「話し手」を含む用例
・平山蘆江 大菩薩峠芝居話 ——話上手の話—— (青空文庫)
らしい苦勞人がすつかり油の乘つた調子で、話上手に任せて世間話をしている心持で綿々として盡くる事なく書かれているのだから、これを請賣しようとするには、大分取捨の必要がある。はじめの話し手の口から聞けば、面白くてたまらぬ話も、これ...
www.aozora.gr.jp/cards/001132/files/43067_15829.html
・片山廣子 蝙蝠の歴史 (青空文庫)
に永久に溺れてしまつた。それからは黄昏と夜の世界にだけ彼はあてもなく旋回しながら飛びまはり「なんと私は眼が見えない! 私のみにくさを見てくれ!」と、ほそいほそいかすれた声で鳴くのである。 その同じ話し手...
www.aozora.gr.jp/cards/001346/files/49506_35998.html
・宮本百合子 ワーニカとターニャ (青空文庫)
のような集会であろうが自分が鼻をつっこめるだけの場所で、誰か一寸余分に拍手された話し手があると、きっと次の日は一日それにくっついて歩くのだ。 イワンは、下らないことを喋りゃしない。今もターニャにアメリカ経済恐慌で、フォ...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2732_7355.html
・地は饒なり (青空文庫)
うようその気まぐれな精力と、奇怪な光彩とを失い、小さい宝杖を持ち宝冠を戴(いただ)いた王様や女王様、箒に乗って月に飛ぶ鼻まがりの魔法使いなどは、皆足音も立てずにどこかの国へ行ってしまった。 そして、面白いお噺(はなし)のこの上なく上手な話し手...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2030_5846.html
・政治と英語 (Wikisource)
られた圧政)、free peoples of the world(世界の自由民)、stand shoulder to shoulder(一致団結する)――を機械的に繰り返している退屈な話し手を見ていると、しば...
ja.wikisource.org/wiki/政治と英語
何時また会へるやら知る由もない相手にむかつては尚更のことぢや。さて、この本では、ひとりフォマ・グリゴーリエ ッチを除けば、殆んど諸君にとつて新顔の話し手ばかりの物語を御披露する次第ぢや。あの、よほ...
www.aozora.gr.jp/cards/000207/files/47128_35882.html
・岸田國士 時 処 人 ——年頭雑感—— (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/43594_17336.html
・宮本百合子 印象 ——九月の帝国劇場—— (青空文庫)
話せと云って身の上話をさせながら、話し手が我と泣き倒れる程血の出るような事実を語っているのに、歎声一つ発しない冷淡さが事実あるだろうか。 自分達が云うだけの科白を云ってしまうと、もうあとは貴方の分だ、お遣りなさい。というように、平気...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3700_12771.html
・折口信夫 詩と散文との間を行く發想法 (青空文庫)
たうに、王朝文學の訣つてゐられる谷崎さんあたりの所謂美文よりも、根本的に、又本質的に物語文に通ふ處がある。其と同時に、大正・昭和における本道の話し手らしい書き方だと感じさせた。其一つ前にも、岩野泡鳴がゐた。此人...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/12612_14223.html
・梶井基次郎 ある崖上の感情 (青空文庫)
陰気に裏書きしていた。 「おい。 百合 ( ゆり ) ちゃん。百合ちゃん。生をもう二つ」 話し手の方の青年は 馴染 ( なじみ ) のウエイトレスをぶっきら棒な客から救ってやるというような表情で、彼女の方を振り返った。そし...
www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/412_19692.html
・宮本百合子 マクシム・ゴーリキイの人及び芸術 (青空文庫)
ール・チュードラ」をきわめて無邪気に書いた。輝くような話し手であった祖母に似てゴーリキイ自身なかなかたくみな話し手である。友達に放浪時代の見聞を話した。友達は感歎し、ぜひそれを書けとすすめた。そこで、ゴー...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2852_8515.html
・佐々木味津三 十万石の怪談 (青空文庫)
介がけわしく叱ったのも無理からぬこと、実は波野と二人してこの怪談を 先達 ( せんだつ ) てある者から聞いたので厶ります。その折、語り手が申しますのに、これから先うっかりとこの怪談を人に語らば、話し手に 禍 ( わざわ ) いが...
