「骨董品」を含む用例
・薄田泣菫 贋物 (青空文庫)
て来ようといふものぢやないか。」 と言つて笑つたといふ 談話 ( はなし ) だ。 今の 富豪 ( かねもち ) が高い金を惜しまないで骨董品を集めるなかには、かうして狡い考へをするのが少くない。唯骨董品ばかりでは無い。一人...
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・坂口安吾 現代とは? (青空文庫)
ないのが当然だと私は思う。学究とか隠者とか、生活から距てられた骨董的老人が、愛読し、そして現代をのゝしるヨスガとする性質の、それも亦骨董品の一つではないかと私は考えているのである。 底本:「坂口安吾全集 06」筑摩...
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・折口信夫 古語復活論 (青空文庫)
/\の古語・死語をば復活せしめようと努めるのは、単なる憬古癖を満足せしめる為にするのだと思うてはならぬ。われ/\は骨董品に籠つてゐる、幾百年の黴の匂ひを懐しまうとする者ではない。われ/\の霊は、往々...
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・坂口安吾 理想の女 (青空文庫)
しい意慾のないロマンなどがあるものか。 永井荷風が戯作者などゝは大嘘です。彼は理想の女をもとめてはゐない。現実の女を骨董品の如き好色慾をもつて紙上に弄んでゐるだけで、理想の女をもとめるために希願をこめて書きつゞけられた作品ではない。まだ...
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・坂口安吾 通俗と変貌と (青空文庫)
体の貪慾と放蕩の中で常に自爆しなければならないものだ。芸術作品が作家自身の創造であり、発見であるのは、かゝる自爆によつてゞある。作品は書かれたことにしか意味がない。 小林は骨董品をさがすやうに文学を探してゐる。そして、小さな掘出し物をして、むや...
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・會津八一 支那の明器 (青空文庫)
り明器の価格はピンからキリまである。 そこで、なぜ世界の隅々まで、急に此の明器をそれほど珍重するやうになつたかと云ふに、それは少しも無理も無いことで、支那の骨董品として大昔から古銅器即ち鐘鼎の類が非常に尊重されたものであるし、唐宋...
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・徳田秋声 挿話 (青空文庫)
京都でお茶の師匠をしているそうですが……」 道太は辰之助からその家にあった 骨董品 ( こっとうひん ) の話などを聞きながら、崖の下を歩いていた。飯を食う処は、その辺から見える山の 裾 ( すそ ) にあったが、ぶら...
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・寺田寅彦 ある日の経験 (青空文庫)
屋の店先にある陶器の光沢にもつい心を引かれて足をとめた。 とある店の棚の上に支那製らしい壷のようなものがいくつか並んでいるのをしばらく立止って眺めていた。その内の一つを取り下ろして値段をきいてみると六円だという。骨董品というほどでなくても、三越...
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・内藤湖南 大阪の町人と學問 (青空文庫)
氏は何を聞いても知らぬと言はれたことはないが、其の自分の商賣の事だけは何一つ知らなかつたといふことである、ところが平瀬家は商賣の方で振はないことがあつたが、其時は商賣に關係なしに唯道樂で集めた骨董品で商賣の損害を償はれたといふ話がある。此の...
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・岡本かの子 豆腐買い (青空文庫)
うに下っている軒の間から爆発したような灯が透けていた。その並び店の中の一軒だった。 骨董品 ( こっとうひん ) 店があった。もとよりニセ物のビザンチン石彫の破片やエトラスカの土焼皿などもあって外人相手の店には違いないがその 列 ( なら ) んだ...
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・モウパンサン 辻潤訳 頸飾り (青空文庫)
来た燭台が置かれてある、室内は暖炉の温か味で程よくなっている、傍の肱掛け椅子には逞ましい馬丁風の男が二人睡っている。と思うと古代の絹かなにかで飾りたてられた美術室、如何程価のするか解らないような種々の珍奇の骨董品やら、書画...
