三省堂 大辞林 |
あなかしこ
〔「あな」は感動詞、「かしこ」は形容詞「かしこし」の語幹〕
(1)恐れ多いことですがの意で、書状の終わりにおく挨拶(あいさつ)の語。女性が用いる。古くは男女ともに用いた。
(2)ああ、もったいない。ああ、恐れ多い。
「―とて、箱に入れ給ひて/竹取」
(3)丁寧な呼びかけの語。恐れ入りますが。
「―、このわたりにわかむらさきやさぶらふ/紫式部日記」
(4)(下に禁止の語を伴い、副詞的に用いて)決して。くれぐれも。ゆめゆめ。
「―、愚かにすべからず/今昔 20」
〔「穴賢」とも書く〕
品詞の分類
「あなかしこ」の用例一覧
白骨の御文(通仏教版) (Wikisource)
ば人間のはかなきことは老少不定のさかひなれば、 誰の人も早く後生の一大事を心にかけて、 三宝を深くたのみまゐらせて、 仏道を行ずべきものなり。 あなかしこ。あなかしこ。 ※後半部の「三宝を・・・行ずべきものなり」を改変 原文は「阿弥...
ja.wikisource.org/wiki/白骨の御文(通仏教版)
片山廣子 身についたもの (青空文庫)
らく現代の彼女たちもさうであらうと思ふ)どんな問題にでも、わからない事にでも興味をもつものらしく、私たち二三人はレビ記の法律のところなんぞ読んで、そのうらに潜む人事を不思議がつたりした。あなかしこといふ言葉がこんな時使はれる。 そん...
www.aozora.gr.jp/cards/001346/files/49514_36011.html
長谷川時雨 尼たちへの消息 ——よく生きよとの—— (青空文庫)
寶聚不求自得 ( むじやうはうしうふきうじとく ) 。 釋迦如來皆是吾子等云々 ( しやかによらいみなこれわがこうんぬん ) 。日蓮あにこの義にかはるべきや。幸なり、幸なり、めでたし、めでたし、又々申べく候。あなかしこ...
www.aozora.gr.jp/cards/000726/files/47576_33741.html
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- あなかしこ―田中武随筆第2輯 (1960年) 田中 武 学風書院
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