.diffとは? わかりやすく解説

diff

別表記:ディフ

「diff」の意味・「diff」とは

「diff」は、主にコンピュータ世界で使われる言葉で、二つファイルデータ違いを示すためのツールコマンドを指す。具体的には、テキストファイルの行単位での差分比較・表示するUnix系コマンドラインツール一つである。また、バージョン管理システムであるGitでは、コミット間の差分表示するためのコマンドとしても使われる

「diff」の発音・読み方

「diff」の発音は、IPA表記では/dɪf/となる。IPAカタカナ読みでは「ディフ」となり、日本人発音するカタカナ英語では「ディフ」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「diff」の定義を英語で解説

「diff」は、"a command that displays the differences between two files"と定義される。これは、「二つファイル間の違い表示するコマンド」という意味である。例えば、プログラムソースコードバージョン間変更点確認する際に利用される

「diff」の類語

「diff」の類語としては、「compare」や「contrast」がある。これらは、それぞれ比較する」と「対比するの意味を持つが、「diff」が具体的にファイルデータ差分を示すのに対し、これらの類語一般的な比較を指す。

「diff」に関連する用語・表現

「diff」に関連する用語としては、「patch」がある。「patch」は、diffによって生成され差分を元のファイル適用するためのコマンドである。また、merge」も関連語であり、複数変更統合するための操作を指す。

「diff」の例文

1. Use the diff command to compare the two versions of the source code.(ソースコード二つバージョン比較するためにdiffコマンド使用する
2. The diff tool highlighted the differences between the files.(diffツールファイル間の違い強調表示した
3. I ran a diff to see what changes had been made.(何の変更が行われたかを確認するためにdiffを実行した
4. The diff output can be used to create a patch.(diffの出力パッチ作成するために使用できる
5. The diff command in Git shows the changes between commits.(Gitのdiffコマンドコミット間の変更表示する
6. He used diff to check for any discrepancies.(彼は不一致確認するためにdiffを使用した
7. The diff revealed several changes in the configuration file.(diffは設定ファイルいくつかの変更明らかにした)
8. The diff command is a powerful tool for developers.(diffコマンド開発者にとって強力なツールである)
9. You can use diff to compare directories as well as files.(ファイルだけでなくディレクトリ比較するためにdiffを使用できる
10. The diff showed that only a few lines had been modified.(diffは数行だけが修正されたことを示した

デフ【diff】

読み方:でふ

《「ディファレンシャル‐ギア」の略》差動歯車のこと。


.diff

読み方ディーアイエフエフ

.diffとは、データベースソフト表計算ソフトなどの間でデータ交換するためのファイル形式のひとつで、DIF形式.dif)が拡張され形式Date Interchange File Format)のことである。

.diffは、ファイル内容などの点では.dif形式との違いがない一部UNIX系OSなどでは、プログラムなどの差分ファイル区別する目的で .diffの拡張子用い場合がある。


diff

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 16:41 UTC 版)

diff(ディフ)は、ファイルの比較を行うためのコマンドで2つのファイル間の違いを出力できるプログラム。diffプログラムは単位でテキストファイル間の差異を表示する。最近の実装ではバイナリファイルもサポートしている。プログラムからの出力も「diff」(ディフ)と呼ばれるが出力をそのままpatchプログラムで適用できるため、「patch」(パッチ)との呼称も一般的である。また、diffコマンド以外からの出力であっても差分表示プログラムの出力はdiffと呼ばれることがある。"grep"が文字列探索そのものの代名詞になっているように、"diff"という語も差分検出一般を指すジャーゴンとなっている。


  1. ^ Wdiff - GNU Project - Free Software Foundation”. www.gnu.org. 2023年8月30日閲覧。
  2. ^ Komarnitsky, Alek (1999年8月21日). “spiff-1.0”. web.archive.org. utah.edu. 1999年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  3. ^ comp.sources.miscのVolume 14にunidiffとして投稿。


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