「衰え」を含む用例
・北大路魯山人 衰えてきた日本料理は救わねばならぬ (青空文庫)
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・高村光雲 幕末維新懐古談 門人を置いたことについて (青空文庫)
かったことでありました。 木彫りの世界はこういうあわれむべき有様でありましたので、私は、どうかしてこの 衰頽 ( すいたい ) の状態を 輓回 ( ばんかい ) したいものだと思い立ちました。ついては、何事によらず、一つの衰え...
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・坂口安吾 僕はもう治っている (青空文庫)
枚ほどの作品が一朝一夕に書けるものではない。すくなくとも、肉体的に、一そう消耗せざるを得なくなるのは当然であった。 しかし、ボクはガムシャラに仕事と闘った。サンマンとなり、衰えはてゝ行く注意力を集中するために、覚せい剤を多量に用いて、ムリ...
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・松濤明 山想う心 (青空文庫)
とかして自分の手で果たしてみたいと思う心が強かった。私はそれを恥ずべき心とは思っていない。否、むしろかような情熱が衰えていくことこそ警戒すべきものと思う。何事によらず、先人を凌ごうとするこの種のヒロイズムこそ、人類をして今日あらしめたと感ずるからだ。古い...
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・佐藤垢石 季節の味 (青空文庫)
も雄の方へ一足先に季節がくる。すべて野生の動物は、雄の方へ一ヵ月ほど早く、春機発動の期がきて早く衰え、雌の方が常に遅れているのである。 水禽 ( すいきん ) は概して雄の方が上等の味を持っている。鴨、シギ、オシ...
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・中井正一 「焚書時代」を脱却 ——図書館法成立にあたって (青空文庫)
本を出すと店がつぶれるという通念が、もし万一、国民に流れたら、それは、小さいことのようだが、それは、文化の上において民族の「死の十字」の症状のあらわれである。 やがてそれは、民族が本を読むことの習慣から遠ざかる徴しのはじめであり、加速度的に民族の文化の衰え...
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・予兆詩集 (Wikisource)
星座は東方を弱らせる。 毒、包囲がなされる、都市から逐われる。 祝うべき帰還、新宗派は破滅に 22 - 11月 閉じられた海、開かれた世界、奪還された都市 大物は衰える。選ばれた新人。大いなる靄(もや) 花が開き (Paté...
ja.wikisource.org/wiki/予兆詩集
・宮本百合子 アワァビット (青空文庫)
に窮乏が迫らない為、無邪気にも余り無知識であった人々。又は、目下の露国社会状態に反感を持ち、些の愛も感じられない人々。どうぞ、時々外国の新聞や雑誌に現れる、彼等の恐ろしい飢餓の有様を見て下さい。 あの痩せ衰え...
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・宮本百合子 ロシヤに行く心 (青空文庫)
てその後に生れた子供達がどう云うようなものを作り歌っているか、面白いと思ってます。それから日本などには未だ本当の田園文学と云うようなものはないようですが、ロシヤのその後のものなど興味を感じてます。戦後に非常に衰え...
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・坂口安吾 碁にも名人戦つくれ (青空文庫)
碁を打ったころは碁の人気は頂点だった。当時の将棋は木村と金子が争っていたが、人気はなかった。近ごろの将棋名人戦のすごい人気に比べて碁の方は忘れ去られた淋しさである。 将棋の人気はいうまでもなく実力第一人者を争う名人戦の人気である。昨日の名人もひとたび棋力衰え...
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・佐藤垢石 木の葉山女魚 (青空文庫)
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・中島敦 南島譚 幸福 (青空文庫)
て微妙な・徴候の容易に認め難い病気であって、軽い 咳 ( せき ) が出、顔色が蒼ざめ、身体が疲れ、痩せ衰えて 何時 ( いつ ) の間にか死ぬのである。血を 喀 ( は ) くこともあれば、 喀 ( は...
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・百詩篇第5巻 (Wikisource)
ゴルシエ山 [9] と アヴェンティーノ から出るだろう。 穴を通じて軍隊に知らせる者が。 2つの岩の間で戦利品が取られるだろう。 セクストゥスの霊廟 [10] の名声は衰える。 58 ガルドン川 のユ...
ja.wikisource.org/wiki/百詩篇第5巻
・中島敦 牛人 (青空文庫)
( ちょう ) の厚いのに大して 嫉妬 ( しっと ) を覚えないのは、人柄の相違というものに自信をもっているからであろう。 魯の 襄公 ( じょうこう ) が死んで若い昭公の代となる頃から、叔孫の健康が衰え...
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・宮本百合子 坪内先生について (青空文庫)
を伏せて左手をその上においたまま一寸上体をのり出すようにされての物云い、私は祖父というものを知らずに育ったから、坪内先生の白いお髭や物腰やに衰えぬ老人の或る瀟洒たる柔軟性というようなものを感じ大変注意をひかれた。粋なところがおありになった。私は、日本...
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・正岡子規 九月十四日の朝 (青空文庫)
棚の上までは得取りつかずに居る。花も二、三輪しか咲いていない。正面には 女郎花 ( おみなえし ) が一番高く咲いて、 鶏頭 ( けいとう ) はそれよりも少し低く五、六本散らばって居る。 秋海棠 ( しゅうかいどう ) はなお衰え...
