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あかね雲

原題:
製作国:日本
製作年:1967
配給:松竹
スタッフ
監督:篠田正浩 シノダマサヒロ
製作:中島正幸 
原作:水上勉 ミズカミツトム
脚色:鈴木尚之 スズキナオユキ
撮影:小杉正雄 コスギマサオ
音楽:武満徹 タケミツトオル
美術:戸田重昌 トダジュウショウ
編集:杉原よ志 スギハラヨシ
録音:西崎英雄 ニシザキヒデオ
スクリプター:久保哲男 
照明:中村明 
キャスト(役名
岩下志麻 イワシタシマ (二木まつの)
山崎努 ヤマザキツトム (小杉稲介)
佐藤慶 サトウケイ (股久八郎
小川真由美 オガワマユミ (律子)
野々村潔 ノノムラキヨシ (刑事
花柳喜章 ハナヤギヨシアキ (久能川市次)
信欣三 シンキンゾウ (二木
赤木蘭子 アカギランコ (二木
河原崎長一郎 カワラサキチョウイチロウ (二木勇)
宝生あやこ ホウショウアヤコ (里見チカ
織田順吉 オダジュンキチ (清川誠)
日高澄子 ヒダカスミコ (繁子)
解説
水上勉同名小説を、「湖の琴」の鈴木尚之脚色し、「処刑の島」の篠田正浩監督した文芸もので、独立プロ表現社第一作品撮影は「恋のメキシカンロック 恋と夢と冒険」の小杉正雄
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
昭和十二年頃石川県輪島まつのは病身の父と貧し家計助けるため、商人宿女中に出た。ある日、独なまつのの相談相手となっている女給の律子が、景気のいい山代温泉へ行こうと彼女を誘った。まつのは迷ったが、ちょうど缶詰会社外交員小杉を知り、彼が山代で働き口を見つけてくれたことから、山代行きを決心した。山代に向う列車の中で、まつのは燃える西空にあかね雲を見た。温泉町に着いたまつのは、律子の心配をよそに、小杉信用して仲居になったが、化粧をして見違えるほど美しくなった彼女は、たちまち酒席人気者になった。大陸での戦線拡大する一方で南京陥落の報が伝わってくるころ、まつのにも水商売の女がたどる運命が待っていた。小杉世話になっているという中年久能川が最初の男だった。それは小杉勧めたことで、まつのは小杉と寝るのだったら嫌ではなかったのだが、久能川がくれる百円欲しかったのだ。その心のうちを聞いた小杉は、あてどもなく町をさまよった。その日も、西空には絵具をとかしたようなあかね雲が浮んでいた。そのいきさつを知った律子は、自分娼婦のような生活をしていても、まつのにはそんなことをさせたくないと思っていたから、まつのを叱り小杉罵倒した。しかし、まつのは彼を悪人とは、どうしても思えなかった。彼女は金沢小杉下宿を訪ねた。二人はいつか堅く抱きあったが、小杉何故かまつのを振り払った。山代に戻ったまつのは憲兵少尉股の訪問を受け、その時初め小杉脱走兵であることを知った。国民志気影響すると秘密裡捜査していた股は、まつのの水揚げ顛末を知り、小杉人身売買の罪に問い公開捜査踏み切った。まつのは山代を追われ、郷里に帰ったが、間もなく身の隠し場所のなくなった小杉から手紙が来た。至急会いたいというのだ。まつのは小杉のひそむ福浦港に向った。漁師町でのうらぶれた宿での二人再会束の間だった。まつのの後をつけていた刑事によって、小杉あっけなく捕ってしまった。茫然とするまつのの目にうつったものは、かつて何度か見た、水平線彼方に太陽が沈んだあとの、暮れなずむ海の色と、血のようなあかね雲だった。


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あかね雲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/18 06:32 UTC 版)

茜雲(あかねぐも)の原義は、夕焼けや朝焼けにより茜色をしたのこと。




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