 喋り好きで明るい性格だが、面倒な仕事が来ると腰が痛い等を理由にサボるなど、面倒臭がりな一面がある。しかし、夕飯時に紗音がデザートのソースの材料は何かと聞かれて答えられず困っている所に、「それは鯖である」と茶化しながらも助け舟を出すなど、人の立場を察することのできる人物。また、このような“鯖”を題材とした冗談は熊沢の十八番であり、一族の間ではこれが親族会議での定番のジョークとなっている。
- また、怪談話をでっちあげて子供た怖がらせるのが大好きという困った癖があり、「夜の右代宮家には魔女ベアトリーチェが闊歩していたずらを繰り返している」という子供じみた怪談をはじめに語った張本人。
- 紗音や嘉音といった福音の家出身の使用人には慕われており、嘉音曰く「母のような存在」。
- ネタバレ
- ヤスの事情を知っていることから、事件で裏からヤスに協力している一人。
- 金蔵死亡隠蔽の協力者。
- 南條 輝正(なんじょう てるまさ)*
- 声:石住昭彦
- 金蔵の主治医を務める老紳士。おおらかな性格で、金蔵の友人であり、使用人を除いて面会を許される唯一の人物。病院は息子の雅行に譲っており、のんびりと余生を送っている。
- ネタバレ
- ヤスが起こす事件では常にヤスの共犯者である。
- 金蔵死亡隠蔽の協力者。
- 金蔵と出会ったきっかけは、金塊を巡る争いで負傷していたベアトリーチェ・カスティリオーニを金蔵が南條の医院にかつぎこんだことから。西洋趣味が共通することから話があい、チェスを通じて仲良くなった。現在でも金蔵はよくチェスを行っている。
その他の使用人
ネタバレ 煉獄の七姉妹のモデルになった人物たち。
- 瑠音(るおん)
- 声:斉藤佑圭
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、福音の家出身。
- 紗音とヤスが右代宮家に来た時点で、すでに2年前から務めている先輩使用人。後に、使用人たちの入れ替わりで、右代宮家から辞めて去った。
- 容姿が煉獄の七姉妹のルシファーに酷似している。
- 恋音(れのん)
- 声:米澤円
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、福音の出身。
- 紗音とヤスと同時期に右代宮家に務めている先輩使用人。後に、使用人たちの入れ替わりで、右代宮家から辞めて去った。
- 容姿が煉獄の七姉妹のレヴィアタンに酷似している。
- 玲音(さのん)
- 声:日笠陽子
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、福音の家出身。
- 紗音とヤスと同時期に右代宮家に務めている先輩使用人。後に、使用人たちの入れ替わりで、右代宮家から辞めて去った。
- 容姿が煉獄の七姉妹のサタンに酷似している。
- 礼音(れいのん)
- 声:吉田聖子
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、福音の家出身。
- ヤスが最初の魔女ベアトリーチェ(ガァプ)に、礼拝堂で初めて出会った時期に右代宮家に務めている先輩使用人。なぜか、使用人の白い帽子を被っていない。後に、使用人たちの入れ替わりで、職替えにより、右代宮家から辞めて去った。
- 容姿が煉獄の七姉妹のベルフェゴールに酷似している。
- 眞音(まのん)
- 声:新名彩乃
- 右代宮家に仕える使用人で、紗音・嘉音に同じく「福音の家」出身。
- ヤスが使用人を止め、六軒島の夜を支配する黄金の魔女ベアトリーチェになり、紗音の目の前からその姿を隠してから以降の、第5章”新しき元素”より、眞音は紗音より若い、右代宮家の使用人たちの一人としての姿を現す。
- 1980年10月時点、使用人として務めている。
- 1982年時点、蔵臼夫婦が不在の時は、朱志香の部屋で、紗音と共に、賑やかにお喋りしている。
- シフトの関係で、1986年の10月の親族会議の日は出勤していない。
- 容姿が煉獄の七姉妹のマモンに酷似している。
- 鐘音(べるね)
- 声:山岡ゆり
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、紗音・嘉音に同じく「福音の家」出身。
- 使用人たちの入れ替わりで、ヤスが、福音の家の使用人たちの中で、一番の古参となった以降に、後輩として務めている。なぜか、使用人の白い帽子を被っていない。
- 1986年の数年前に使用人として務めていたが、現在は不明。
- あるはずのマスターキーが突如なくなるという怪現象を通じてベアトリーチェの信奉者となり、「魔女ベアトリーチェが夜の右代宮家を徘徊している」という怪談を広める語り部の一人となった。
- 容姿が煉獄の七姉妹のベルゼブブに酷似している。
- 明日音(あすね)
- 声:豊崎愛生
- 鐘音と同期の使用人の少女。
- 使用人たちの入れ替わりで、ヤスが福音の家の使用人たちの中で、一番の古参となった以降に後輩として務めている。なぜか、使用人の白い帽子を被っていない。
- 鐘音とは異なりベアトリーチェの存在を信じていないが、この職場の使用人は怪談を信じている素振りをしなくてはならないという空気を敏感に読み取ってそのように振舞っていた。
- 容姿が煉獄の七姉妹のアスモデウスに酷似している。
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- 1 うみねこのなく頃にの登場人物の概要
- 2 ベアトリーチェの正体
- 3 来客者
- 4 1998年の世界
- 5 1945年の世界
- 6 その他の人物たち
- 7 ファンタジー世界の住人