www.aozora.gr.jp/cards/000111/files/1484_16866.html
・平林初之輔 予審調書 (青空文庫)
もたってもいられなくなって、自首したのだというのです、御子息の自首の内容は、ざっと今申し上げたとおりなのですが、どうですね、この 辻褄 ( つじつま ) のあった陳述に御子息の精神の異状が認められるでしょうか?」 話し手...
www.aozora.gr.jp/cards/000221/files/46612_27973.html
・宮本百合子 「鎌と鎚」工場の文学研究会 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/15968_27929.html
・寺田寅彦 ラジオ雑感 (青空文庫)
で始めてその言葉の意味が明らかになるのであろうと思われる。日常接している人だと、いちばん最初に 咽喉 ( のど ) を掃除するための「エー」という発声を聞いただけで話し手の顔がありありと面前に出現するのは全く不思議である。 これ...
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/42231_16357.html
はそうじがゆきとどいておりますし、カーテンも、二週間ごとに、かけかえるというふうでございました。」 「あなたは、どうもなかなか話じょうずだ。」と、毛ぼうきがいいました。「いかにも話し手が婦人だということがすぐわかるようで、きい...
www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/42385_21524.html
・夏目漱石 一夜 (青空文庫)
ぐち ) をあける。話し手ははたと話をやめる。残るはちょと居ずまいを直す。誰も 這入 ( はい ) って来た 気色 ( けしき ) はない。「隣だ」と 髯 ( ひげ ) なしが云う。やがて 渋蛇 ( しぶ...
www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/1086_14935.html
・豊島与志雄 鳶と柿と鶏 (青空文庫)
や思想の問題へ話を持ってゆくし、李は貝殻や魚類や樹木や雲の色などに話を持ってゆくし、話し手の男女の性を倒錯したようなその話の間に吉村は挟まり、両方から彼へばかり話しかけてき、彼はただ返事をするだけにしておいた。十月になりかけて、浜に...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42709_26869.html
www.aozora.gr.jp/cards/000094/files/605_20934.html
進むに従つて野原がだんだん暗くなると、それにつれて、この達者な饒舌家のはなしが、ひどく支離滅裂になつて来た。たうとうしまひには、すつかり口を噤んでしまつて、このわれわれの話し手は、ほんの些細な物音にも、妙にビクビクするやうになつた。 総帥...
www.aozora.gr.jp/cards/000207/files/47127_35881.html
・犬田卯 瘤 (青空文庫)
町村へ持ってゆかれなければならぬであろうという者が出て来た。 意外な瘤礼讃を聞くものかなと田辺はびっくりしてその話し手を眺めずにいられなかったのである。全村民の与望を荷って出馬したものとばかり考えて、多少英雄的な気負いさえ感じていた彼は、事こ...
www.aozora.gr.jp/cards/001289/files/47144_29118.html
・寺田寅彦 三斜晶系 (青空文庫)
を縦断する通路の自分とは反対側の食卓に若い会社員らしいのが三人、注文したうなぎどんぶりのできるのを待つ間の談笑をしている。もっぱら談話をリードしているその中の一人が何か二言三言言ったと思うと他の二人が声をそろえて爆笑する、それに誘われて話し手...
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2501_13850.html
・泉鏡花 燈明之巻 (青空文庫)
萌黄の油を塗った。……「畳で言いますと」——話し手の若い人は見まわしたが、作者の 住居 ( すまい ) にはあいにく八畳以上の座敷がない。「そうですね、三十畳、いやもっと五十畳、あるいはそれ以上かも知れなかったのです。」と言...
