いでゆもち【イデユモチ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7813号 |
登録年月日 | 2000年 3月 29日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | いでゆもち よみ:イデユモチ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 青森県 | |
品種登録者の住所 | 青森県青森市長島一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 堀末登、小林陽、春原嘉弘、上原泰樹、志村英二、川村陽一、横山裕正、藤村泰樹、工藤哲夫、小山田善三、三上泰正、舘山元春、諏訪充、須藤充、立田久善、中川宣興、前田一春、高舘正男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「藤もち773」に「わせとらもち」を交配して,育成された固定品種であり,育成地(青森県十和田市)における成熟期は早生の晩,稈長は短,穂長はやや長,穂数がやや多い水稲,糯種である。草型は偏穂重型,稈長は短,稈の細太はやや太,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや長,穂数はやや多,粒着密度はやや密である。穎色は黄白,ふ先色及び芒色は褐,芒の有無と多少は稀,芒長は短である。玄米の形はやや円,大小はやや小,精玄米千粒重は中,玄米の見かけの品質は上の下である。出穂期及び成熟期は早生の晩,障害型耐冷性は中,穂発芽性は易,耐倒伏性はやや強,脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+,穂いもち圃場抵抗性は中,葉いもち圃場抵抗性はやや強,白葉枯病圃場抵抗性はやや弱である。「わせとらもち」と比較して,精玄米千粒重が大きいこと,障害型耐冷性が強いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型が+であること等で,「アネコモチ」と比較して,穂数が多いこと,精玄米千粒重が大きいこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型が+であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和57年に青森県農業試験場藤坂支場(十和田市)において,「藤もち773」に「わせとらもち」を交配し,60年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,63年から生産力検定試験及び特性検定試験,平成元年から地域適応性試験を行い,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「ふ系糯156号」であった。 |
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