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あさき夢みし

原題:
製作国:日本
製作年:1974
配給:ATG
スタッフ
監督:実相寺昭雄 ジッソウジアキオ
製作:東條あきら トウジョウアキラ
脚本:大岡信 オオオカ
企画:葛井欣士郎 
撮影:中堀正夫 
音楽:広瀬量平 
美術:池谷仙克 イケヤノリヨシ
編集:浦岡敬一 ウラオカケイイチ
録音:杉崎喬 スギサキタカシ
スクリプター:上野尭 
助監督:佐藤静雄 サトウシズオ
照明:牛場賢二 
キャスト(役名
ジャネット八田 ジャネットハッタ (四条
花ノ本寿 ハナノモトコトブキ (御所
寺田農 テラダミノリ (の暁)
岸田森 キシダシン (阿闍梨
丹阿弥谷津子 タンアミヤツコ (大宮院
原知佐子 ハラチサコ (目井)
高橋みどり タカハシミドリ (和歌
三条泰子 サンジョウヤスコ (前斉官)
東野孝彦  (近衛大殿
村松克巳 ムラマツカツミ (僧)
広瀬昌助  (家司
樋浦勉 ヒウラベン (武士
平泉征  (武士
大木正司 オオキショウジ (庶民男)
篠田三郎 シノダサブロウ (庶民男)
小松方正 コマツホウセイ (善勝寺大納言
古今亭志ん朝 ココンテイシンチョウ (為家)
天田俊明 アマダトシアキ (万里小路
奥村公延 オクムラコウエン (三条坊門
殿岡ハツエ トノオカハツエ (遊女
観世栄夫 カンゼヒデオ (客)
渡辺文雄 ワタナベフミオ (富豪
堀井永子 ホリイエイコ (富豪の妻)
松下照夫 マツシタテルオ (下男
毒蝮三太夫 ドクマムシサンダユウ (平二郎左衛門
古川義範 フルカワヨシノリ (家来
白石奈緒美 シライシナオミ (庵主
金内喜久夫  (男)
高野浩幸 タカノヒロユキ (稚児
柴俊夫 シバトシオ (警護武士
香川麻巳  (斉宮の女官
解説
十三世紀後半王朝挽歌貴族たちの胸を掠める時、宮廷後宮生き一人女性愛欲人間としてのめざめ、そして自由を求めて出家を描く。脚本詩人大岡信監督は「哥」の実相寺昭雄撮影中堀正夫それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
十三世紀後半、都は後嵯峨法皇院政時代法皇皇子後深草天皇は、既に帝位を弟の亀山天皇にゆずり、富小路殿仙洞御所をいとなんでいた。二十歳半ばにして世捨人に等しかったわけである。この院には四条という寵愛する一人女房がいた。四条はある貴族の家に生まれたが、四歳の時から上皇のもとで育てられ、十代半ばになった時、自らの愛人として仙洞御所迎え入れた。しかし四条には愛人ができる。かねてから四条愛しているの暁(西園寺大納言)、執拗に迫ってついには四条を我ものとする真言密教高徳の僧阿闍梨上皇異腹の弟)である。四条はこれらの男たちの愛を受け、それぞれの子供を生むが、全て彼女の手から奪い取られてしまう。彼女は宮廷社会美しもてあそびものとしての、自らのはかない存在自覚せざるを得なかった。ただ一人、始めは四条恐怖させ、次第にその荒々しい情熱が彼女の心をとらえるに至ったのは阿闍梨だが、彼は流行病あっけなく死んでしまった。やがて、幼い頃から西行絵巻好んで眺め西行のように生きたいと願っていた四条は、自由を求めて出家した。天台真言貴族的仏教世界ではなく遊行放浪していく踊念仏世界対す憧れを持つ四条は、みごとな腕前の画や書、また連歌などを道中の資として、待女目井とともに諸国めぐって歩いた。数奇日々の糧とし、真実の愛の荒々しい爆発抑え風雅の、あるいはまた政治世界没頭している男たちから身をふりほどいて、四条厳島熊野、その他日各地歩きまわった王朝幻影がくずれ去った後の、武士支配する新し社会の中で、彼女は目井とも別れて、一人の尼絵師として闊達生きてゆく。彼女の生んだ娘は、今の帝の娘で高名歌人となっているらしい。しかし、四条はただ一人今日街道砂埃まきあげながら歩いている。





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