β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン

PDQ®がん用語辞書

β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン

【仮名】β-ひとじゅうもうせいごなどとろぴん
【原文】beta-human chorionic gonadotropin

妊娠中には正常でも血液中および尿中に検出されるホルモン。一部の腫瘍細胞によって分泌される場合もある。β-ヒト絨毛性ゴナドトロピンが高値となることは、精巣、子宮、卵巣、肝臓、胃、膵臓、肺などのがんの徴候である可能性がある。β-ヒト絨毛性ゴナドトロピンはまた、がん以外の特定の病態に対する反応としても分泌量が増大する場合がある。β-ヒト絨毛性ゴナドトロピンはカポジ肉腫の治療法としても研究されている。「β-hcg」とも呼ばれる。