「虹」を含む用例
・めくらぶどうと虹 (青空文庫)
しくはげしく波(なみ)うちました。 そうです。今日(きょう)こそただの一言(ひとこと)でも、虹(にじ)とことばをかわしたい、丘(おか)の上の小さなめくらぶどうの木が、よるのそらに燃(も)える青いほのおよりも、もっ...
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・宮本百合子 ワンダ・ワシレーフスカヤ (青空文庫)
ングラードへと侵略しはじめた一年後、一九四二年八月、ソヴェト同盟の新聞『イズヴェスチア』に「虹」という小説が連載された。作者はポーランドの婦人ワンダ・ワシレーフスカヤといって、それまでは作家としてよりむしろ政治的な活動で知られていた。彼女...
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・芥川龍之介 横須賀小景 (青空文庫)
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・宮沢賢治 虹の絵具皿 (十力の金剛石) (青空文庫)
ちへ行ったらあるだろうね」 大臣 ( だいじん ) の子が 申 ( もう ) しました。 「 虹 ( にじ ) の 脚 ( あし ) もとにルビーの 絵 ( え ) の 具皿 ( ぐざら ) があるそうです」 王子が口早に 言...
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・宮沢賢治 『注文の多い料理店』序 (青空文庫)
いふきれいなたべものやきものをすきです。 これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、 虹 ( にじ ) や月あかりからもらつてきたのです。 ほんたうに、かしはばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかつたり、十一...
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・宮本百合子 よもの眺め (青空文庫)
な人類の営みは景観の複雑さを、其の面にだけとどめてはいない。ワンダ・ワシリェフスカヤの「虹」は、読むものに、一つの新しい感動をもって新しい文学の輪郭を予想させた。 『月刊ロシア』という雑誌は、どう...
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・宮沢賢治 秋田街道 (青空文庫)
いて立ってゐるのだ。 ひどい怒鳴り声がする。たしかに荷馬車の持ち主だ。怒りたけって走って来る。そのほっペたが腐って黒いすもものやう、いまにも穴が明きさうだ。 癩病 ( らいびゃう ) にちがひない。さびしいことだ。 虹...
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・寺田寅彦 茶わんの湯 (青空文庫)
た ) へ持ち出して、日光を湯げにあて、向こう側に黒い布でもおいてすかして見ると、滴の、粒の大きいのはちらちらと目に見えます。場合により、粒があまり大きくないときには、日光にすかして見ると、湯げの中に、 虹...
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・泉鏡花 紅玉 (青空文庫)
( かざ ) す。)おゝ、 綺麗 ( きれい ) だ。 燭 ( あかり ) が映つて、 透徹 ( すきとお ) つて、いつかの、あの時、夕日の色に輝いて、 丁 ( ちょう ) ど東の空に立つた 虹 ( にじ...
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・宮沢賢治 マリヴロンと少女 (青空文庫)
市庁のホールでうたうマリヴロン女史がライラックいろのもすそをひいてみんなをのがれて来たのである。 いま、そのうしろ、東の灰色の山脈の上を、つめたい風がふっと通って、大きな 虹 ( にじ ) が、明るい 夢 ( ゆめ ) の橋のようにやさしく空にあらわれる。 少女...
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・宮沢賢治 まなづるとダァリヤ (青空文庫)
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・宮沢賢治 やまなし (青空文庫)
なしは横になって木の 枝 ( えだ ) にひっかかってとまり、その上には月光の 虹 ( にじ ) がもかもか集まりました。 『どうだ、やっぱりやまなしだよ、よく熟している、いい匂いだろう。』 『おいしそうだね、お父...
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・竹久夢二 桜さく島 春のかはたれ (青空文庫)
らせそろ」の草書体文字、コマ22-左-4] 空 ( そら ) になげたる 彩文 ( いろぶみ ) は 森 ( もり ) にかヽりし 虹 ( にじ ) かいな。 [#改ページ] 芝居 ( しばゐ ) ごと 雪...
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・楠山正雄 赤い玉 (青空文庫)
日 一人 ( ひとり ) の女が 昼寝 ( ひるね ) をしておりました。するとふしぎにも日の 光 ( ひかり ) が 虹 ( にじ ) のようになって、 寝 ( ね ) ている女の 体 ( から...
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・芥川龍之介 わが散文詩 (青空文庫)
かな 虹 ( にじ ) も御覧下さい。その下には聖霊を現す為に、 珠数懸 ( じゆずか ) け 鳩 ( はと ) が一羽飛んで居ります。 「勿論かやうなお姿にしたのは 御意 ( ぎよい ) に入...