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前に二脚の肱掛椅子と一脚のロッキングチェアとがあつてストーヴと扉の中程に小さいテーブル。双方の壁には版畫が懸つてゐる。置棚には陶器、骨董品など、また見事な裝釘の書物を詰めた小さな本箱が据ゑてある。敷物は絨氈、ストーヴには火が燃えてゐる冬の日。廊下の方でベルが鳴ると、すぐ...
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・桑原隲蔵 支那人の文弱と保守 (青空文庫)
清初に支那に布教したスペインのナヴァレットも、 支那人は學問を修め、商業を營み、美術骨董品を作るには適當であるが、戰爭をなし得る柄でない。 と述べて〕居る。 この點から考へると、日清戰役前後から始まり出し、日露戰役によつて一層流行し、今日...
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・坂口安吾 大阪の反逆 (青空文庫)
ない思想は下らない。ところが志賀文学では、態度がマヂメであることが、思想の正しさの裏打ちで、悩むことが生き方の正しさの裏打ちで、だからこの思想、この小説はホンモノだといふ。文学の思想性を骨董品の鑑定のやうなホンモノ、ニセ...
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・坂口安吾 能面の秘密 (青空文庫)
貸しをはじめてからはたちまちダメになる一方でしたね」 「乃田家の財産は現在どのぐらいあるのですか」 「今ではスッカラカンですよ。今度売れた千八百万のほかにはその半分も値のなさそうなのが一ツ二ツで、あとはあの家屋敷だけです。むしろ骨董品...
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・坂口安吾 逃げたい心 (青空文庫)
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・松永延造 職工と微笑 (青空文庫)
にも拘らず、いや、寧ろ、一層図々しく、私はウツラウツラと考え続ける。何を? 凡て外国の骨董品の事をである。メソポタミヤ人は三千年前に何んな頬髯の生やし方をしていたか? 斯んな考古学は厭世の一種であって、自分...
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・素木しづ子 三十三の死 (青空文庫)
中に何といふ恥しさを感じたことだろう。肩についた皮や、胸や腰のバンドがお葉の動く度に鳴つた。柔らかな 初毛 ( うぶげ ) のはえた肉色の一脚にならんで、それはつやつやと手垢にみがかれた骨董品のやうな一脚であつたのだ。また...
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・夢野久作 焦点を合せる (青空文庫)
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・夢野久作 女坑主 (青空文庫)
五十分に間に合うように大急ぎで荷造りしてちょうだい。まだ四時間ぐらいあるでしょ。……そうね。どちらも 茣蓙 ( ござ ) で包んで上箱に入れて、貴重品扱いにして門司の山九運送店宛に出して下さいな。そう。中味は仏像とか、 骨董品 ( こっとうひん ) とか...
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・夢野久作 笑う唖女 (青空文庫)
前に新郎の当主甘川澄夫と、新婦の初枝。その右の下手に新郎の親代りの村長夫婦。その向い側には 嫁女 ( よめじょ ) の実父で、骨董品然と 痩 ( や ) せこけた [#「 痩 ( や ) せこけた」は底本では「 痩 ( や...
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・牧野信一 泉岳寺附近 (青空文庫)
は力を入れて打てば破れるほどのおもちやであるのに、守吉の太鼓はあまり調子よく鳴り渡るので不思議に思つて遠くから注意して見ると、何処からあんな本物を探して来たのだらう——と、その時は思つたのである。骨董品のやうな重味を持つた立派やかな太鼓で、胴に...
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・豊島与志雄 叔父 (青空文庫)
野さんは思った。そして喜代子から転じて笹部の方へ向ける中野さんの眼は、沈黙がちなうちに次第に鋭くなっていった。 中野さんは骨董品をでも鑑賞するような風に、いろんなことを見て取った。——喜代子の顔に、ぽつ...
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・豊島与志雄 白塔の歌 ——近代伝説—— (青空文庫)
は相当の資産を所有して、骨董品類の店を経営していましたが、その店が実は方福山から委託されたものだとか、或は貰い受けたものだとか、いろいろの陰口が囁かれたこともありました。そして方福山との多年の関係は、殆ん...
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・豊島与志雄 波多野邸 (青空文庫)
の棚のケースには、銀製の種々の記念品や骨董品が並べてあり、煖炉棚には、古い壺や皿が飾られていて、その片端に、坐形の大きな人形が一つあった。足のところが少し損じてるきりで、顔から胴体まで、真白な泥土の肌は、光り...
