映画情報 |
ある貴婦人の肖像
| 原題: | The Portrait of a Lady |
| 製作国: | イギリス |
| 製作年: | 1996 |
| 配給: | フランス映画社配給(日本ビクター提供) |
| キャスト(役名) |
| Nicole Kidman ニコール・キッドマン (Isabel Archer) |
| John Malkovich ジョン・マルコヴィッチ (Gilbert Osmond) |
| Barbara Hershey バーバラ・ハーシー (Madame Serena Merle) |
| Martin Donovan マーティン・ドノヴァン (Ralph Touchett) |
| Mary Louise Parker メアリー・ルイーズ・パーカー (Hernietta Stackpole) |
| Shelley Duvall シェリー・デュヴァル (Countess Gemini) |
| Shelly Winters シェリー・ウィンタース (Mrs.Touchett) |
| Richard E. Grant リチャード・E・グラント (Lord Warburton) |
| Viggo Mortensen ヴィゴ・モーテンセン (Casper Goodwood) |
| Valentina Cervi ヴァレンティナ・セルヴィ (Pansy) |
| Christian Bale クリスチャン・ベール (Edward Rosier) |
| John Gielgud ジョン・ギールグッド (Mr.Touchett) |
| 解説 |
| 19世紀の保守的な社会の中で、自由で誠実に生きようとした女性の冒険と苦難を描く大河ロマン。文豪ヘンリー・ジェームズ(1843〜1916)の同名小説の初めての映画化。監督は「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン。脚本は「エンジェル・アット・マイ・テーブル」でもカンピオンと組んだローラ・ジョーンズ。撮影の「ワンス・ウォリアーズ」のスチュアート・ドライバラ、衣裳と美術のジャネット・パターソン、編集のヴェロニカ・ジャネットは「ピアノ・レッスン」に続いての参加。音楽は「ドラキュラ」のヴォイチェフ・キラール。主演は「誘う女」のニコール・キッドマン。共演は「愛のめぐりあい」のジョン・マルコヴィッチ、「欲望」のバーバラ・ハーシー、「愛・アマチュア」などハル・ハートリー作品で知られるマーティン・ドノヴァン、「ブロードウェイと銃弾」のメアリー・ルイーズ・パーカー、「エイジ・オブ・イノセンス」「プレタポルテ」のリチャード・E・グラント、「クリムゾン・タイド」のヴィーゴ・モーテンセン、「若草物語」のクリスチャン・ベール、「狩人の夜」などのシェリー・ウィンタース、「ポパイ」などロバート・アルトマン監督作品で知られるシェリー・デュヴァル、そして「月下の恋」英国劇壇の重鎮、サー・ジョン・ギールグッドとベテラン勢が脇を固める。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 現代のシドニー、少女たちがキスの感激を語りながら木陰で踊りはじめる。1872年、英国。イザベル・アーチャー(ニコール・キッドマン)はウォーバートン卿(リチャード・E・グラント)の求婚を断わった。彼女はアメリカで両親を失って以来自分の保護者である叔父タチェット氏(ジョン・ギールグット)に、その理由を明かす。結婚で自分の将来の自由を閉ざすのが怖いのだ。ロンドンに行くというイザベルに、叔母のタチェット夫人(シェリー・ウィンタース)は息子ラルフ(マーティン・ドノヴァン)を同伴するように言う。ロンドンでイザベルは親友のヘンリエッタ(メアリー・ルイーズ・パカー)と会う。ヘンリエッタはイザベルに求婚しているアメリカ人キャスパー・グッドウッド(ヴィゴ・モーテンセン)を連れてきていた。キャスパーはイザベルを訪問するが、彼女は別れを告げる。翌朝、タチェット氏危篤の報にイザベルとラルフは屋敷に戻る。イザベルは叔母の友人の謎めいた貴婦人マダム・マール(バーバラ・ハーシー)に会い、親しくなる。タチェット氏はラルフにイザベルを娶るように言うが、結核もちのラルフは自分では彼女を支えられない、代わりに彼女に自由に生きられるだけの遺産を残すよう頼む。タチェット氏の死後、イザベルは7万ポンドの遺産を相続した。