三省堂 大辞林 |
「いだつ」の用例一覧
中原中也 夭折した富永 (青空文庫)
する性質のものだ。それから、人々によつて真面目な手記と見做されてゐるものはすべて、これら寛容な人達、殊には老人の手によつて遺された。 真率にして富永は齢を重ねていつた。寛容を識つた。ところで 代 ( ママ ) は甚だしいヂャナリズムでいつぱいだつ...
www.aozora.gr.jp/cards/000026/files/47355_30915.html
上村松園 写生帖の思ひ出 (青空文庫)
の将来だとか杖は失ふべからずなどと云ふ演題で口角泡を飛ばしてゐた。 自画像と云つては恐らく此十六歳の時の 丈 ( だ ) けより無いだらうが、鏡を見ては描き見ては描きした事を思ひ出す。洗ひ髪のと笑つたのと此三枚が一ヶ処に描かれてゐる。 其頃の着物は皆 素味 ( ぢみ...
www.aozora.gr.jp/cards/000355/files/47981_31547.html
牧野信一 東京駅にて感想 (青空文庫)
ちやん!」 「帽子、——これぢや変でせう、奥さん?」 「変でもないけれど——ベレイを買ひませうよ、おそろひの——」 「あら、あたしの靴下、踵に斯んな穴があいてゐるわ、あんまり慌てゝ飛び出して来たもので——。尤も、慌てないだつ...
www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/45289_37928.html