「骨組」を含む用例
・宮本百合子 序(『昼夜随筆』) (青空文庫)
三六年の初夏から今日に至るまでの間に書かれたものである。 文章としてここに収めるべき何ものをも持つことが出来なかった一ヵ年程の期間の生活の経験は、おのずから、その後にかかれたものの内容の裡に蓄積されていると思う。 私は、小説を書いてゆく地力の骨組...
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・宮本百合子 北へ行く (青空文庫)
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・中原中也 夭折した富永 (青空文庫)
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・宮本百合子 巖の花 ——宮本顕治の文芸評論について—— (青空文庫)
と表現の問題にしろよりリアルにとらえられていて、人民的な民主主義社会とその文学の達成のために、堅ろうな階級的骨組みと くさび とを与えている。 著者自身が一九二九年に「過渡期」として通過した日本のインテリゲンツィアの諸問題は、今日...
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・宮本百合子 生産文学の問題 ——文学に求められているもの—— (青空文庫)
の心が求めているものとは背中合わせな本質となっていた。全篇の組立てが、作品の主題に於る微妙な一点での一ねじりあって初めて可能であるというこの作者の方法は他の作品にも見出される特徴である。そのような現実に対する作品の本来は負の骨組みを覆うて、作品...
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・坂口安吾 探偵小説とは (青空文庫)
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・太宰治 思案の敗北 (青空文庫)
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・淡島寒月 凧の話 (青空文庫)
は骨へ細い紙を巻いたもので、障子の骨のようになっているので、障子骨の名もある。六本骨七本骨は、普通の骨組みで、即ちX形に組んだ骨が 這入 ( はい ) っているのである。そうしてこの巻骨の障子骨は丈夫で良い凧としてある。なお...
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・堀辰雄 Ein Zwei Drei (青空文庫)
小説についての抱負は中村が自分で書くはずだが、いかにも若々しい作品で、まだ下手くそなところも大ぶ目につくが、最後の方になればなるほど面白くなる。そこまでいつて、はじめて全體の骨組もはつきりと分かつてくる。そんなところ、なかなか小癪だ。こん...
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・内藤湖南 日本文化とは何ぞや(其二) (青空文庫)
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・岡本かの子 巴里のキャフェ ——朝と昼—— (青空文庫)
社の巣窟があった時代の習慣で足はおのずとここへ向く。デカダン時代の風雅に養成された彼は、今日の唯物的健康なるものに対して悉く 反噬 ( はんぜい ) する。 「このごろ西の郊外に出来る新住宅の様式は、あれは建築ではないね、あれは建築の骨組...
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・岸田國士 仏蘭西役者の裏表 (青空文庫)
大臣なんか屁とも思はず、ブウルジェやアナトオル・フランスの劇作は、殆ど自分が骨組をこしらへてやつたやうなものなのを、それが当つて、表向きの作者が鼻をうごめかしてゐると、それを見て、 にやり と笑つて、「おい、サシヤ公(これ...
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・高村光太郎 触覚の世界 (青空文庫)
は確かにがっしり其処にある。風景は何処をみても微妙に組み立てられている。人体のように骨組がある。筋肉がある。肌がある。そうして、均衡があり、機構がある。重さがあり、軽さがある。突きとめたものがある。 此処に一つの詩がある。こん...
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・坂口安吾 新らしき文学 (青空文庫)
創造的な意思によって、血と肉の人間悲劇を語るものが文学であることを述べた。私に許された紙数は至極簡単な、いわば骨組的な荒筋を述べるほかに仕方がなかったが、然したとえ幾十枚の紙数を許されたにしても、理論...
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・折口信夫 桃の伝説 (青空文庫)
ふ神であるのも不思議はない。神名があるからとて、神代にこの事実があつたらう、といふ様な議論は問題にならない。 さて、桃太郎の話である。話が今の形の骨組みに纏まつたのは、恐らく、室町時代のことであらう。併し、其種...
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・萩原朔太郎 名前の話 (青空文庫)
詩人としての姓名から表象することは、いかにしても僕には困難である。大手拓次といふ名の字面から浮ぶ聯想は、何かしらがツちりした、骨組の太い、血色の好い、四角張つた人間のやうに思はれる。この同じ詩人は、初期...
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いろと揣摩臆説が行われるんで困らされてるんだが、要するに問題は事実の骨組を、絶対に動かすべからざる事実の骨組を、諸説紛々たる報道の中から掴み出せばいいんだ。そして、それが出来たら、そのしっかりとした根底の上に立って、そこ...
