映画情報 |
うたかたの恋
| 原題: | Mayering |
| 製作国: | フランス |
| 製作年: | 1936 |
| 配給: | 外国映画 |
| スタッフ | |
| 監督: | Anatole Litvak アナトール・リトヴァク |
| 製作: | J. Nebenzal |
| 原作: | Claude Anet クロード・アネ |
| 脚本: | I. von Cube I・フォン・クーベ |
| 脚色: | Joseph Kessel ジョゼフ・ケッセル |
| 撮影: | Allman Tillard アルマン・テイラール |
| 作曲: | Arthur Honegger アルテュール・オネガー |
| キャスト(役名) |
| Charles Boyer シャルル・ボワイエ (Prince Rudolf) |
| Danielle Darrieux ダニエル・ダリュー (Marie Vetsera) |
| Jean Dax ジャン・ダックス (Franz Joseph) |
| Yolande Laffon ヨランド・ラッフォン (Stefanie) |
| Suzy Prim シュジ・プリム (Countess Larsch) |
| Marthe Regnier マルト・レニエ (Baroness Vetsera) |
| Jean Debucourt ジャン・ドビュクール (Count Taafe) |
| 解説 |
| オーストリアの皇儲ルドルフ、男爵令嬢マリイヴッセラの情死事件を描いたクロード・アネの小説をアナトール・リトヴァクが監督製作したもので、彼の出世作「最後の戦闘機」の脚色者ジョゼフ・ケッセルが脚色し、I・フォン・クーベが撮影台本を作成している。作曲は「最後の戦闘機」のアルテュール・オネガー、演奏はモーリス・ジョーベールが指揮している。撮影は「商船テナシチー」その他のアルマン・テイラールである。主演俳優は「運命の饗宴」のシャルル・ボワイエ、「禁男の家」「暁に帰る」「春信」「恋愛交叉点」「不良青年」のダニエル・ダリュー、外にコメディ・フランセーズ座のジャン・ドビュクール及びルドワの両名、尚「最後の戦闘機」のベルジュロン、マルト・レニエ、ヨランド・ラッフォン等である。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 十九世紀が正に終わらんとしている頃である。ヨーロッパに最古の王統を誅るハブスブルグ家に於ては、因習と頑迷のみがその宮廷を支配し、廷臣貴族たちはオペラ、舞踏、遊戯にのみ、その日を送っていた、聡明闊達な皇儲ルドルフ大公は、ただ伝統のみに浸っているこの雰囲気に飽きたらず、折しも潮のように捲き起って来た社会主義運動に興味を抱き自由主義新聞社長セップスを友人とし、学生の社会主義運動に自らの身を投じていた。オーストリア国政の実権を握る宰相ターフェは自己の牙営を擁護するため、この運動に大弾圧を加え一味を尽く投獄する一方、皇儲の行動を封じようと、無理押しにベルギー皇女を妃として迎えしめたのであった。国と家のためとの名目の下に、一切を犠牲に供さしめられたルドルフ公は、その忽瞞のはけ口を酒と女に求めた爾来幾年、日夜に亘る酒宴がつづけられ、鬱勃たる彼の英気はただそれに依ってしびれ忘れさせられていた。一日彼は遊園地にその徒然を慰めていたとき不図男爵令嬢マリイ・ベッセエラと知り合った。彼女の清純さ、飾らぬ美しさは強くルドルフの心を惹き、彼は激しい恋に陥った。しかしこの秘められた恋もやがて宰相ターエフの知るところとなり、彼の卑劣な手段によって、マリイは維納から遠く離れたトリエストの伯母の許へ預けられることになった。この世に只一つ、彼に与えられた真実のものマリイとの恋を阻まれ、凡て希望を失ったルドルフは、以前にもまさる激しい酒宴によってその淋しさをまぎらわしていた。幸いマリイは六週間の後赦されて帰ってきたルドルフは如何なることがあっても再びマリイと別れまいと決心し、ローマ法王に離婚の請願をし、彼女を正式に妃として迎えることにした。しかしこの願いは却下され父フランツヨゼフ帝は厳として直ちにマリイと絶縁することを命じた。ルドルフ公は決意を固めた。彼は二十四時間の猶予を乞い、維納からはるかに離れた荘園マイアリングでマリイと許された最後の時をすごすことにした。荘園は深々と白雪に埋もれていた。残された十幾時間を二人は子供のように遊び戯れた。そしてマリイが昼の疲れに安らかな眠りに落ちるのを見届けた後、ルドルフは最後の準備にとりかかった。一切の整理を終えたとき何時しか暁が白々と訪れていた。轟然たる一発の銃声。続いてまた一発、老僕が何事かと馳せつけたとき、その美しい顔に何の苦痛の痕を見せず死んでいるマリイの骸の上に、自ら心臓を撃ち抜いたルドルフ公が折り重なって息絶えていた。一八八九年一月三十日のことである。 |
うたかたの恋
| 原題: | Mayerling |
| 製作国: | アメリカ |
| 製作年: | 1969 |
| 配給: | コロムビア映画配給 |
| スタッフ | |
| 監督: | Terence Young テレンス・ヤング |