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・宮原晃一郎 虹猫の話 (青空文庫)
は 黄 ( きい ) 、うしろ足は 橙色 ( オレンヂ ) で、尾は赤です。ですから、ちやうど、 虹 ( にじ ) のやうに七色をしたふしぎな猫でした。 その 虹猫 ( にじねこ ) は、いろ/\と...
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・宮本百合子 新世界の富 (青空文庫)
最も知りたく思ったことは一九四一年から始った祖国防衛戦の英雄的な経験と世界史的なその勝利との経験は、どんな新しいソヴェトの文学を生みだしているであろうかということであった。 偶然ワンダ・ワシレフスカヤの「虹」を読んだ。この作品は恐らく現代文学の最も勝れた収穫の一つであろう。この...
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・新美南吉 手袋を買いに (青空文庫)
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・泉鏡花 月令十二態 (青空文庫)
( わた ) す 廻廊 ( くわいらう ) は、 燃立 ( もえた ) つ 躑躅 ( つゝじ ) の 空 ( そら ) に 架 ( かゝ ) りて、 宛然 ( さながら ) 虹 ( にじ ) の 醉 ( ゑ...
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・林芙美子 私の先生 (青空文庫)
( ふくろう ) とか幻想の 虹 ( にじ ) とかいったハイカラなもので、私はその少女の作品から、「神秘的」なと云う 愕 ( おどろ ) くべき上品な言葉を知った。 十三歳の少女にとって、「神秘的」と云...
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・一兵卒 (青空文庫)
めて、その士官はウォツカを飲んだ。毛皮の防寒服を着て、戸外に兵士が立っていた。日本兵のなすに足らざるを言って、虹(にじ)のごとき気焔(きえん)を吐いた。その室に、今、垂死の兵士の叫喚(うめき)が響...
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・泉鏡花 一景話題 (青空文庫)
かく荒れ果てたる小堂の雨風をだに防ぎかねて、彩色も 云々 ( うんぬん ) 。 甲冑堂の婦人像のあわれに絵の具のあせたるが、 遥 ( はる ) けき大空の雲に映りて、 虹 ( にじ ) より 鮮明...
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・夏目漱石 一夜 (青空文庫)
溶 ( と ) く。 「縫えばどんな色で」と髯あるは 真面目 ( まじめ ) にきく。 「絹買えば白き絹、糸買えば銀の糸、金の糸、消えなんとする 虹 ( にじ ) の糸、夜と昼との 界 ( さか...
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・宮本百合子 しかし昔にはかえらない (青空文庫)
雑誌こそ新しい文学の唯一の温床であるのに、それを欠く革命後のソ連文学がシーモノフにせよ」「『虹』にせよ、全く大衆小説で第二のゴルキーが出ないのも、かかる出版の自由(すなわち不自由)のもたらす成果であろう」と結ばれている。 『新日本文学』六月...
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・宮本百合子 質問へのお答え (青空文庫)
主義国の文化の画一性を批難することが好みにあっているようです。しかし、この問題もいろいろ興味があって、人類社会のプロセスの一つとして、ある一つの社会成員が、ワンダ・ワシリェフスカヤの「虹」のような生存防衛の意識に、自発的に結集し得るようになった歴史の段階は、やは...
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・森鴎外 みちの記 (青空文庫)
き処を照せり。忽 虹 ( にじ ) 一道 ( いちどう ) ありて、近き山の麓より立てり。幅きわめて広く、 山麓 ( さんろく ) の人家三つ四つが程を占めたり。 火点 ( ひとも ) しごろ過ぎて 上田 ( うえ...
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・八木重吉 秋の瞳 (青空文庫)
のかかつた 思ひきつた よるの月 虹 この虹をみる わたしと ちさい妻、 やすやすと この虹を讃めうる わたしら二人 けふのさひわひのおほいさ 秋 秋が くると いふのか なにものとも しれぬけれど すこ...
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・岡本かの子 蝙蝠 (青空文庫)
つ慰み歩く場所はさう多くなかつた。大川端にはアーク燈が 煌 ( きら ) めき、涼み客の往来は絶ゆる間もない。両国橋は鉄橋になつて 虹 ( にじ ) のやうな新興文化の気を 横 ( よこた ) へてゐる。 本所 ( ほんじよ ) 地先...
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