ガンマGTP
酵素の一種。主にタンパク質を分解する働きをもつ。アルコールなどによって肝細胞が破壊された際などに、血液中に流れ出てきて濃度を増すという特徴的な性質があり、アルコール性肝障害の検査などで指標として利用されている。
血中のガンマGTPが一定基準値を超えている場合は、脂肪肝や肝硬変、肝臓がんといった肝臓疾患、あるいは胆石などによる胆道の詰まり、といった内臓疾患が生じている可能性が高いとされる。
ガンマGTPはアルコールに敏感に反応し、血液検査で判定可能であるため、健康診断などにおける肝機能の検査方法として多く利用されている。
関連サイト:
γ-GTP - ニュートンドクター
ガンマ‐ジーティーピー【γGTP】
γ‐GTP(γ‐グルタミルトランスペプチダーゼ) ( γ-glutamyl trans peptidase )
γ-グルタミルトランスフェラーゼ
(γ‐GTP から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/04 07:45 UTC 版)
γ-グルタミルトランスフェラーゼ(ガンマグルタミルトランスフェラーゼ、γ-glutamyltransferase; γ-GT, GGT; EC 2.3.2.2)は、グルタチオンなどのγ-グルタミルペプチドを加水分解し、他のペプチドやアミノ酸にγ-グルタミル基を転移させる酵素である。γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-glutamyl transpeptidase; γ-GTP, GGTP)とも呼ばれる。
- ^ 千々岩 一男 『急性胆嚢炎、急性胆管炎の病態・診断・治療』
- ^ 松本俊治, 細川義則, 阿部寛 ほか、「胆道閉塞時の血清γ-glutamyl transpeptidaseの上昇機序についての組織化学的研究」『肝臓』 1986 年 27巻 4号 p.442-451, doi:10.2957/kanzo.27.442, 日本肝臓学会
- ^ 肝臓の検査 (γ-GTPの節を参照のこと)
- ^ a b (γ-グルタミルトランスペプチターゼ:γ-GTP)の項
- ^ γ-GTP-検査数値あれこれ-「ニュートンドクター」全国医療機関・病医院・歯科医院情報
- 1 γ-グルタミルトランスフェラーゼとは
- 2 γ-グルタミルトランスフェラーゼの概要
- 3 関連項目
「γ GTP」の例文・使い方・用例・文例
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