「陸軍中尉」を含む用例
・岸田國士 あの顔あの声 (青空文庫)
爪を時計の鎖にぶら下げてゐる植民地守備隊の軍曹。 赤いフランネルの腹巻をしてゐる安南人と仏蘭西人の 混血児 ( メチス ) 。 ヂブチイの黒坊から駝鳥の羽根を買つた陸軍中尉の細君。 コルシカの島かげに立つ灰色の村を指して、「おいらの 故郷 ( くに...
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・岸田國士 「追憶」による追憶 (青空文庫)
で一度うんこがしたくなつた。彼女は、顔をしかめてゐる僕に「柚の皮、柚の皮」と云つてお尻を叩けと教へた。小さな陸軍中尉は「柚の皮」を連呼しつつ、津の守坂を下つた。 ブランコ その頃、僕の家は、塩町にあつた。だから、遊び...
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・不如帰 小説 (青空文庫)
の客は二十六七にや。陸軍中尉の服を着たり。軍人には珍しき色白の好男子。惜しきことには、口のあたりどことなく鄙(いや)しげなるところありて、黒水晶のごとき目の光鋭く、見つめらるる人に不快の感を起こさすが、疵(きず)なる...
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・岡本綺堂 停車場の少女 ——「近代異妖編」 (青空文庫)
にい ) さんは陸軍中尉で、 奉天 ( ほうてん ) の戦ひで負傷して、しばらく野戦病院に 這入 ( はい ) つてゐたのですが、それから内地へ後送されて、 矢 ( や ) はりしばらく入院してゐましたが、それ...
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・岡本綺堂 停車場の少女 (青空文庫)
っての日曜日に湯河原へ行かないかと誘って下すったのでございます。継子さんのお兄さんは陸軍中尉で、奉天の戦いで負傷して、しばらく野戦病院にはいっていたのですが、それから内地へ後送されて、やはりしばらく入院していましたが、それ...
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・夏目漱石 琴のそら音 (青空文庫)
二や三で死んでは実につまらんからね。しかも 所天 ( おっと ) は戦争に行ってるんだから——」 「ふん、女か? そりゃ気の毒だなあ。軍人だね」 「うん所天は陸軍中尉さ。結婚してまだ一年にならんのさ。僕は 通夜 ( つや ) にも...
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・海野十三 空襲警報 (青空文庫)
歯をむき出して笑っていた。 「ああ……誰かと思ったら、 義兄 ( にい ) さん!」 それは 義兄 ( あに ) の陸軍中尉 川村国彦 ( かわむらくにひこ ) だった。旗男の 長姉 ( ちょうし ) にあたる 露子 ( つゆ...
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