半年後、フィレンツェ。マダム・マールは半ば世捨て人のように住む骨董品収集家のギルバート・オズモンド(ジョン・マルコビッチ)を訪ねる。彼の娘パンジー(ヴァレンティナ・チェルビ)が、15歳まで育った修道院から帰ってきたところだった。マダム・マールはオズモンドの理想に限りなく近い女性として、フィレンツェ滞在中のイザベル・アーチャーのことを教える。イザベルはマダム・マールに紹介されてオズモンドはとその姉ジェミニ伯爵婦人(シェリー・デュヴァル)に会い、彼に魅かれるのだった。ローマ近郊のカプロラールを見学中のイザベルの前に突然オズモンドが現れ、愛を告白する。フィレンツェに戻ってパンジーを訪ねたイザベルは、彼女が父に対して絶対服従していることに驚く。一年後、フィレンツェ。イザベルが婚約したという報に驚いたキャスパーとラルフが彼女を訪問する。人は金目当て結婚と噂するが、イザベルは幸福だった。三年後、ローマ。イザベルは二年前に子供を死なせていた。パンジーにはエドワード・ロジェ(クリスチャン・ベール)が求婚しているが、オズモンドはその財産がたいしたことがないので認めようとしない。オズモンド邸の宴をウォーバートン卿が訪れ、結核の悪化したラルフが療養旅行でローマに来ていると告げる。卿はパンジーの清楚な美しさに魅かれる。オズモンドはそれを知ってイザベルに縁談を取り持つよう命じる。イザベルの見舞いを受けたラルフは、別人のような静かな表情の奥に彼女の絶望的な思いを見抜いた。大使館の舞踏会で、イザベルは夫の命に従ってウォーバートン卿にパンジーへの気持ちについてそれとなく探りを入れる。卿は求婚の意思は確かだが父オズモンドへの手紙を投函していないという。イザベルに助言を求められたラルフは、卿は恋は確かだがその相手はパンジーではないというと言う。イザベルに助言を求められたラルフは、卿は恋は確かだがその相手はパンジーではないと言う。その夜、イザベルはパンジーと話し、彼女も卿の真の恋の相手を見抜いていること、そして彼女はロジェを愛しており、父の気を逸らす囮として卿の求婚話をできるだけ長引かせようとしていることを知る。オズモンドは卿の求婚の手紙が来ないのはイザベルの陰謀だと彼女を責める。その卿は急用でロンドンに戻り、ラルフもまた急激な病状の悪化で英国へ戻った。オズモンドはパンジーの真意を見抜き、修道院に送り返した。イザベルはラルフ危篤の電報を受け取るが、オズモンドは彼女の出発を許さない。ジェミニ伯爵夫人は彼女に、マダム・マールがオズモンドの愛人で、パンジーはその隠し子だと明かす。イザベルは夫を無視して英国に出発、その途中でパンジーを訪ねる。そこにはマダム・マールもいた。パンジーは一緒に英国へという継母の誘いを断わるが、帰りに会いに来ることを約束させる。マダム・マールはイザベルに、タチェット氏が彼女に遺産を残したのは、実はラルフの希望だったのではないかと指摘する。イザベルはラルフの元へ駆けつけ、瀕死のラルフに愛を告白し、彼女の腕のなかでラルフは息を引き取る。葬儀のあとの夕暮れ、森にいたイザベルにキャスパーが声をかけ、愛を求める。イザベルはその接吻をふりほどき、雪道を走る。タチェット邸の閉ざされたフランス窓の前で、イザベルは振り返るのだった。 |
ウィキペディア |
ある貴婦人の肖像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/19 16:37 UTC 版)
| ある貴婦人の肖像 | |
|---|---|
| The Portrait of a Lady | |
| 監督 | ジェーン・カンピオン |
| 脚本 | ローラ・ジョーンズ |
| 製作 | モンティ・モンゴメリー スティーヴ・ゴリン マーク・ターンブル |
| 出演者 | ニコール・キッドマン ジョン・マルコヴィッチ |
| 音楽 | ヴォイチェフ・キラール |
| 撮影 | スチュアート・ドライバーグ |
| 編集 | ヴェロニカ・ジャネット |
| 配給 | |
| 公開 | 1996年12月24日 1997年1月25日 |
| 上映時間 | 142分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『ある貴婦人の肖像』(The Portrait of a Lady)は1997年製作のイギリス映画である。ジェーン・カンピオン監督。原作はヘンリー・ジェイムズの小説『ある婦人の肖像』。日本版DVDは2001年版に続き、字幕の異なる2011年版が発売されている。
