「見切り」を含む用例

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「見切り」を含む用例

坂口安吾 鉄砲 (青空文庫)
鉄砲威力を見くびつた。要する鉄砲なるものは、その最初射撃をふせぎさへすれば弾ごめの時間に蹂躪できる、といふ結論達したから、竹束によつて最初射撃をふせぐ方法をあみだし、防備あれば威力なしと見切りをつけて、鉄砲...
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どけるように大蛇巻き線がゆるみほぐれてしまう。しかし、虎もさすがに、「これは少し相手が悪い」といったようなふうで、あっさりと見切りをつけて結局このけんかはもの別れになるらしい。のほうはやはり受動的であって、こっ...
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についてはユネスコにおいて國際的連絡をとり,科學的成果のみならず科學者自身戰爭卷き込まれることを防止ねばならぬ人類ができてから恐らく數百萬年を經たであろうが,慘虐な鬪爭依然として續けているということは人類の耻辱といわねばならぬ原子爆彈出現契機として戰爭というものに人類見切り...
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海野十三 密林荘事件 (青空文庫)
それで……」 「僕はそこでずっと釣りをつづけました。獲物もかなり溜ったので、十一時にもう見切りをつけ、その場所を放れ帰途についたのです。で、山荘近くまで来たとき、僕は...
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ほど、従来のドラマツルギイは、たしかに、この従属的の要素について論じすぎてゐる観がある。しかし、それは演劇が、他の姉妹芸術如く早くから俗衆見切りをつけなかつたことに基因する。 最近、「新潮誌上や「都...
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と ) が行くことになる。何か物をいいつけるような形になってこれまた私の性として好まぬところ、あれやこれやにてどうも面白からず思いましたので、これはこの辺にて、もはや見切り附けるところか。 今日 ( こん...
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のない大河の運ぶ土砂のために港内浅瀬のひろがるばかりであるし、火輪船船体日増しにふとる一方だつた。列国新潟港将来見切りをつけねばならなかつた。一番諦らめの悪い領事さへ、明治十年訪れ時に、もはやこの土地を引上げてゐた。ひと...
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前に書かれたこの文章にまさる地方文学論を、私はいまだかつて知らない東京人ありながら早くから東京見切りをつけて、関西第二故郷としておられる谷崎氏の実感前には、東京文壇空虚な地方文学論なぞ束になっても、かなわぬのである故郷...
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しき獲物も無く、潮加減さへ面白からざりければ、残り惜しくは思へども、早く見切りをつけ、蒸し暑き斜陽照り付けられながら、悄々として帰り 途 ( みち ) に就けり。 農家の前なる、田一面に 抽 ( ぬ ) き出...
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思いきって立ち上った。出発寸前特攻隊の顔である。自分思考力見切りをつけるということが、この大男には死ぬ苦しみというのかも知れない女中に訪いを通じると、例によって海舟のお側づきの女中小糸が代って現れて、奥の...
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勇気を失ってはダメだと自分に云いきかせた。 「オレは鬼とのツキアイが不足でダメだ。鬼があばれていたころの番頭浅草天心堂という易者になってるそうだ。鬼の全盛の期間つとめあげた奴だから、これも気の荒い家来だそうでな。鬼の改心見て奴めの方が見切り...
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かに表現するほどの機智要求したい。 とは云へ、公平にみて 現在、そこここ悪戦苦闘続けてゐる新劇団体の、何れにも僕は見切りをつけたといふわけではない大した希望ももてないかはり、あのままでは惜しいといふ気持可なりあるにはある。殊に...
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縮図 (青空文庫)
のやける抱えなんかおくより自分の体で働いた方がよほど気楽だというんで、いい姐(ねえ)さんが抱えおかないでやってる人もあるし、桂庵けいあん)に喰われて一二年で見切りをつけてしまう人もあるわ。かと思うと抱えに当たって、のっけ[#「のっけ」に傍点]から...
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太宰治 やんぬる哉 (青空文庫)
さら誰をうらむわけにはいかない東京空襲で焼かれるだろうという事は、ずいぶん前からわかっていたのだから、焼かれる前に何かしらうまい工夫があって 然 ( しか ) るべきであった。たとえば今から五年前に都会の生活に見切りをつけて、田舎...
