「見方」を含む用例
・伊丹万作 「ファン」について (青空文庫)
ここで問題を別の観点に引きおろして、あらためて見物の質としてのファンを論ずるならば、私は中途半端な、いわゆるファンはあまり感心しない。 私の経験では、軽症映画中毒患者の写真の見方よりも、平素まつたく映画に縁遠い連中の見方...
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・宮本百合子 異性の何処に魅せられるか (青空文庫)
人にしろ、人生に其の人としての感情、見方をはっきり持っているのを見ると、心を惹かれ興味を覚えます。情感のゆたかな深い点に触れ得る人は好しいものです。 〔一九二四年五月〕 底本:「宮本百合子全集 第十七巻」新日...
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・戸坂潤 カントと現代の科学 (青空文庫)
之に対して批評を下すことは敢てしないがその代り之を出来るだけ簡単に要約して読者への問題としたいと考える。 一 自然研究家としてのカント カントは独り哲学界に不朽の功績を残したばかりではなく自然科学者としても重大な位置を占めるものである。その最初の論文「活力の真の計算の考え」はデカルトとライプニツとの相反発すると考えられた二つの見方...
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・横光利一 新感覚派とコンミニズム文学 (青空文庫)
しながら、その次に何物よりも、われわれの最もより多く共通した問題となるべきことがあるべき筈だ。それは、われわれ人間が世界を見る場合、唯心論的に見るべきか、唯物論的に見るべきかと云う二つの見方にちがいない。此処...
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・豊島与志雄 野に声なし (青空文庫)
家という型だけは固定的なものであってはいけない。 固定した一の型に囚われる芸術家は、物の見方や感じ方や考え方に於て、人生に臨む態度に於て、芸術に対する態度に於て、生々とした処女性を失う。所謂職業芸術とかいう非難は、この...
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・西田幾多郎 フランス哲学についての感想 (青空文庫)
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・宮本百合子 アメリカ文士気質 (青空文庫)
の世間というものを直接に余り見たことのない私には、それがたとい短かい一年半にしてもこの「世間を見て来た」という点に於いてよいことであったように思われます。そして、以前とは多少、物の見方や考え方なども自分ながら変って来ていることにも気付きますが、併し...
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・岸田國士 新派劇と新派俳優 (青空文庫)
劇の命脈は将に尽きんとしてゐるに反し、新派俳優の前途は却つて洋々たるものありといふことである。 かういふ議論は、恐らくもう誰かによつて唱へられてゐるかもしれないが、私には私一個の見方がある。 そこで、私の註文は、速か...
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・岸田國士 女性へ 1 (青空文庫)
て祖国日本を救ふであらうと固く信じてゐるのである。 一国の政治が男子の手に委ねられてゐるといふ見方からすれば、女性は悉く被治者の地位に立つものゝやうであるけれども、さういふ意味の政治は、今日誰の眼にも行きづまりが感じられ、日本...
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・岸田國士 生活の貧しさ (青空文庫)
らの人々の日常生活がおよそ察せられるやうに思ふ。 すなはちさういふ人々に限つてものゝ価値判断があやふやで、精神的にまつたく空虚な、従つて、ほかに心を愉しませるすべのない生活を送つてゐるに違ひないのである。 時局がら不謹慎だといふ見方は別として、私は...
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・岸田國士 『日本人とは?』再刊にあたつて (青空文庫)
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・岸田國士 選後に ——芥川賞(第二十五回)選後評—— (青空文庫)
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・岸田國士 支那人研究 (青空文庫)
の好意を過重評価して、屡々裏切られる事があるといふ話を大分聞く。 この見方は甚だ双方を理解した見方だと思ふが、さて、さういふことを知つてゐたからとて、どうにもならぬのではないかといふ気がする。なぜなら、もともと、それ...
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・宮本百合子 数言の補足 ——七日附本欄伊藤整氏への答として—— (青空文庫)
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・寺田寅彦 明治三十二年頃 (青空文庫)
前にはどうしても一度行きつくところまで行く必要があるであろう。 事によると明治維新後の俳句の真の黄金時代はかえって明治三十年代にあったのではないかという気もするのである。もちろんこれは自分等の年輩のものの自分勝手な見方ではあろうが、こうした見方...
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・狩野亨吉 歴史の概念 (青空文庫)
ところ空虚たるを許さない。其所に必ず内容がある。其内容の機構が明瞭に觀察出來る場合もあり、模糊として捕捉し難い場合もある。一般に物的現象は前者に屬し、心的現象は後者に屬するやうに想はれてゐるが、必しも左樣ではない。凡そ物の見方...