| 原作: | Claude Anet クロード・アネ |
| Michael Arnold ミシェル・アーノルド | |
| 脚色: | Terence Young テレンス・ヤング |
| 撮影: | Henri Alekan アンリ・アルカン |
| 音楽: | Francis Lai フランシス・レイ |
| キャスト(役名) |
| Omar Sharif オマー・シャリフ (Archduke Rudof) |
| Catherine Deneuve カトリーヌ・ドヌーヴ (Maia Vetsera) |
| James Mason ジェームズ・メイソン (Emperor Franz Josef) |
| Ava Gardner エヴァ・ガードナー (Emperess Elizabeth) |
| James Robertson Justice ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス (Prince of Wales) |
| Genevieve Page ジュヌヴィエーヴ・パージュ (Countess Larish) |
| Andrea Parisy(2) (Princess Stephanie) |
| 解説 |
| クロード・アネの「マイエルリンク」とミシェル・アーノルドの「親王」を「暗くなるまで待って」のテレンス・ヤングが脚色・監督した悲恋物語。この題材の日本公開は1963年と1956年(題名「晩鐘」)に続いて3度目である。撮影は「トリプルクロス」のアンリ・アルカン、音楽は「明日に賭ける」のフランシス・レイが担当している。出演は「ファニー・ガール」のオマー・シャリフ、「めざめ」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「ジョージー・ガール」のジェームズ・メイスン、エバ・ガードナーなど。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 19世紀末。父のフランツ・ヨゼフ皇帝(ジェームズ・メイスン)の独裁政治に反対し、民主独立運動に加担していたオーストリアの皇太子ルドルフ(オマー・シャリフ)は、ある日、銀行家の娘マリア(カトリーヌ・ドヌーヴ)に出会った。それまで酒場女との束の間の情事に身を委ねていたルドルフは一目でこの純情な美しい娘マリアに惹かれていった。が、2人の仲も母エリザベス皇后(エヴァ・ガードナー)の帰国やエドワード公の訪問などで、スムーズにはいかなかった。ラリッシュ伯爵夫人の仲介で2人は逢瀬を重ねたが、2人の仲は皇帝の知るところとなりマリアはベネチアへ行かされてしまった。ルドルフは早速後を追い、2人は激しい愛に燃えた。そしてオーストリアに戻ったルドルフは皇室の舞踏会にマリアを連れ出し、公衆の前に2人の愛を明かした。そうしたことの成り行きに不安を抱いたエリザベスは2人を皇室の狩猟地のあるマイエルリンクに行かせた。狩猟を楽しみ、2人は愛の日々を過ごした。しかし、ここに思わぬ出来事が起こった。暴動の中で、抵抗派が皇帝の軍隊に鎮圧され、ルドルフのその中での立場も明るみに出てしまった。仕事も、そしてマリアとの恋も、行きづまりだった。ルドルフの心に、ある決意がなされた。マイエルリンクの夜明け辺りの木々をふるわし、2発の銃声が響いた。ルドルフとマリアは永遠の愛の証を、死をもって成し遂げたのであった。 |
ウィキペディア |
うたかたの恋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/24 11:25 UTC 版)
『うたかたの恋』(原題:Mayerling)は、フランスの作家クロード・アネ(Claude Anet)の小説である。
目次 |
概要
オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフと男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの心中事件、通称「マイヤーリング事件」を基に、1930年に書かれた小説。
なお、実際のルドルフとマリーの関係や事件の真相については諸説ある。
同事件を題材とした同名(原題、邦題とも)のバレエ作品もある(リストの音楽による)。
あらすじ
1888年4月、マリーとルドルフは劇場で偶然に出会い、激しい恋に落ちた。ラリッシュ夫人の協力もあって、二人は逢瀬を重ねる。しかし、周囲の圧力から二人は別れざるを得ず、さらにルドルフは陸軍大臣フリードリヒ公爵の陰謀に巻き込まれて追いつめられていた。1889年1月26日、ドイツ大使館でのパーティで、死を決意したルドルフはマリーに「来週の月曜日、旅に出よう」と告げる。そして1月29日に雪の降るマイヤーリングの別荘で二人は死を遂げた。
登場人物
日本語版
日本では、岡田真吉の訳が三笠書房(1954年、若草文庫17)、創元社(1957年、世界大ロマン全集26)および角川書店(1969年、角川文庫)で出ていたが、いずれも絶版になっている。
「うたかたの恋」を原作とした作品
映画