目次 |
製作・エピソード
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
原作者ヘンリー・ジェイムズは小説で、ヒロインの最後の決断を描かず、イギリスからローマに戻ったことだけを、他の登場人物に語らせて終っている。結末の曖昧さに関しては、原作者自身が創作ノートに「読者に委ねた」と記しており、複数の研究者が、その後のヒロインの人生について仮説を立てて論じている[1]。映画脚本では、ヒロインがローマに戻ったと語る友人の場面の後に、義理の娘をヒロインが修道院から連れ出すという、原作にない場面が書き足されていたが、両場面とも編集段階でカットされた[2]。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| イザベル・アーチャー | ニコール・キッドマン | 田中敦子 |
| ギルバート・オズモンド | ジョン・マルコヴィッチ | 松橋登 |
| マダム・セレナ・マール | バーバラ・ハーシー | 弥永和子 |
| ヘンリエッタ・ストックポール | メアリー=ルイーズ・パーカー | 佐藤しのぶ |
| ラルフ・タチェット | マーティン・ドノヴァン | 牛山茂 |
| ウォーバートン卿 | リチャード・E・グラント | |
| エドワード・ロージア | クリスチャン・ベール | |
| キャスパー・グッドウッド | ヴィゴ・モーテンセン | 田中正彦 |
| タチェット氏 | ジョン・ギールグッド | 藤本譲 |
| タチェット夫人 | シェリー・ウィンタース | 火野カチコ |
| ジェミニ伯爵夫人 | シェリー・デュヴァル | |
| パンジー・オズモンド | ヴァレンティナ・セルヴィ |
ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
舞台は19世紀。アメリカ生まれの美しい娘イザベルは両親を亡くし、イギリスの親戚で裕福なタチェット家[3]に身を寄せていた。利発なイザベルは周囲の人々に愛され、貴族の求婚者も現れた。アメリカ時代の恋人である青年実業家キャスパーも、海を越えてイザベルを追って来た。だが、夫に従属するだけの古風な結婚を嫌うイザベルは、一生、独身でも構わないと言い放つ。
イザベルの従兄であるラルフ・タチェットも、イザベルを愛していたが、結核で自分の余命が僅かであることを悟っていた。イザベルの望みが、進歩的で自立した生き方だと知っているラルフは、自分が受け継ぐべき莫大な財産がイザベルに渡るよう配慮する。だが、そうと知らないイザベルは、年上の芸術愛好家オズモンドに手もなく籠絡され、結婚を決めてラルフを失望させた。
イザベルに、オズモンドとの結婚を決意させたのは、イザベルにとって憧れの存在である未亡人マダム・マールだった。しかし、マダム・マールとオズモンドの狙いはイザベルの財産であり、愛のない結婚生活はイザベルの快活さを失わせて行った。
表向きは幸福な上流夫人としてローマで暮らすイザベル。しかし、夫のオズモンドは優雅な生活と芸術だけを愛し、妻を従わせるために精神的な迫害を加え続けた。息苦しい生活の中で、ローマを訪れたラルフやキャスパー達と再会するイザベル。だが、イザベルは愛する従兄のラルフにも、弱みを見せることが出来なかった。
帰国したラルフが危篤に陥ったことを知り、高圧的な夫の制止を振り切ってイギリスに戻るイザベル。イザベルの苦悩を見抜いていたラルフは、ローマへは帰らずに、この館で暮らせと言い残す。ラルフの葬儀の後、キャスパーが再びイザベルに求婚した。しかし、イザベルの眼には、ローマへと続くまっすぐな道が見えていた。(ローマへ戻るというシナリオの具体的な表現は、編集の段階でカットされた)
|
||||||||||||||
- 1 ある貴婦人の肖像の概要
- 2 外部リンク
固有名詞の分類
ある貴婦人の肖像に関係した商品
- 【中古】洋画DVD ある貴婦人の肖像(’96英) (ビクターエンターテイメント)【b_2sp1102】駿河屋アウトレット
- 【DVD/洋画/ヒューマン/新品/40%OFF】 ある貴婦人の肖像 【DVD/洋画/ヒューマン】株式会社SORA 楽天市場店
- ある貴婦人の肖像 【DVD】HMV ローソンホットステーション R