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・田山花袋 新茶のかおり (青空文庫)
い葉がすぐ其後から出るということは何となく侘しいような気がするものである。椿、珊瑚樹、柚子、八ツ手など皆そうだ。檜、樅は古葉の上に、唯新しい色を着けるばかりだ。 竹は筍の出る頃、其葉の色は際立って醜い。竹が美しい若葉を着けるのは、子が既に若竹になってからである。生殖を営んで居る間の衰え...
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・ジミー・カーターの大統領就任演説 (Wikisource)
けの業績となる訳でもない。我が国の持続的精神力を、そして衰えることなく拡がり続ける米国の夢への信念を、確認することなのである。 どうもありがとう。 [ 編集 ] 訳註 [ ヘルプ ] ↑ 『 旧約聖書 』 ミカ書第6章8節 を引...
ja.wikisource.org/wiki/ジミー・カーターの大統領就任演説
・池田勇人君の故議員淺沼稻次郎君に対する追悼演説 (Wikisource)
なき雄弁と情熱をもって直接国民大衆に訴え続けられたのであります。 沼は演説百姓よ よごれた服にボロカバン きょうは本所の公会堂 あすは京都の辻の寺 これは、大正末年、日労党結成当時、淺沼君の友人がうたったものであります。委員長となってからも、この演説百姓の精神はいささかも衰え...
ja.wikisource.org/wiki/池田勇人君の故議員淺沼稻次郎君に対する追悼演説
・百詩篇第4巻 (Wikisource)
天の火が王家の建物へと、 マルスの光が衰えるであろう時に。 7ヶ月、大戦、呪いで死んだ人々。 ルーアン も エヴルー も王に背かないだろう。 [ 編集 ] 脚注 [ ヘルプ ] ↑ Calcineをレ...
ja.wikisource.org/wiki/百詩篇第4巻
・百詩篇補遺 (Wikisource)
は二頭の一角獣を見るであろう 一頭は衰えていて、もう一頭は堕落している そのとき、中心に世界、国境に柱 陽気な甥が逃げ出すだろう 44 大変に善良なるブールが 彼のうちに正義の徴を持っているとき その血統の中で、その...
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・新年ニ當リ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス國民ハ朕ト心ヲ一ニシテ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ (Wikisource)
の淵に沈んでしまいそうな流れがある。過激な風潮が段々と強まり、道義の感情はとても衰えて、そのせいで思想に混乱の兆しがあるのはとても心配な事である。 しかしながら私はあなたたち国民と共にいて、常に...
ja.wikisource.org/wiki/新年ニ當リ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス國民ハ朕ト心ヲ一ニシテ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ
・田中貢太郎 富貴発跡司志 (青空文庫)
はそれぞれ職を守って、善を賞し、悪を罰して、それが実に至れり尽せりというべきであるが、しかし、天地の運行には数があり、生霊の厄会には期がある、元の国統が漸く衰えてきて、大難が 将 ( まさ ) に 作 ( な ) ろう...
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・葉山嘉樹 生爪を剥ぐ (青空文庫)
ると云う事はないからね。今行くよ」 「お前、又長くなるのじゃあるまいね」 病み疲れた、老い衰えた母は、そう訊ねることさえ気兼ねしていたのだが、辛抱し切れなくなって、囁くように言った。 「大丈夫ですよ。お母さん、直ぐ...
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・坂口安吾 小さな山羊の記録 (青空文庫)
て軽い幻聴で、あるリズミカルな音、単調な、たゞ、遠近のある音の反復、それだけであった。又、いちじるしく視力が衰えはじめたが、これは今もそうであり、多分病気に関係なく、これは老眼のせいだろうと思われる。それ...
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・芥川龍之介 女 (青空文庫)
しまった。が、蜘蛛は——産後の蜘蛛は、まっ白な広間のまん中に、 痩 ( や ) せ衰えた体を横たえたまま、薔薇の花も太陽も蜂の 翅音 ( はおと ) も忘れたように、たった一匹 兀々 ( こつこつ ) と、物思...
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・金史良 尹主事 (青空文庫)
私の鼻先まで近付いて息をはあはあ吐いた。 「やっぱり學生さんだべ」 私は彼の顴骨が異樣に突き出し兩眼が深く落ち窪んで、この一月の間にみるめもなく衰えているのを見た。 主事は息を嚥んで板をさし向けながら彼の版圖を示した。名札...
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・原民喜 美しき死の岸に (青空文庫)
れて安らかな空気のようにおもえた。と、夏が急に衰えて、秋の気配のただよう日がやって来た。その日、彼女の母親は東京へ用足しに出掛けて行ったので、家の中は久しぶりに彼と妻の二人きりになっていた。 寝た...
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・原民喜 原爆回想 (青空文庫)
と次兄は、「ああ、こんなにおいしいものが世の中にあるのか」と長嘆息した。このミルクと砂糖の混っているオートミイルの缶は、用意のいい亡妻がずっと以前に買って非常用にとっておいた秘蔵の品である。この宝が衰え...
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