「首尾よく」を含む用例
・大町桂月 川越夜行記 (青空文庫)
出づると共に、齊しく起上り、朝飯終りて、裸男一場の演説を爲して、首尾よく茲に解散せり。それより裸男は、川越中學校に行きて演説し、それが終るより早く停車場に駈付けて汽車に乘り、東京に約したる演説會に行きぬ。この...
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・百詩篇第10巻 (Wikisource)
が過去にあったものほど美しいということは決してないだろう。 四方から、人々はそれを賞賛しに来るだろう。 72 [8] 一九九九年、七か月、 空から 恐怖の大王 [9] が来るだろう、 アンゴルモワ の大王を蘇らせるために。 その前後 マルス は首尾よく...
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・岡本かの子 愛 (青空文庫)
眼の間から穏かな瞳を私の胸に投げたまゝ 殆 ( ほとん ) ど音の聞えぬ楽器を奏でてゐます。私の魂は最後に、その人の胸元に向つて 牙 ( きば ) を立てます。 噛 ( か ) み破ります。 ふと、気がつくと、私は首尾よく...
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・牧野信一 ブロンズまで (青空文庫)
なことは何うでもいゝよ。そして首尾よくDに追ひついたのか?」 と誰やらが先を急いだ。 「それはともかく——」 と話手の一人は反対にさへぎつた。「今晩の会合に俺達の仲間が大半欠席しなければならなくなつたといふ理由は、あの...
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・宮沢賢治 黒ぶだう (青空文庫)
に出ようぢゃないか。僕がこの 柵 ( さく ) を持ちあげてゐるから早くくぐっておしまひ。」 仔牛は 云 ( い ) はれた通りまづ 前肢 ( まへあし ) を折って生え出したばかりの角を大事にくぐしそれから後肢をちゞめて首尾よく...
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・宮沢賢治 山地の稜 (青空文庫)
渡れ、一体これではあんまり枕木の間隔がせますぎるのだ。 大股 ( おほまた ) に踏んで行かれない。もう水の流れる所も通ったし、ずゐぶん早い。この二枚の小さな縦板は汽車をよける 為 ( ため ) のだな。こゝで首尾よく...
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・宮澤賢治 龍と詩人 (青空文庫)
しは日々ここに居て罪を悔い王に謝する。) (おお龍よ。わたしはわたしの母に侍し、母が首尾よく天に生れたならば、すぐ海に入って大經を探らうと思ふ。おまへはその日までこの窟に待つであらうか。) (おお、人の千年は龍にはわづかに十日に過ぎぬ。) (さら...
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に小さな紫弁が 簇 ( むら ) がってちょっと小菊の花に似ているもの)、それが終ると、今度は小鳥に唐草を一組仰せつかった。この一組は二枚の処も四枚の所もあって、なかなか大きく手の 籠 ( こ ) んだもの。……これらはいずれも首尾よく...
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・小酒井不木 稀有の犯罪 (青空文庫)
らずも悲運を招くことになりました。 B町の巣窟の秘密の通路から首尾よく逃げ出した仙波と京山の二人は、第二のかくれ家に来て、「ほッ」と一息つきました。 「貴様が箕島を殺したばっかりに、折角手に入れたダイヤモンドを、みす...
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・内田魯庵 犬物語 (青空文庫)
からうといふ野心満々たる面々は何れも愚劣極まつた鼻持ならぬ連中だ 子 。君達も及ばぬ恋の滝登りに首尾よく及第しやうといふ 僥倖党 ( げうかうたう ) だから 断念 ( あきらめ ) の 為 ( た ) め話して聞かせやう。 一番...
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・岡本かの子 健康三題 (青空文庫)
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・岡本綺堂 かたき討雑感 (青空文庫)
藩中で腕におぼえのある者が武士は相身互い、義によって助力するとかいって斬って来る。首尾よくそれを斬伏せたところで、入れ代って二番手三番手が撃ち込んで来れば、結局疲れて 仆 ( たお ) れるにきまっている。こんなわけで、已に...
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・エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 非暴力 (青空文庫)
の復讐の可能を排斥する。吾々の或る者は、不幸にも、單に復讐の日を延期してゐるかのやうに見える。 私を誤解してはいけない。私は、非暴力の政策が、その政策を抛棄する時にも、復讐の可能を排斥するとは云はない。けれども、それは爭鬪が首尾よく...
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・宮沢賢治 革トランク (青空文庫)
思ってゐましたら、どうしたわけか、まぐれあたりのやうに工学校だけ及第しました。一年と二年とはどうやら無事で、 算盤 ( そろばん ) の下手な担任教師が斉藤平大の通信簿の点数の勘定を間違った 為 ( ため ) に首尾よく...