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・野上豐一郎 「西洋見學」はしがき (青空文庫)
の時日をばできるだけさういつた意味での見學に費した。しかし、私は文學研究者であり、文化研究者であるから、他の政治研究者・經濟研究者・軍事研究者等のやうな態度を取ることはしないで、專ら私自身の研究に役立つやうな見方をした。さうした研究の結果は、他日...
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・芥川龍之介 愛読書の印象 (青空文庫)
は僕の気質からも来てゐるであらうけれども、一つは 慥 ( たし ) かに日本の自然主義的な小説に厭きた反動であらうと思ふ。ところが、高等学校を卒業する前後から、どういふものか趣味や物の見方に大きな曲折が起つて、前に...
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・岸田國士 女性へ 2 (青空文庫)
しほらしくあれといふのは、これは男だけで万事が処理できた時代の要求である。しほらしさは、むろん女の強さともなるものであるが、ひとたび方向を間違ふと、たゞ消極的な男性の玩弄物たるに甘んじるひとつの風情に過ぎないのである。 近頃しほらしいなどゝいふ女性が一人でもあるかといふ見方...
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・岸田國士 用捨なき観客 (青空文庫)
それ等の劇団と比較して一層ものになつてゐない劇団の存在を知つてゐるからで、ただ一晩、その舞台を見ただけでは、屹度、そこまで好意のある見方は出来ないだらうと思ふ。殊に西洋の優れた舞台を見た眼で比較をするとなると、殆んどお話にならないと言つて了へるかも知れない。 譬へ...
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・岸田國士 雄弁について (青空文庫)
の要素が多かれ少かれ含まれてゐることを注意しないわけにいかないのである。 アランなどに従へば、散文は雄弁やリリシズムと対立するものとして、その本質的な表現の性格が明瞭に区別されてゐるけれども、これは飽くまでも純粋な見方であつて、私の意見はこれと関係なく、西洋...
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・宮本百合子 大橋房子様へ ——『愛の純一性』を読みて—— (青空文庫)
う優しい憂鬱、同時に、美しい見識を以て、白鳥のように、生活していらっしゃりたく、又被居るのではないのでしょうか。私は極々人間的なのです、総ての見方が。それ故、自分並全人類の持つ痴愚や不完全さが、随分...
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・坂口安吾 新人へ (青空文庫)
く文学をやる若い人には、文学者であるよりも人間であることの発見、最もつゝましやかな人間の自覚を知ることが第一だと思う。 人間の発見と書きたい意慾があればおのずから小説は成り立つもの、小説の書き方よりも、人間の見つけ方、見方...
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・坂口安吾 北と南 (青空文庫)
音がして一羽の蝙蝠がとんでいつたといふのであるが、南国の明るい愁ひにつゝまれた蝙蝠にくらべ、あまりにも暗愁にみちた絶望的な羽音だつたといふのである。 これはいはゞ北と南の相違をのべてゐるのであるが、見方によれば、明暗の差はあれ、愁ひの切なさ、感傷...
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・種田山頭火 白い花 (青空文庫)
壺に投げ入れたままで、そのままで何ともいえないポーズを表現する。 なまじ 手を入れると、入れれば入れるほど悪くなる。 抛入花はほんとうの抛げ入れでなければならない。そこに流派の見方や個人の一手が加えられると、それは 抛入...
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・小酒井不木 江戸川氏と私 (青空文庫)
楽雑誌にも探偵小説が歓迎されるようになった。 ところが江戸川氏は、いつ逢っても、もう探偵小説は下火になりはしないか、行き詰りではないかということを口にしている。然し私はいつでもそれを打消して楽観的な見方をした。同氏のように、いわ...
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・狩野直喜 孔子と管仲 (青空文庫)
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・薄田泣菫 魚の憂鬱 (青空文庫)
来りのそれとはちがつて、鯉を水の化生か何かのやうに醜く描いてゐるのを見て、おもしろいと思つたことがあつた。作者はどんな人かよく知らないが、多くの画家が生命の溌刺さをのみ見てゐるこの魚族を取り扱ふのに、彼みづからの見方...
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・豊島与志雄 作者の住む世界 (青空文庫)
の作家がみな同じような世界に住んでるからだと思う。 作者の住む世界というのは、作品に現われた材料が所在する、その外部の世界を指すのではない。材料はどんなものでもよい。その材料に対する、作者の感じ方見方腹の据え方など、そんなものをひっくるめた世界、即ち...
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・横光利一 作家の生活 (青空文庫)
ときには疲れないが書けないときにはひどく疲れてへとへとになるのも、このときである。 これは作家の生活を中心とした見方の一例にまで書くのであるが、『春琴抄』という谷崎氏の作品を読むときでも、私も人々のいうごとく立派な作品だと一応は感心したものの、やは...
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