「駆逐艦」を含む用例
・平田晋策 昭和遊撃隊 (青空文庫)
らすぐに穴があく。いや、わが駆逐艦『 吹雪 ( ふぶき ) 』の十三糎砲に狙われたって危いだろう。 前軍令部長のプラット大将さえ、 「わが大巡洋艦はブリキ 張 ( ばり ) である。」 と白状しているのだ。 諸君...
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・海野十三 火薬船 (青空文庫)
南に三百五十キロばかりくだった海面であるが、警備中のわが 駆逐艦 ( くちくかん ) 松風は、一せきのあやしい中国船が前方を南西へむかって横ぎっていくのを発見した。 「——貨物船。推定トン数五百トン、船尾に“ 平靖号 ( へいせいごう ) ”の三...
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・海野十三 太平洋雷撃戦隊 (青空文庫)
射手は発射管のところへ、飛んでゆきました。 ×の駆逐艦に見つかる 八門の 大砲にねらわれての大離れわざ 勇 ( いさ ) みに勇む第十三潜水戦隊は、その日から 船脚 ( ふなあし ) に鞭うって、東南...
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・梶井基次郎 海 断片 (青空文庫)
物凄い雨風の音のなかにけたたましい鉄工所の非常汽笛が鳴り響いた。そのときの悲壮な気持を僕は今もよく覚えている。家は騒ぎ出した。人が飛んで来た。港の入口の暗礁へ一隻の 駆逐艦 ( くちくかん ) が 打 ( ぶ ) つかって沈んでしまったのだ。鉄工...
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・宮沢賢治 烏の北斗七星 (青空文庫)
大尉は先登になつてまつしぐらに北へ進みました。 もう東の空はあたらしく研いだ鋼のやうな白光です。 山烏はあわてて枝をけ立てました。そして大きくはねをひろげて北の方へ 遁 ( に ) げ出さうとしましたが、もうそのときは駆逐艦...
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・小林多喜二 蟹工船 (青空文庫)
「とも」のサロンに、ビール、果物、洋酒のコップを持って、忙しく往き来していた。サロンには、「会社のオッかない人、船長、監督、それにカムサツカで警備の任に当る駆逐艦の 御大 ( おんたい ) 、水上...
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・寺島柾史 怪奇人造島 (青空文庫)
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・吉行エイスケ 恋の一杯売 Love on Drought (青空文庫)
( マアジャン ) 、私から一千 弗 ( ドル ) をサルーンから投出してしまった。黄海は日本の 駆逐艦 ( くちくかん ) のマストが見える、夜は外人達によって舞踊会は傾いた部屋を旋回している。私は 新義...
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・海野十三 軍用鮫 (青空文庫)
独歩未曾有の海戦新兵器を考案せられ、よってもって我が沿岸を親しく下り行きて、軍船を悉く撃沈せられんことを。而して右に関し、軍船一艘ごとに金的貨二万元を贈り、なお且つ副賞として、潜水艦には三万元、駆逐艦には一万元、内火艇十元、短挺四元、上陸...
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・寺田寅彦 徒然草の鑑賞 (青空文庫)
一方では知識というものの効能を高く買っていることがよくわかる。第五十一段の水車の失敗は先日の駆逐艦進水式の出来損ねを思い出させる。 知識とは少しちがう「智恵」については第三十八段に「智恵出でては偽あり」とか「学びてしるは、まことの智にあらず」など...
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・葉山嘉樹 労働者の居ない船 (青空文庫)
では大騒ぎになった。——尤も、船会社と、船会社から頼まれた海軍だけだったが—— やがて、彼女が、駆逐艦に発見された時、船の中には、「これじゃ船が動く道理がない」と、船会社の社長が言った半馬鹿、半狂人の船長と、 木乃...
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・海野十三 怪塔王 (青空文庫)
の始りだったのです。おひるごろになると、どこから来たのか、 駆逐艦 ( くちくかん ) だの、変な形をした軍艦とも商船ともわからない船だのが、およそ十 隻 ( せき ) ほども集ってきて、沖はなかなか 賑 ( にぎ...
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・海野十三 空襲下の日本 (青空文庫)
イまでは行けても、それから先は、日本の潜水艦が襲撃してきて、サラトガの胴中に穴があきゃしないこと」 「なアに、優秀な航空隊、それに新造の駆逐艦隊に爆雷を積んで、ドンドン海中へ 抛 ( な ) げこ...
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・海野十三 空襲警報 (青空文庫)
艦隊発警報。——敵ノ超重爆撃機二機ヲ、 遂 ( つい ) ニ南方ニ見失エリ。他ノ一機ハ高角砲ニヨリ 粉砕 ( ふんさい ) シ、他ノ一機ハ海中ニ墜落セシメタリ。本艦隊モ駆逐艦一隻損傷ヲ受ケタリ」 「超重...
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・久生十蘭 キャラコさん 鴎 (青空文庫)
カナダ人のなかで第一のお金持ち、ジャン・アマンドさんのごうしゃな 快遊船 ( ヨット ) である。鋼鉄製で、駆逐艦のような恰好をしている。 扉 ( ドア ) をノックして 英吉利 ( イギリス ) 人の 室僕 ( バト...
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・坂口安吾 総理大臣が貰つた手紙の話 (青空文庫)
川県に於て人間の美は、わが国の無敵駆逐艦とか戦艦といふ必要の装甲以外の無役な一物も加へてゐない鋼鉄の浮城の姿となる。必要欠く可からざる物のみが自然に成した姿こそ真実の美である。真実の調和である。 かり...
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・折口信夫 雪の島 熊本利平氏に寄す (青空文庫)
うつ者が居る、そんな心持ちを起させた。此気分の、私に促した不思議な幻想がとぎれない中に、もう来た。駆逐艦が二艘かゝつてゐる川尻の様な処から、長い水道を這入つて行つた。郷野浦である。外光の中で、人顔...
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・牧逸馬 沈黙の水平線 (青空文庫)
タ号の行方は何うにも説明の附けようがないことになった。英国政府は特に駆逐艦を出動させる。その他、南亜海岸防備船、会社の捜索船、ケエプ・タウンとダアバン両市の義勇船隊、海洋関係の諸団体の呈供した夥しい捜索船、沿岸を 点綴 ( てんてつ ) する...
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