映画情報 |
■(ぼく)東綺譚(1960)
| 原題: | |
| 製作国: | 日本 |
| 製作年: | 1960 |
| 配給: | 東宝 |
| スタッフ | |
| 監督: | 豊田四郎 トヨダシロウ |
| 製作: | 佐藤一郎 サトウイチロウ |
| 原作: | 永井荷風 ナガイカフウ |
| 脚色: | 八住利雄 ヤスミトシオ |
| 撮影: | 玉井正夫 タマイマサオ |
| 音楽: | 団伊玖磨 ダンイクマ |
| 美術: | 伊藤熹朔 イトウキサク |
| 録音: | 長岡憲治 ナガオカケンジ |
| 照明: | 今泉千仭 |
| キャスト(役名) |
| 山本富士子 ヤマモトフジコ (お雪) |
| 芥川比呂志 アクタガワヒロシ (種田順平) |
| 新珠三千代 アラタマミチヨ (種田光子) |
| 織田新太郎 オダシンタロウ (種田稔) |
| 東野英治郎 トウノエイジロウ (山井) |
| 乙羽信子 オトワノブコ (山井京子) |
| 織田政雄 オダマサオ (音吉) |
| 若宮忠三郎 ワカミヤチュウザブロウ (巳之松) |
| 三戸部スエ ミトベスエ (おりん) |
| 戸川暁子 (老婆) |
| 宮口精二 ミヤグチセイジ (芳造) |
| 賀原夏子 カハラナツコ (芳造お種) |
| 松村達雄 マツムラタツオ (遠藤) |
| 淡路恵子 アワジケイコ (お房) |
| 高友子 コウトモコ (お町) |
| 日高澄子 ヒダカスミコ (玉枝) |
| 原知佐子 ハラチサコ (お時) |
| 岸田今日子 キシダキョウコ (照子) |
| 塩沢くるみ シオザワクルミ (玉の井の女) |
| 長岡輝子 ナガオカテルコ (お杉) |
| 北城真記子 キタシロマキコ (お飯たきのばァや) |
| 中村伸郎 ナカムラノブオ (三治) |
| 須永康夫 スナガヤスオ (竹さん) |
| 田辺元 (守衛) |
| 田中志幸 (おでんやの客) |
| 中原成男 (職人風の男) |
| 名古屋章 ナゴヤアキラ (会社員風の男) |
| 守田比呂也 モリタヒロヤ (ひやかしの客A) |
| 加藤寿八 カトウ (ひやかしの客B) |
| 黒岩竜彦 クロイワタツヒコ (ひやかしの客C) |
| 瀬良明 セラアキラ (刑事風の男) |
| 中村芝鶴 (N散人) |
| 解説 |
| 永井荷風の『■東綺譚(ぼくとうきたん)』を軸に『失踪』と『荷風日記』を組合せて、「女経」の八住利雄が脚色し、「珍品堂主人」の豊田四郎が監督した文芸映画。撮影も「珍品堂主人」の玉井正夫が担当。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 向島寺島町の一角にある売春婦の巷、通称“玉の井”。突然夕立があり、娼婦たちが駈けていく。そんな中に、洋傘を拡げた中学校教師・種田順平のところに忍びこんできた潰し島田の女がいた。お雪である。彼女の商売ににあわぬ素直な気立てが順平の心をひきつけた。順平には、以前宅間家の書生をしていた頃好き合って一緒になった小間使の光子という妻がいる。添う前に主人の手がついて、そのときの子供稔を土産に結婚した仲なのだ。宅間家の執事が子供の学資名目で月々の手当を持ってくる。順平は光子の背後に宅間家の顔を感じて不決だった。お雪を、叔父の音吉が訪ねてきた。行徳にいるお雪の義母の病気が悪く金の心配をしてくれというのだ。亡夫の母の入院のたびに身をおとさねばならぬお雪にとっても義理の重荷が苦しかった。春本の作者だと順平がいつか女たちの間で噂されるようになった頃、お雪と順平の仲は深まる一方だった。順平の日常を知って親友の山井先生夫妻は心を痛めた。順平はお雪の気持にほだされ、学校に辞表を出し、退職金でお雪との生活を考えた。山井は見かねて、光子にすべてを打明けた。光子は、宅間家からの仕送りの貯金を女にやってくれと差出し、私の許に帰ってくれと激しく迫った。順平は久しぶりにお雪を訪れた。お雪はもう順平が来なくなるという予感がし、酒をあおった。歯痛が原因か、悪感がして倒れ、運び出されていった。順平はそんなお雪に心から詑びたかった。燈火管制のサイレンが不気味に鳴りひびく病院の一室で、お雪は愛のあきらめと、迫る死の影に涙を流した。玉の井の路地では、必死に客を呼ぶ女の媚笑が悲しく浮かんでは消えていく。 |
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