あたご型護衛艦
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あたご型護衛艦(あたごがたごえいかん、英語: Atago-class destroyer)は、海上自衛隊のミサイル搭載型護衛艦(DDG)の艦級[注 4]。海自初のイージス艦であるこんごう型(63DDG)を元に、船体を延長して艦載ヘリコプターの運用に対応するとともにイージスシステムを更新した発展型であり[6][7]、たちかぜ型(46・48DDG)の代艦として、13中期防において2隻が建造された[8]。ネームシップの建造単価は約1,475億円であった[9]。
注釈
- ^ a b c d 通常は搭載されていない。
- ^ a b ただし「あしがら」はAN/SPQ-9Bレーダーの納入遅延により、AWSの改修と同時に搭載することができず、後日装備となった[25]。
- ^ 後日装備
- ^ 艦種については、アメリカ海軍の関連団体であるアメリカ海軍協会(USNI)およびイギリスのジェーン海軍年鑑はミサイル駆逐艦[2][3]、国際戦略研究所の年報(『ミリタリー・バランス』)ではミサイル巡洋艦として種別している[4]。なお『ミリタリー・バランス』では、満載排水量9,750トン以上の水上戦闘艦を一律にミサイル巡洋艦としている[5]。
- ^ こんごう型も、2014年現在では全艦がベースライン5.2となっている[14]。
- ^ 日本でも、同ミサイルの購入が令和4年度(2022年度)予算で認められたものの[21]、これはまや型用とされている。
- ^ a b 2番艦は50t増
- ^ 3番艦は100t増
- ^ さわかぜのみ
- ^ 1番艦は90式、2番艦は17式
- ^ 現実のDDG-170の艦番号は、「ほたか」が属するあたご型より2世代前のミサイル護衛艦であるたちかぜ型護衛艦「さわかぜ」に与えられている。
出典
- ^ “平成27年度予算の概要” (PDF). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月28日閲覧。
- ^ Saunders 2009, p. 418.
- ^ a b Wertheim 2013, pp. 362–363.
- ^ IISS 2016, p. 261.
- ^ IISS 2016, p. 498.
- ^ 海人社 2007.
- ^ a b 技術研究本部 2002, p. 93.
- ^ a b 山崎 2014.
- ^ 防衛省経理装備局 艦船武器課 (2011年3月). “艦船の生産・技術基盤の現状について” (PDF). 2015年6月28日閲覧。
- ^ 香田 2015, pp. 210–213.
- ^ a b c d e f g h 海人社 2014b, pp. 94–97.
- ^ 技術研究本部 2012, p. 18.
- ^ a b c d e f g 海人社 2007, pp. 76–85.
- ^ 海人社 2014b, pp. 90–93.
- ^ DSCA 2002.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 海人社 2007, pp. 86–93.
- ^ a b c 岡部 2018.
- ^ 徳丸 2021.
- ^ Ricardo T. Alvarez (2010-6) (PDF). Reducing the Logistics Footprint in Naval Ships Through the Optimization of Allowance Equipage Lists (AELs). NPS 2012年10月18日閲覧。
- ^ 岡部 2014.
- ^ 我が国の防衛と予算~防衛力強化加速パッケージ~ -令和4年度予算(令和3年度補正を含む)の概要-2022年3月24日防衛省、2023年2月5日閲覧
- ^ 海人社 2011.
- ^ 香田 2015, pp. 134–143.
- ^ a b 井上 2023.
- ^ “第2 検査の結果 | 有償援助(FMS)による防衛装備品等の調達に関する会計検査の結果について | 検査要請 | 会計検査院”. report.jbaudit.go.jp. 2021年2月28日閲覧。
- ^ “平成24年度予算の概要” (PDF). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月16日閲覧。
- ^ “平成25年度予算の概要” (PDF). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月16日閲覧。
- ^ “平成26年度予算の概要” (PDF). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月16日閲覧。
- ^ “2019 annual report for Sandia National Laboratories, Tonopah Test Range, Nevada, and Sandia National Laboratories, Kaua‘i Test Facility, Hawai‘i”. サンディア国立研究所. 2022年11月26日閲覧。
- ^ 山崎 2011.
- ^ 防衛省海上自衛隊 令和2年度米国派遣訓練及びRIMPAC2020 TACTASS繰出口がOQR-2の蓋付からAN/SQR-20のラッパ型に改造されている
- ^ 大塚 2014.
- ^ 海人社 2014a.
- ^ 126頁など
- ^ 168頁など
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