いなひかり【イナヒカリ】(食用作物)
登録番号 | 第4415号 | |
登録年月日 | 1995年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | いなひかり よみ:イナヒカリ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 26日 | |
品種登録者の名称 | 愛知県 | |
品種登録者の住所 | 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井上正勝 赤間芳洋 中島泰則 坂紀邦 林元樹 朱宮昭男 工藤悟 藤井潔 遠山孝道 伊藤幸司 小出俊則 森元武 田辺潔 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「中部35号」に「ミネアサヒ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(愛知県北設楽郡稲武町)における成熟期は晩生の晩,耐倒伏性及びいもち病抵抗性が強い良食味の水稲,粳種である。 草型は中間型,稈長及び稈の細太は中,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度は立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長,穂数,粒着密度及び穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は極少である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中,見かけの品質は上の下,光沢は良,腹白の多少は極少,食味は上の中である。出穂期及び成熟期は晩生の晩,穂発芽性はやや難,耐倒伏性は強,脱粒性は難,収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i ,穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや強である。 「秋晴」と比較して,草型が中間型であること,止葉が立つこと,耐倒伏性が強いこと等で,「ミネアサヒ」と比較して,出穂期及び成熟期が晩いこと,葉いもち圃場抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,愛知県農業総合試験場山間技術実験農場(北設楽郡稲武町)において,昭和56年に「中部35号」に「ミネアサヒ」を交配し,58年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。61年から生産力検定試験,系統適応性検定試験及び特性検定試験を行い,62年以降「中部68号」の系統名で地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了した。平成5年は雑種第15代である。 |
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