「高飛車」を含む用例
・宮本百合子 こういう月評が欲しい (青空文庫)
な新社会文化への輝きと期待とを感じるようなものがいるのである。 プロレタリアの陣営からの批評は、階級的陣営が違うと、もういうことはきまっていると思わせる狭いところがあった。ある時は高飛車なところもある。 ボルシェビキ的批評というものは、本質...
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・宮本百合子 落ちたままのネジ (青空文庫)
れる感情も根柢に於ては、ここに血脈をひいている。「麦死なず」に対する批評に向って反駁的、勝者的気分で書かれている同氏の「悪作家より」(改造・十月号)でその気分は極めて率直と云えば率直、高飛車と云えば高飛車...
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・折口信夫 神道の史的価値 (青空文庫)
にさうした色々な要素を固有して居た、と主張もし賛成もする人が、段々に殖えて来た。此は平田翁あたりの弁証法の高飛車な態度が、意味を変へて現れて来たのである。さうした人々が、自分の肩書や、後押しの力を負うて、宣伝又宣伝で、どし/″\と羽...
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・豊島与志雄 反抗 (青空文庫)
さんは人に恩を売ることが嫌いな人格者だから、わざと知らない風をして、周平に気持の上の 負目 ( おいめ ) を与えまいとしたのだ。また、もし奥さんが内密でしたことならば、初めに何とか断る筈だし、次に周平が金を返しに行った時、そんなに高飛車...
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・羽志主水 越後獅子 (青空文庫)
は発見者だから定めし賞めて呉れるだろうと思ってたのに、警官が大分高飛車に出たので大に感情を害してプリプリして居た。 「君は烟の出る窓の中で、 咆 ( うな ) り声を聞いた相だが確かネ」 「人間だか猫だか判らないが、兎に...
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・宮本百合子 文学の大衆化論について (青空文庫)
大笑的気分は消失して来ているであろう。その内輪で、どちらかと云えば神経質な交渉の反覆を日頃経験している人々が、そういうこまかい利害からは埒外にあって、しかも今日の世の中では文学の仕事にたずさわる者に対して高飛車...
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・牧野信一 晩春の健康 (青空文庫)
さんはもう学校を出たの?」 「あゝ、去年の春。」 「どうして此方の女学校を途中で止めて、東京の学校へなんて入つたの?」 「彼奴は手のつけられないお転婆で——バカだよ。」 斯う高飛車に云つた時私は、突然不思議な(と自...
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・豊島与志雄 小説中の女 (青空文庫)
であるか或は敵意であるか、私は一寸見定めかねて、知らず識らず眼を外らした。そして隧道を出てしまってから、私はまた彼女の方へ眼をやった。彼女はまだ私の方を見ていた。びくともしない高飛車な眼付だった。私はその底に、みさ...
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・岡本かの子 食魔 (青空文庫)
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・岡本かの子 ガルスワーシーの家 (青空文庫)
ドの女詩人は順番がやっと来たので勇んで演壇に飛び上ってしゃべり出す弁士のように両眼を輝やかし 鞣皮 ( なめしがわ ) 細工のような形の 宜 ( よ ) い首を前へつき出した。 ——私達はマホメットの宗教を信じ剣を 以 ( も ) って邪を払い、詩を以って心を養います」 宮坂はまたしても此の高飛車...
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の人々は皆びくびくしながら一所懸命に歌う仲間入りをし、目をつけられないようにと銘々が互に競って大声を出して歌ったのだ。なぜなら、こういう発作の時には彼はこの上なく高飛車に出たからで、みんなに黙れと言ってテーブルを手でぴしゃりと打つ。何か...
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・海野十三:人造人間殺害事件 (青空文庫)
掛けというやつかも知れない。もしそうだとすると、この劉夫人は容易に僕から離れては呉(く)れないだろう。だが夫人にあまり附きまとわれては、こっちの仕事が一向にすすまなくなるわけだ。こいつは高飛車(たかびしゃ)に出て、一遍...
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・菊池寛 蘭学事始 (青空文庫)
の一挙にもらすべき人でないことを感じていた。 が、彼は良沢の名を、気軽に口にすることができなかった。良沢に対する軽い反感のために、たやすく口にすることができなかった。その上、彼の心の一隅には、日頃一座に対して高飛車な、 見下 ( みくだ ) した...