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弟子 (Wikisource)
女楽に耽ってもはや朝(ちょう)に出なくなった。季桓子以下の大官連もこれに倣い出す。子路は真先に憤慨して衝突し、官を辞した。孔子子路ほど早く見切りをつけず、なお尽くせるだけの手段を尽くそうとする。子路...
ja.wikisource.org/wiki/弟子
でも演れるといふ修業をなすべきであり、作家なかにも亦、現在の俳優見切りをつける前に、「ある一つ方向」を目標として、これに近づくために最も有効な脚本提供する者があつていいと思ふ。 この場合、いろいろ功利的条件が附纏ひ、その...
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葉山嘉樹 氷雨 (青空文庫)
アッサリし過ぎてもいけないし、正直過ぎても困るのだ。 かう云ふ風なことを考へてゐる人間は、子供と喜を共にすることが、時とすると困難になつて来る。 四 私はもう、私には見切りをつけた。 何の才能もないし、学問...
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からどうしようというのだ。どうしても 斯 ( こ ) うしちゃあいられないのか」 「随分いろいろに趣向もして見たけれど、向う荒神こうじん ) 様が付いているんでね。今夜という今夜もうどうにもしようがない見切り...
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地蔵十四日から踊らなくなったと云う……。おめえは其の訳を知っているか」 「コロリもだんだん 下火 ( したび ) になったのと、寺社の方から何だか 忌 ( いや ) なことを云われそうにもなって来たので、ここらがもう見切り時だと諦めて、踊ら...
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岡本綺堂 山椒魚 (青空文庫)
しの考えでは、あの学生たちは単に懇意という以上に女学生親密な関係があるのじゃないでしょうか。あなたはそんな形跡認めませんでしたか。」 「知りませんね。」 なにを訊かれても一向に要領を得ないので、通信員の方でも見切り...
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岡本綺堂 ゆず湯 (青空文庫)
から基礎しっかりとしているらしい家構えであった。わたしの家でもここからいろいろの小説などを借りたことがあった。わたしが初めて読んだ八犬伝もここの本であった。活版本がだんだん行なわれるに付けて、むかしの貸本屋もだんだんに亡びてしまうので、上田屋もとうとう見切り...
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親子三人先ず無事に暮らしている。佐吉はことし十九で、利口な若い者である。娘のお福十八の年に浅草 田町 ( たまち ) の美濃屋という 玩具屋 ( おもちゃや ) へ縁付いたが、亭主次郎吉が道楽者であるために、当人よりも親の八兵衛夫婦見切り...
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ほかの事はいっさい知らないと云い張っていて、いくら責められても落ちねえので、役人たちもこの二人には見切り付けて、ほかを探ってみる事になったのです。そこで、わっしの考えるにゃあ、ハリ...
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五九年にその翻訳自費出版初版わずかに二五〇部だけ印刷した時には若干じゃっかん ) を友人分けて残りはこれを印刷した本屋に一冊五シリングで売らせたのであったが、当時いっこうに人気がなく、いくら値を下げても買手つかないので、ついには一冊一ペニイの安値古本屋見切り...
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栄養のいい顔を打眺めながら、冷淡調子で時どき『ほんと?』と聞き返していた。このさっぱり熱のない『ほんと?』の合の手から推して、もし利口なセッターだったら、この分じゃとても『うし!』とお声がかかりそうもないわいと、即座に見切り...
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るか、飢ゑ死にするか、どつちみちおれの秘密がもれることはない。おれも、ブレツをお前たちに渡しや、もう仕事もないから、いゝ加減、見切りをつけて、 此 ( こ ) の城を 立退 ( たちの ) くんだ」 「だが...
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江見水蔭 死剣と生縄 (青空文庫)
程変ってくる。だから武家も、別して旗本衆などは、余程考えていなければ成らないので、大概なら剣道とか槍術とか、そんな方は見切りをつけて、砲術を学んだ方が為に成る。それ...
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ほしが見当はずれだからというんですごすご手を引いちまっちゃいかにも残念と思いやしたからね、下谷のあのほしはもう見切りをつけて、すぐにもういっぺん二十騎町質屋へすっ飛んでいってみたんですが、ほかにゃもう毛筋一本あの事件かかわりのあるらしい ねた がねえんでがすよ」 「そうすると依然...
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そうつんけんといいました。 「だから、今までだっても顔を見るたびいわねえこっちゃねえんだ。だんなほどの男まえなら、女房の来てなんぞ掃くほどあるから、早くひとり者に見切りをつけなせえといっているのに、ちっ...
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ずに仕入れた品、見切り時が肝腎ですよ。そうこう云っているうちに、一人でも仲間上げられたひにゃア、悉皆 ぐれ ( はま ) になろうもしれず……」 「おや一どうしたんだい。お前も塩田忠蔵じゃないか莫迦...
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