三省堂 大辞林 |
あとじさり 3 【後▽退り】
あとずさり 3 【後▽退り】
〔「あとすざり」とも〕
(1)前を向いたまま、後ろへさがって行くこと。あとじさり。
「用心しながら―をして/浮雲(四迷)」
(2)ためらって消極的な態度をとること。しりごみ。逡巡(しゆんじゆん)。あとじさり。
日本語活用形辞書 |
「あとじさり」の用例一覧
宮本百合子 未来を築く力 (青空文庫)
いいよちよち歩きの幼な児の前にしゃがんで、あとじさりしながら手をたたき、よろこびで笑いながら、マア、坊やお上手ね、そら、あんよ出来るでしょう? ここまで来てごらんなさい。ハイ、もう一つ、ヨイと! とは...
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宮本百合子 どんづまり (青空文庫)
いら中ほっつきあるいて——」 動かし得ないものにつきあたった。 「どうすりゃあいいんだ!」 信仰もなく自信もなく抱ふなどの有ろうはずもない男は通りこしてしまう事の出来ない関所の前につきあたるとあとじさり...
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泉鏡花 玉川の草 (青空文庫)
( はね ) をすぼめ、あとじさりに、目を据ゑつゝ、あはれに 悄気 ( しよげ ) て、ホ、と寂しく、ホと弱く、ポポーと真昼の夢に 魘 ( うな ) されたやうに鳴く。 その真黄な大きな目からは、玉の...
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