- うたかたの戀(Mayerling, 1936年, フランス)
- 日本では昭和戦前は検閲により上映禁止とされ、戦後(1946年)になって公開となった。邦題は『うたかたの恋』とも表記される。
- 監督:アナトール・リトヴァク(Anatole Litvak)
- ルドルフ:シャルル・ボワイエ(Charles Boyer)
- マリア:ダニエル・ダリュー(Danielle Darrieux)
- フランツ・ヨゼフ皇帝:ジャン・ダックス(Jean Dax)
- 晩鐘(Kronprinz Rudolfs letzte Liebe, 1956年, オーストリア)
- 監督:ルドルフ・ユーゲルト(Rudolf Jugert)
- ルドルフ:ルドルフ・プラック(Rudolf Prack)
- マリー:クリスチアーネ・ヘルビガー(Christiane Hörbiger)
- エリザベート皇后:リル・ダゴファー(Lil Dagover)
- うたかたの恋(Mayerling, 1968年, フランス・イギリス合作)
- アネの小説だけでなく、ミシェル・アーノルド(Michael Arnold)の『親王(原題:L'Archiduc、英:The Archduke)』も原作としている。
- 監督・脚本:テレンス・ヤング(Terence Young)
- 撮影:アンリ・アルカン(Henri Alekan)
- 音楽:フランシス・レイ(Francis Lai)
- ルドルフ:オマー・シャリフ(Omar Sharif)
- マリア:カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)
- フランツ・ヨゼフ皇帝:ジェームズ・メイソン(James Mason)
- エリザベート皇后:エヴァ・ガードナー(Ava Gardner)
テレビドラマ
- マイヤーリンク(Mayerling, 1957年, アメリカ)
- 製作・監督:アナトール・リトヴァク(Anatole Litvak)※1936年のフランス映画の監督
- マリア:オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)
- ルドルフ:メル・ファーラー(Mel Ferrer)
ミュージカル
詳細は「うたかたの恋 (宝塚歌劇)」を参照
宝塚歌劇団の人気演目の一つである。
関連項目
関連書
- 仲晃『「うたかたの恋」の真実 ハプスブルク皇太子心中事件』 青灯社 ISBN 4-86228-003-X C1022
うたかたの恋 (1936年の映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/28 00:29 UTC 版)
(うたかたの戀 から転送)
| うたかたの恋 | |
|---|---|
| Mayerling | |
| 監督 | アナトール・リトヴァク |
| 脚本 | ジョゼフ・ケッセル イルマ・フォン・クーベ マルセル・アシャール |
| 原作 | クロード・アネ |
| 製作 | シーモア・ネベンザル |
| 出演者 | シャルル・ボワイエ ダニエル・ダリュー |
| 音楽 | アルテュール・オネゲル ハンス・メイ |
| 撮影 | アルマン・ティラール |
| 編集 | アンリ・リュスト |
| 製作会社 | Nero-film |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 95分 |
| 製作国 | |
| 言語 | フランス語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『うたかたの恋』(うたかたのこい、原題: Mayerling)は、1936年のフランス映画。『うたかたの戀』との表記もある。
目次 |
概要
1889年に起きたオーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフと男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの心中事件(マイヤーリング事件)を題材にしたクロード・アネの1930年の小説『うたかたの恋』を原作としている。
戦前の日本では皇室のスキャンダルを扱った作品として検閲により上映禁止とされ、戦後1946年になって初めて公開された。
アナトール・リトヴァク監督は1957年に、当時夫婦だったオードリー・ヘプバーンとメル・ファーラーを主演に起用し、テレビ映画として再度映画化している[1]。
あらすじ
キャスト
- ルドルフ - シャルル・ボワイエ
- マリア - ダニエル・ダリュー
- フランツ・ヨゼフ皇帝 - ジャン・ダックス: ルドルフの父。
原作・史実との違い
脚注
関連項目
外部リンク
- Mayerling - TCM Movie Database(英語)
- Mayerling - Rotten Tomatoes(英語)
固有名詞の分類
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