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・黒島伝治 パルチザン・ウォルコフ (青空文庫)
でぶっ殺してしまえやいいじゃないか。」 小屋のところをぶらぶら歩きながら無遠慮に中隊長の顔を見ていた男が不意に横から口を出した。 その男は骨組のしっかりした、かなり豊かな肉づきをしていた。しかし、せいが高いので 寧 ( むし ) ろ 痩...
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・森鴎外 津下四郎左衛門 (青空文庫)
大きくなつて正義の人になりたいと願つた。 文久二年に鹿太は十五歳で元服して、 額髪 ( ひたひがみ ) を 剃 ( そ ) り落した。骨組の 逞 ( たく ) ましい、大柄な子が、 大綰総 ( おほたぶさ ) に結つたので 天晴 ( あつ...
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・倉田百三 学生と教養 ——教養と倫理学—— (青空文庫)
個性の対比は文芸作品の個性の差異の如くいちじるしい。所詮倫理学は死せる概念の積木細工ではなくして、活きた人間存在の骨組みある表現なのである。この骨組みの鉄筋コンクリート構造に耐え得ずして、直ちに化粧煉瓦を求め、サロンのデコレーションを追うて、文芸...
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・タイトル (青空文庫)
ことだ。」 友は呆気(あつけ)にとられながら、私の顔をぼんやり見詰めた。私の顔は岩礁(がんしよう)のやうに緊張して居た。 「何だい君。」 と、半ば笑ひながら友が答へた。 「そりや君。中の骨組を鉄筋にして、コン...
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・岸田國士 生活力の強化 ——北陸地方文化協議会講演—— (青空文庫)
の文化は決して中央都市でのみ作り出されるものではないことは申すまでもなく、特に地方生活、産業に結びついた伝統の強味は一国の文化を形成する上に最も重要な要素であります。謂はゞ地方においては文化の骨組と肉付きは既に出来てゐると思ひます。そして、もし...
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・宮島資夫 清造と沼 (青空文庫)
しくなった 凧屋 ( たこや ) でした。凧屋の主人は、店の中にひとりすわって はり 上げた凧に 糸目 ( いとめ ) をつけたり、 骨組 ( ほねぐみ ) をなおしたりして働いていました。 清造はもう 疲...
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・古鏡 (青空文庫)
彼女の手を見てゐた。骨組みの頑丈な手をしてゐた。それによつて、幾らか氣持ちが輕くさせられた。 「かうして毎日方々歩いてゐますと、隨分妙な事にぶつかるもんですね」 「それはさうです。いろんな家庭がありませうからね」 「いゝ...
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・坂口安吾 推理小説について (青空文庫)
いうところが日本の探偵小説の今後の発展のために最も重大なことで、この根本に確実なリアリテを欠いていたなら、その作品は完全落第なのである。 小栗虫太郎氏の作品などは、仕掛の確実さを追求したらまことに怪しいオソマツなものばかりで、その安易な骨組...
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・寺田寅彦 静岡地震被害見学記 (青空文庫)
形に曲ったり垂れ落ちかかったり、障子紙が一とこま一とこま申合わせたように同じ形に裂けたり、石垣の一番はしっこが口を開いたりするという程度からだんだんひどくなって半潰家、潰家が見え出して来た。屋根が軽くて骨組...
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・土田杏村 風は草木にささやいた 跋 (青空文庫)
ツアノとだんだんに固くなつてゆくにつれて僕の理知欲は一面に滿足させられたが他面の宗教的要求を如何にせばやと惑ふ樣になつた。其頃のことである。僕が專心大乘佛教の中に浸つて佛弟子たる修業に志したのは。「公準としての愛」といふやうなものも其の時に出來た。神祕的象徴主義の骨組もその頃に出來た。そし...
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・夢野久作 実さんの精神分析 (青空文庫)
表現として頭を下げさせられるが、実さんのお能を見ると、そんなものがちっとも感じられない。サッパリ面白くない。暗い。つまらない。荒地の中で建築の骨組だけ見せられているような気持になることが多い。どうかすると面と装束を着た骸骨が、型通...
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・豊島与志雄 天下一の馬 (青空文庫)
珍しいつやつやとした黒毛の 若駒 ( わかこま ) で、背も高く骨組みもたくましく、ひひんといなないて太い 尾 ( お ) を打ち振りながら、ぱっかぱっかと街道を進む姿は、見るも勇ましいものでした。多くの馬方の馬のうちでも、一番...
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