β 線とは? わかりやすく解説

ベータ‐せん【β線/ベータ線】


ベータ線(β線)

放射線一種で,負(マイナス)の電気帯びた電子流れ。 
ものを通す力(透過力)はα線より大きいγ線より小さいが,薄い金属プラスチック板で完全に止められます。ベータ線を出す放射性物質としては,ストロンチウム-90セシウム-137等があります

ベータ線(β線)

ベータ線は原子核壊変ともなって原子核から飛び出す電子のことで、マイナスの電荷持っているものと、プラス電荷持っているものがある。 ベータ線の物質透過する力はアルファ線より大きいが、ガンマ線より小さく厚さmmアルミニウムプラスチック止めることができる。

β線 (ベータ線)

原子核から放出される高速電子。物を透過する能力α線γ線中間人体は、外部被ばく内部被ばく両方影響を受ける。エネルギーの低いβ線を放出する核種では経口摂取等による体内被ばくによる影響避けることが重要。エネルギーの高いβ線を放出する核種内部被ばく加えて外部被ばく避けることも必要となる。

β線

同義/類義語:ベータ線
英訳・(英)同義/類義語:beta ray

放射線同位元素には、32Pのように電子(β線、β粒子)を放出するβ崩壊と、α線(Heの原子核)を放出するα崩壊γ線波長の短い電磁波)を放出するγ崩壊するタイプがある。特にβ粒子γ線高感度検出できるため、生物実験でもトレーサー物質検出利用される
「生物学用語辞典」の他の用語
物理学分野:  β線  シナプス後電位  レーザー光線    光エネルギー  光子  光波

ベータ粒子

(β 線 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 09:47 UTC 版)

ベータ粒子(ベータりゅうし、β粒子、: beta particle)は、放射線の一種で、その実体は電子または陽電子である。ベータ粒子の流れを、ベータ線(ベータせん、β線、: beta ray)と呼ぶ(ベータ線、およびアルファ線はラザフォードが発見)。普通は単に「ベータ線」という場合は、核反応により放たれる負電荷を持ったいわゆる普通の電子の流れを指す(下記も参照されたい)。


  1. ^ CODATA Value: electron mass”. CODATA. NIST (2019年5月20日). 2022年11月19日閲覧。
  2. ^ CODATA Value: electron mass energy equivalent in MeV”. CODATA. NIST (2019年5月20日). 2022年11月19日閲覧。
  3. ^ CODATA Value: electron mass in u”. CODATA. NIST (2019年5月20日). 2022年11月19日閲覧。
  4. ^ CODATA Value: elementary charge”. CODATA. NIST (2019年5月20日). 2022年11月19日閲覧。


「ベータ粒子」の続きの解説一覧

「β 線」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「β 線」に関係したコラム

  • 株式分析のベータ値とは

    株式分析のベータ値(β値)とは、株価指数と個別銘柄との連動する割合を数値に表したテクニカル指標のことです。株価指数は、TOPIXや日経平均株価(日経225)などを用いることが多いようです。ベータ値の求...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「β 線」の関連用語

β 線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



β 線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
九州環境管理協会九州環境管理協会
財団法人 九州環境管理協会(以下、「当協会」とします)ホームページに記載されている全ての文章、写真その他の画像等の著作権は、すべて当協会に帰属します。これらを無断で転載・複製することは、私的使用または引用として使用する場合を除き、著作権法で禁止されています。
文部科学省文部科学省
Copyright (C) 2024 文部科学省 All rights reserved.
環境防災Nネットホームページ原子力防災基礎用語集
内閣府原子力委員会内閣府原子力委員会
Copyright (C) 2024 Atomic Energy Commission of Japan. All Rights Reserved.
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベータ粒子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS