胃から分泌される胃酸と、胃酸から胃壁を守る粘液の分泌のバランスが崩れ、胃酸によって胃壁が傷つき、痛みを感じたり出血を起こす病気のことです。胃潰瘍と十二指腸潰瘍を総称して消化性潰瘍とも呼びます。胃の粘膜に対する攻撃因子と防御因子のバランスが崩れる原因はいくつか考えられます。喫煙は胃酸の分泌を多くするため粘膜に対する攻撃因子となり、同時にニコチンが粘膜の血流を妨げるため防御因子を低下させるという二重の意味で悪影響を及ぼします。喫煙者ではヘリコバクター・ピロリ(後述)の感染率が高くなるというデータもあります。禁煙は胃潰瘍の治りをよくするだけでなく、再発率を低くすることもわかっています。また、近年ではヘリコバクター・ピロリという細菌の感染が胃潰瘍の発症に大きく関わっていることが明らかになりました。また、非ステロイド消炎鎮痛薬(NSAID)は胃の粘膜を保護するプロスタグランジンという物質を作る力を低下させます。このほか、ストレスやお酒の飲み過ぎも胃潰瘍との関連が深いと考えられています。
三省堂 大辞林 |
いかいよう ゐくわいやう 2 【胃▼潰▼瘍】
健康用語辞典 |
馬の用語事典 |
胃潰瘍
読み方:いかいよう
【英】:gastric ulcer
胃粘膜の欠損する病変を指す。馬の場合、特有の襞状縁(ひだじょうえん)に沿う前胃部(無腺部)によくみられる。成馬ばかりでなく子馬にもみられるが、現役の競走馬では発生率は非常に高く、約80%とも言われる。原因として胃粘膜の局所的循環障害によって、抵抗力の低い部位が発生し、その部位に酸性度の高い胃液が作用して胃潰瘍が発生すると考えられている。軽症ではほとんど無症状だが、潰瘍が進行すると、食欲不振、疝痛、栄養障害等を発症する。穿孔性潰瘍では腹膜炎を併発し、激しい疝痛症状がみられ、早期に治療しないと予後不良となる。
【英】:gastric ulcer
胃粘膜の欠損する病変を指す。馬の場合、特有の襞状縁(ひだじょうえん)に沿う前胃部(無腺部)によくみられる。成馬ばかりでなく子馬にもみられるが、現役の競走馬では発生率は非常に高く、約80%とも言われる。原因として胃粘膜の局所的循環障害によって、抵抗力の低い部位が発生し、その部位に酸性度の高い胃液が作用して胃潰瘍が発生すると考えられている。軽症ではほとんど無症状だが、潰瘍が進行すると、食欲不振、疝痛、栄養障害等を発症する。穿孔性潰瘍では腹膜炎を併発し、激しい疝痛症状がみられ、早期に治療しないと予後不良となる。
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