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・與謝野晶子 註釈與謝野寛全集 (青空文庫)
如意輪観音の黒ずんだ像を弾いて見てゐる。彼等は仏像そのものに対して不謹慎であるばかりでなく、いみじい古美術に何らの尊敬を払はうとして居ない。骨董品の性質を調べ上げて能事終るとして居ると云ふのであるが、是れ...
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・鉄道運輸規程 (e-Gov)
商品券其ノ他ノ有価証券並ニ金、銀、白金其ノ他ノ貴金属、イリヂウム、タングステン其ノ他ノ稀金属、金剛石、紅玉、緑柱石、琥珀、真珠其ノ他ノ宝玉石、象牙、鼈甲、珊瑚及其ノ各製品 二 美術品及骨董品 三...
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Ernst Theodor Amadeus Hoffmann ET DUKKEHJEM Henrik Ibsen ピンからキリまで ロッキングチェア タングステン メソポタミヤ にも拘らず エルンスト テオドーア ビザンチン ヘンリック ヴァレット 大きな人形 如意輪観音 岡本かの子 惜しまない 意味がない 素木しづ子 豊島与志雄 ですよ。 なし得る スペイン テーブル ホフマン ボイラー 下らない 人形の家 内藤湖南 利かない 坂口安吾 夢野久作 寺田寅彦 封建時代 岡本綺堂 島村抱月 徳田秋声 折口信夫 掘出し物 有価証券 松永延造 桑原隲蔵 永井荷風 為にする 牧野信一 理想の女 芸術作品 薄田泣菫 貧乏徳利 違いない 遠くから 飯を食う DUK うな重 その時 アマー ウツラ ケース ストー タタキ デウス バンド パンサ ヨスガ ラスカ ロマン 一方で 三千年 下って 不謹慎 並べて 何処か 八百万 冬の日 出来た 古美術 古銅器 同時に 向い側 商品券 喜代子 大急ぎ 夫婦。 如何程 家屋敷 戯作者 支那人 日の経 柔らか 泉岳寺 波多野 生き方 知らな 種々の 緑柱石 美術品 美術室 考古学 荷造り 蒲原氏 裏打ち 親代り 記念品 貴重品 貴金属 転じて 運送店 金剛石 骨董品 一人 一種 一脚 一軒 三十 三越 世界 中程 中野 二三 二人 二脚 五十 京都 今度 今日 仏像 伝説 作品 作家 価格 保守 値段 光沢 全集 八一 前後 創造 十年 半分 博物 厭世 双方 反逆 叔父 古代 古癖 古語 名作 商業 四時 土焼 変貌 外人 外国 多年 大嘘 大昔 大阪 太鼓 好色 委託 嫁女 学究 宝玉 実父 室内 宮原 富豪 尊敬 尊重 小林 小説 層流 山九 川澄 布教 師匠 平瀬 底本 店先 廃宅 廊下 強烈 当主 彼等 復活 微笑 志賀 思想 思議 性質 怪談 愛読 態度 戸隠 所有 手垢 挿話 損害 支那 放蕩 敷物 文学 文弱 新婦 新郎 日本 日清 日露 旧式 明器 晶子 暖炉 書物 書画 本物 本箱 村長 椅子 様子 次第 死語 沈黙 泥土 注意 焦点 煖炉 燭台 爆発 片端 珊瑚 珍奇 珍重 現代 現実 琥珀 田家 町人 発見 白金 百年 相手 真珠 真白 石彫 破片 福山 秘密 笹部 筑摩 紅玉 紙上 経営 美術 老人 職工 肉色 胴体 能事 能面 自分 自爆 自身 茣蓙 製品 規程 註釈 調子 談話 豆腐 象牙 財産 資産 贋物 辻潤 近代 通俗 運輸 金属 金色 鉄道 銀製 鐘鼎 鑑定 鑑賞 門司 附近 陰口 陶器 隠者 頬髯 馬丁 骨董 魅力 鼈甲