www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3659_22420.html
・折口信夫 信太妻の話 (青空文庫)
の主人代々顔長く口尖つて居ると書いてゐる。此話が記録せられる時分には、地名は既に女化原となつて居たのに、歌だけは、昔の儘に固定して居たと見える。百姓が耳から耳への口うつしの話に、なぜ短歌の挿入が必要なのだらうか。話し手などよりも、数段...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18402_14348.html
・折口信夫 雪の島 熊本利平氏に寄す (青空文庫)
ゝ言ふ。 話し手によつては、鶏の鳴きまねをしたのは、番匠即神であつた。 あまんしやぐめ が一夜の中に、橋を渡して了うたら、島人を皆取つて殺してもよいと言ふ約束だつたのだとも言うてゐる。 藁人形は、神或は あま...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18409_27480.html
・折口信夫 短歌本質成立の時代 万葉集以後の歌風の見わたし (青空文庫)
で業平一代の自叙伝と思はせる企図を持つて、伊勢物語は書かれたものであらう。三人称風の叙事詩や、それから散文化した説話の表現法の定型を採りながら、叙事詩以来の聞き癖を利用した痕が見える。特別な知人がする物語でなければ、語り手・話し手...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/46955_26851.html
・堀辰雄 花を持てる女 (青空文庫)
からずっと夕方になるまでで、雪の下の咲いたやつがその間じゅう私の目さきにちらちらしていた。おばさんが 殆 ( ほと ) んどひとりで話し手になっていたが、無口なおじさんもときどきそれへ短い言葉を ( は ) さんだ。…… 私は...
www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4809_14366.html
他の用例のページ
THE MURDERS IN THE RUE MORGUE Hans Christian Andersen Edgar Allan Poe Wikisource モルグ街の殺人事件 クリスティアン MORGUE MURDER アメリカ経済 アンデルセン ウエイトレス 佐々木味津三 佐々木直次郎 明らかになる 書かれている 知る由もない 血の出るよう ANIKI 地は饒なり 宮本百合子 平林初之輔 政治と英語 文学研究会 梶井基次郎 無理からぬ 認められる 豊島与志雄 CHER と見える エドガー カーテン ゴーゴリ ゴーリキ ターニャ ニコライ マクシム 一人一人 一致団結 三斜晶系 伊勢物語 合わせて 夏目漱石 夜の世界 大菩薩峠 寺田寅彦 岩野泡鳴 帝国劇場 思われる 折口信夫 支離滅裂 楠山正雄 気まぐれ 美味礼讃 見えない 身の上話 関根秀雄 魔法使い BLI DEN DIK FLY HUT KOF ORE RUE VEN その人 その折 アラン イワン ゴーリ チュー トンボ ハンス フォマ ラジオ リード 一つ前 万葉集 三人称 世間話 些細な 会社員 信太妻 出て来 叙事詩 堀辰雄 女王様 平井肇 御子息 曲げて 書き方 本質的 根本的 機械的 気負い 泉鏡花 無邪気 犬田卯 自分と 自叙伝 自由民 若い人 藁人形 裏書き 話し手 語り手 鎌と鎚 雪の下 一人 一代 一夜 一日 三人 三十 世界 両方 主人 九月 予審 事実 二人 二言 五十 今日 以後 以来 企図 住居 何時 余分 作者 倒錯 先達 光彩 全村 内容 冷淡 出現 出馬 利平 利用 前篇 十万 十月 卓上 印象 友達 反対 取捨 吉村 同君 咽喉 問題 固定 国書 圧政 地名 夕方 夜話 大正 奇怪 婦人 定型 宝冠 実害 岸田 島人 工場 平山 年上 年頭 座敷 後篇 心持 思想 思議 怪談 恐慌 感情 感歎 成立 所謂 披露 拍手 挿入 掃除 放浪 散文 数段 新顔 旋回 日常 昭和 時代 時分 最初 最近 朗読 本質 本道 椅子 業平 樹木 次第 歌風 歎声 歴史 気色 永久 波野 注文 無口 熊本 爆笑 片山 物語 物音 王朝 王様 田辺 男女 町村 畏友 番匠 異状 発声 百合 百姓 相手 知人 短歌 礼讃 祖母 科白 空腹 精力 精神 約束 紛失 総帥 縦断 美文 自分 自身 自首 芝居 芸術 英雄 萌黄 蝙蝠 表情 表現 見聞 言葉 言言 記録 説話 調子 調書 談笑 談話 諸君 谷崎 貝殻 足音 辻褄 近郷 返事 通路 週間 達者 野原 陰気 陳述 集会 雑感 青年 面前 面白 食卓 饒舌 馴染 魚類 黄昏