「されどわれらが日々−−」より 別れの詩とは?

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「されどわれらが日々−−」より 別れの詩

原題:
製作国:日本
製作年:1971
配給:東宝
スタッフ
監督:森谷司郎 モリタニシロウ
製作:田中収 タナカオサム

馬場和夫 ババカズオ
原作:柴田翔 シバタショウ
脚本:橋本忍 ハシモトシノブ

岡田正代 オカダマサヨ

橋本綾 ハシモトアヤ
撮影:中井朝一 ナカイアサカズ
音楽:小野崎孝輔 

多賀英典 タガヒデノリ
美術:阿久根巖 アクネイワオ
編集:岩下広一 
録音:矢野口文雄 ヤノグチフミオ
スクリプター:橋山直己 ハシヤマナオミ
助監督:大森健次郎 オオモリケンジロウ
照明:森弘充 
キャスト(役名
小川知子 オガワトモコ (斉藤康子)
山口崇 ヤマグチタカシ (山口伸夫)
藤田みどり フジタミドリ (岡島京子)
木内みどり キウチミドリ (葉子
高橋長英 タカハシチョウエイ (安部弘)
北村和夫 キタムラカズオ (福井
南風洋子 ミナカゼヨウコ (由利子)
北沢彪 キタザワヒョウ (斉藤孝造)
福田公子 フクダキミコ (斉藤啓子
三浦仁  (斉藤隆
田代信子 タシロノブコ (房江)
堀川直義 ホリカワナオヨシ (広瀬常務
飯沼慧 イイヌマケイ (文書課長
清水■治 ※■は[糸宏] シミズコウジ (中田清彦)
村井国夫 ムライクニオ (宮下
大久保正信 オオクボマサノブ (安部父親
辻伊万里 ツジイマリ (安部母親
加藤和夫 カトウカズオ (医者
真木沙織  (看護婦
解説
愛し合っていると信じている二人男女めぐって男と女結ばれる真の愛情とは何かを浮き彫りしながら現代若者苦悩を描く。原作昭和三十九年芥川賞を受けて以来、現在まで七十一版を重ね青春バイブルいわれる柴田翔の『されどわれらが日々−−』。脚本は「暁の挑戦」の橋本忍と、共に劇場映画はこれが第一作目というシナリオ作家協会シナリオ研究所第十八期生の岡田正代橋本忍令嬢橋本綾監督は「初めての旅」の森谷司郎撮影は「首」「赤頭巾ちゃん気をつけて」「初めての旅」と森谷監督コンビを組んできた中井朝一それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
太平洋商事タイピストである斉藤康子は、優しく思いやりのあるエリート官僚山口伸夫との結婚秋に控え婚約期間を送っていた。それは誰の眼から見て理想的カップルとして映る平和で楽しい日々だった。一方、康子の同僚である岡島京子は、妻子ある男福井激しい恋愛関係にあった。それは、康子と伸夫の安定した関係とは対象的な、せっぱつまったものだけに、康子には強く美しい愛に見えた。そんなある日、康子は、学生時代に同じ大学学生運動リーダーであった安部自殺を知った。彼が死の場所として選んだ余呉湖新緑に囲まれた静かな湖である。そして康子と安部初め愛情確認し合った場所でもあった。康子は、安部の純粋さと若々しい情熱魅せられて愛したのだが、彼が運動挫折し、仲間裏切った時、「卑怯者」の声を残して別れた。康子の心を乱したものは、遺書に書かれた「俺は卑怯者だ」という言葉だった。その頃、あれ程激しく愛し合っていた京子と福井の関係は、福井の妻の出現によって破局迎えようとしていた。しばらく後、会社をやめ、東京を去った京子の手紙には「あらゆるものは茫漠たる彼方に消えて逝くでは、あんなに愛し合った愛とはこの世にあるものは時の流れだけ」と書かれてあった。このふたつの事件は、康子に男と女愛について疑問呼び起こした。“男と女愛し合っているとしても、それはある一部分触れているに過ぎないのではないだろうか”その気持を伸夫に訴えても、彼女が近ずき得ない彼の過去残像のようなものが康子をひるませた。伸夫の過去一枚の海をバックにした水着姿の女の写真。その女、葉子は伸夫を激しく求めたが、決して心をのぞかせない伸夫に絶望して自殺した。伸夫は、この事件語りながら、この青春時の流れとともに消え去る過去だといいきるのだった。伸夫のアパートから駅にたどりついた康子に大きく激しくのしかかる白い海、伸夫と葉子幻影に体を押された康子は走り込んできた電車の影に消えた。命はとりとめ病床にふす康子に対する伸夫の優しい看護。しかし、康子の心は重かった。怪我がなおった康子は、びっこをひきながら伸夫のアパート行きいつものように食事をとり、愛情を交した。翌朝アパートで夜を明かした康子は部屋置手紙を残し、上野駅へとタクシーを急がせた。「東北のある高校で、英語の教師求めています。さようなら、伸夫さん。今お別れするのは、あなたと私の本当の意味で再び会うそのためかも知れません。あなたが、あなたのみが私の青春でした」。





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