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・躯 (青空文庫)
人数を調べてみると、上等兵の大瀬だけが一人揚って来ねえ。そいつは大変だと云うんで、また忰を捜すと云う騒ぎだ。だが、何処を捜しても姿が見えねえ。……何でも秋山さんは深い水の底にあった、大きな木の株に挟まっていたそうでね、忰は首尾よく...
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・高田保 恋文 (青空文庫)
た分量だとまづそれに驚かされるが、恋文風呂、果して首尾よくいゝ気持に温まれたかどうか、御本人はいゝ気持だつたらうが、それを貰ひ風呂した奴はどうだつたか、悪性の風邪など引き込んだかも知れない。 おなじく沸かすなら、茶の...
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・寺田寅彦 ニュース映画と新聞記事 (青空文庫)
録され再現されるのである。たとえば幕が落ちる途中でちょっと一時何かに引っかかったが、すぐに自然にはずれて首尾よく落ちる、その時の幕の形や運動の模様だとか、また式辞を朗読する老紳士の白髪の一束が風に逆立つ光景とか、そう...
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・清水紫琴 今様夫婦気質 (青空文庫)
は月にいくばくの手当と。注文通りの一札を、まんまと首尾よく請取つたる上、やつとの事でお輿入ありしといふ、金箔付きの恋女房様。さすがは多くの女ども、見飽きたまひし旦那の御 鑑識 ( めがね ) ほどありてと、御 容貌 ( きり...
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・内田魯庵 貧書生 (青空文庫)
としごいて 無図 ( むづ ) と座つた。 「首尾よく落第かナ?」 「勿論及第しおつた、」と毬栗君は大得意で有つた。 「君、及第しましたか?」と新聞配達の小説家は眼を つた。 「諸君、 最 ( も...
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・夢野久作『芝居狂冒険』 (青空文庫)
ならずあの中折のインバネスがタッタ一人でニヤリと洩らした、あの微笑の物スゴさばっかりは、どうしても忘れられなかった。あの笑い方はタダの笑い方じゃなかった。マンマと首尾よく女を欺し上げた事を喜ぶ以上の深刻な或る意味が含まれているようで、今ま...
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・岡本かの子 豆腐買い (青空文庫)
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・押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 (青空文庫)
十一時五十五分、今度は首尾よく上野出発。この時から 常陸 ( ひたち ) 山中の 大子 ( だいご ) 駅に至るまでの間の事は、既に日曜画報にも簡単に書いたので、日曜画報を見た諸君には、多少重複する点のある事は、御勘...
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・桑原隲蔵 支那人の文弱と保守 (青空文庫)
謙恭下 レ 士時。若使 二 當年身便死 一 。至 レ 今眞僞有 レ 誰知。 といふ詩は、この間の事實を詠じたものである。〕 三國の魏の文帝曹丕(曹操の子)も亦、堯舜の禪讓といふ先例を借り來つて、首尾よく...
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・桑原隲藏 東西交通史上より觀たる日本の開發 (青空文庫)
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・国木田独歩 運命論者 (青空文庫)
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・二葉亭四迷 浮雲 (青空文庫)
両親も喜ばしく、子の 生長 ( そだち ) にその身の 老 ( おゆ ) るを忘れて春を送り秋を迎える内、文三の十四という春、 待 ( まち ) に待た卒業も首尾よく済だのでヤレ嬉しやという間もなく、父親...
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・夢野久作 キチガイ地獄 (青空文庫)
もそれは私のような馬鹿を探し出すために、心にも無い放埒振りを見せていた龍代の大芝居に、マンマと首尾よく引掛けられた物……という事が結婚後、半年も経たないうちに判明して来たのです。 しかし一方に私も今更、そう...
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・芥川龍之介 煙草と悪魔 (青空文庫)
から、先の事は、あらゆるこの種類の話のやうに、至極、円満に 完 ( をは ) つてゐる。 即 ( すなはち ) 、牛商人は、首尾よく、煙草と云ふ名を、云ひあてて、悪魔に鼻をあかさせた。さうして、その...
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・橋本五郎 撞球室の七人 (青空文庫)
の末にながい間の復讐をとげた——そう考えた場合、覚えの腕で短刀を投げて、首尾よく目的を果した南洋の男が、短刀に結んだ紐を引いて、それを 突嗟 ( とっさ ) の間に自分の手許から袖の中にでもかくしたのだ、としたら……事件...
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・小酒井不木 死体蝋燭 (青空文庫)
を殺すようなことになったのだ。 良順がしばらく病気をしたのを幸いに、わしはひそかに毒をあたえて、首尾よく彼を殺してしまった。まさか、わしが殺したとは誰も思わないから、ちっとも疑われずに葬式を出した。しかし、彼が焼かれる前に、彼の...
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