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・菊池寛 忠直卿行状記 (青空文庫)
の言い訳は持ち合わして行ったのだが、こう家康から高飛車に出られては、口を出す機会さえなかった。 で、仕方がないというよりも、 這々 ( ほうほう ) の 体 ( てい ) で本陣を退って、越前勢の陣所へ帰って来たものの、主君...
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・幸田露伴 蘆声 (青空文庫)
不完全な設備と不満足な知識とを以て川に臨んでいる少年の振舞が遊びでなくてそもそも何であろう。と驚くと同時に、遊びではないといっても遊びにもなっておらぬような事をしていながら、遊びではないように高飛車に出た少年のその無智無思慮を自省せぬ点を 憫笑 ( びんしょう ) せざるを得ぬ心が起ると、殆ど...
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・宮本百合子 舗道 (青空文庫)
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の本来の性質からいまの文学のゆがみを照し出そうとする企て」をもつ作家の一人である。いまの文学のゆがみそのものを、その一文の中でアクロバット風に表現しているにすぎないことを痛ましいと思う。一人の作家伊藤整がいたましいというような高飛車な感想ではなく、日本...
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・坂口安吾 握った手 (青空文庫)
は次第に不キゲンになった。 「もう私が好きじゃないんでしょ。そうでしょう」綾子は強引でワガママだった。受身なのは松夫なのだ。彼女に高飛車にきめつけられると、松夫はヘドモドしてしまう。グッと踏みこたえて偉大な威厳を見せることは、彼女...
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・織田作之助 競馬 (青空文庫)
場一等館入口、去年と同じ場所で待っている。来い。」と簡単な走り書きで、差出人の名はなかった。葉書 一杯 ( いっぱい ) の 筆太 ( ふでぶと ) の字は男の手らしく、 高飛車 ( たかびしゃ ) な文...
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・小村淡彩 (青空文庫)
談でしょう!」 いしが高飛車に応じた。 「御覧になったって分りますわ」 「本人に訊いているんだ。——お前男と関係したのは今度始めてか」 ろくは、汚く涙で穢れた眼の隅から、駐在を偸見て体を揺った。 「町で...
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・太宰治 『井伏鱒二選集』後記 (青空文庫)
折の井伏さんの情景など記すにとどめるつもりであって、そのほうが高飛車に押しつける井伏論よりも、この選集の読者の素直な鑑賞をさまたげる事すくないのではないかと思われる。 さて、選集のこの第一巻には、井伏さんのあの最初の短篇集「夜ふけと梅の花」の中...
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・世相 (青空文庫)
し海老原は一息に飲み乾して、その飲みっぷりの良さは小説は書かず批評だけしている彼の気楽さかも知れなかった。だから、 「君には思想がわからないのだよ。不信といっても一々疑ってからの不信とは思えんね」と高飛車だった。 「だから、消極...
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・牧野信一 スプリングコート (青空文庫)
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・牧野信一 小川の流れ (青空文庫)
てわけもなく彼の気勢を怖れてゐるかのやうだつた。 「チヨツ、まあ、何てえ 態 ( ざま ) なんだらうな。」 彼は、日頃の苦々しさを晴すかのやうに高飛車に舌を鳴すのであつた。すると彼女は、益々切端詰つて、ポツン/\と読んで行くうちに、思は...
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・牧野信一 或る日の運動 (青空文庫)
を衒ひ、高飛車に云ひ放つた。F——を照子のところへ、連れて行くも連れて行かないも、あつたものではなかつたのだ、私にして見れば——。だが私は、自分の小賢しき「邪推」を、遊戯と心得てゐた頃だつた。愚昧...
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・牧野信一 明るく・暗く (青空文庫)
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・本庄陸男 白い壁 (青空文庫)
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・豊島与志雄 水甕 ——近代説話—— (青空文庫)
ふと気がついてみると、あちらの端に坐ってる男が、鈎の手に曲ってるこちら側に坐ってる男へ、高飛車に突っかかり、こちらは卑屈に頷いたり弁解したりしていました。どちらも中年の男で、あちらは開襟シャツにズボン、恐ら...
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・与謝野晶子 平塚・山川・山田三女史に答う (青空文庫)
さんのように「社会のもの、国家のもの」とは決して考えません。平塚さんは「子供の数や質は国家社会の進歩発展と、その将来の運命に至大の関係がある」といって、国家主義者か軍国主義者のような高飛車な口気を 洩 ( もら...
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用例の品詞分類
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