三省堂 大辞林 |
あらわ あらは 1 0 【▽露/▽顕】
平常では外から見えないものや内部にひそんでいるものが表面に現れているさま。
(1)むき出しなさま。多く、人間の肉体についていう。
「肌を―にする」
(2)気持ちや意見を隠さないさま。露骨。
「不快を―にする」「―にいやな顔をする」
(3)はっきり分かるようになるさま。公になるさま。
「真相が―になる」「矛盾が―になる」
(4)はっきりと感じ取られるさま。歴然。顕著。
「運命の末になる事、―なりしかば/平家 6」
つゆ 1 2 【露】
(1)空気中の水蒸気が地面近くの冷たい物体の表面に凝結して水滴となったもの。温度が露点以下になるとできる。[季]秋。《金剛の―ひとつぶや石の上/川端茅舎》
「―が置く」「―にぬれる」
→結露
(2)わずかなこと。
「―ほども疑わない」「―の間」「―の情けもかからましとは/山家(雑)」
(3)はかないこと、消えやすいことのたとえ。
「―の命」「秋付けば尾花が上に置く―の消(け)ぬべくも我(あ)は思ほゆるかも/万葉 1564」
(4)涙のたとえ。
「昔をかけて―ぞこぼるる/新古今(夏)」
(5)狩衣・水干などの袖くくりのひものたれた端。
(6)茶杓(ちやしやく)の名所(などころ)の一。櫂先(かいさき)の先端のとがった箇所。
→茶杓
(7)茶入れ・茶碗などで、釉薬のなだれ落ちた先端の釉溜り。
(8)掛物で、風帯の下端左右に付けた小さな房飾り。
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。夢にも。
「そんなこととは―知らず、失礼いたしました」
» (成句)露聊かも
» (成句)露凝る
ろ 1 【露】
あらわと同じ種類の言葉
「あらわ」の用例一覧
宮本百合子 泉山問題について (青空文庫)
党のくされぐあいがあんまりひどかったおかげで吉田内閣にそれよりはましな人のあつまりのような利益をあたえました。 選挙をまえにして民自党はどんなにいい評判をとりたいでしょう、ところがおきの毒さまにも十三日の新聞にあらわれた泉山蔵相の事件のようなことがあらわれて最後の幕切れとなった。要するに吉田首相とその乾分は世界のブルジョア政治家も裏面でしかあらわ...
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宮本百合子 よろこびはその道から (青空文庫)
よろこびの小径を眺めながら。 松の木と木の間をぬけて 草道はうねり あっちの林へ消えている その道の果はこの庭 この間の嵐で 松の落葉の散りしいた この小径はよろこびの小径 夕方、六時が半分すぎた頃 この道から おかしな二輪車があらわ...
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宮本百合子 予選通過作品選評 (青空文庫)
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