あく‐ぬけ【灰=汁抜け】
アク抜け(あくぬけ)
相場を下げるような材料が一掃されて、下げ続けていた相場が一段落することをいいます。また、悪い材料が完全に消滅していない時でも、相場が既に大きく下落して、その悪い材料に応じた相場を出し、相場のシコリが取り除かれたときも「アク抜けした」といいます。アク抜け後の相場は穏やかになりよくなることが普通で、これを「アク抜け後の局面展開」とか、「アク抜け後の出直り」などと呼んだりもします。
灰汁抜
読み方:あくぬけ
- わるい総ての材料が一掃されて、相場が純化したこと。
- 投物が出尽して相場不振の原因が除去すること。〔相場語〕
- アクヌケ。総ての悪い材料が一掃されて、相場がよく展開すること。
- 潜在せる悪材料の一掃されること。この場合の悪材料は主観的のもので、売方買方各自の立場にとつての悪材料をいひ、敢へて相場を騰落せしむる他動的のものは省かれてゐる。即ち小口買方が投げ尽して相場が高くなれば残りの買方にとつての灰汁抜けであり、マバラ売方が煎れ退いて相場が安くなれば残存売方から見て灰汁が抜けたといはれるわけである。
- 相場を下げる原因が一掃され、下げ相場が一段落すること。
- 相場を下げる原因が一掃され下げ相場が一段落することをいう。
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