三省堂 大辞林 |
あえな・い あへ― 3 2 【▽敢え無い】
〔「あへ」は動詞「敢(あ)ふ」の連用形〕
(1)予想していたよりもろく、はかない。あっけない。
「―・い最期」「―・く敗れる」
(2)期待はずれで拍子抜けがする。
「御使もいと―・くて帰りまゐりぬ/源氏(桐壺)」
(3)いかんともしがたい。しかたがない。
「誰も
» (成句)敢え無くなす
» (成句)敢え無くなる
日本語活用形辞書 |
和えない、韲えない
「あえない」の用例一覧
坂口安吾 戦後新人論 (青空文庫)
海のものとも山のものとも分らない徒弟時代は特にそうで、我々のところへ弟子になりたいと云って、父や母につれられてくる子供があるが、まったく返答に窮する。未来がうけあえないからである。万人...
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坂口安吾 安吾巷談 田園ハレム (青空文庫)
ねかされるというだけで、露骨で殺風景で、この道に一番大切な、恋人的な情趣をもつ余地がない。センチメンタルなダンナ方は老いも若きも、この荒涼風なまぐさしという雰囲気にはつきあえないに相違ない。 芸者というのは踊るけれども、あの...
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種田山頭火 其中日記 (九) (青空文庫)
中へ紛れ込んでゐる蝉を空へ放つてやつたら、蜘蛛の囲にひつかゝつてあえない最後を遂げた(その蝉を助けないのは私の宿命観だ)。 街のレコードがさかんに唄ふ、私は蚊帳の中でそれを聴いてゐる。 たよりさま/″\で、どれもありがたい、すぐ...
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