「薬草」を含む用例
・泉鏡花 薬草取 (青空文庫)
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・直木三十五 南国太平記 (青空文庫)
ら、その 修道 ( すどう ) 者として、薬学の心得のあった玄白斎は、島津 重豪 ( しげひで ) が、薬草園を開き、蘭法医戸塚静海を、藩医員として迎え、ヨーンストンの「阿蘭陀本草和解」、「薬海鏡原」など...
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・江見水蔭 壁の眼の怪 (青空文庫)
せいゆう ) が、御隠居 上杉鷹山 ( うえすぎようざん ) 侯( 治憲 ( はるのり ) )の内意を受けて、一行十五人、深山幽谷に薬草を採りに分け入るという、その時代としては珍らしい計画が立てられた。 その...
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・江見水蔭 怪異黒姫おろし (青空文庫)
数が揃いましたら、その代り霧隠れ雲隠れの秘薬の製法、御伝授下さりましょうなァ」 「や、人まで殺した執心に感じて、百までには及ばぬ。八十六でもう好い」 「でも、百の印籠から取出した薬の数々を練り合せ、それに先生御秘蔵の薬草...
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・小酒井不木 国枝史郎氏の人物と作品 (青空文庫)
言っただけでもうその作品が如何に面白いものであるかは察せられるであろうと思う。「 木曾風俗聞書薬草採 ( きそふうぞくききがきやくそうとり ) 」の予告が一度名古屋新聞にあらわれるや、国枝氏の崇拝者たちから毎日幾通となく編輯局へ書状を寄せて、喜び...
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・三郎爺 (青空文庫)
とってはこの上ない処であるべきはずなのだが、ただ一つのことが、やがて彼をそこからも飛び出させてしまった。いくら下男でも、薬草刻みをするからには、医術の初歩を知らねばなるまいという、主人の親切気が、彼に...
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・夢野久作 キチガイ地獄 (青空文庫)
も発見されないままになっていたものらしい。 ところが最近に到って、北海道特有の薬草 採 ( と ) りが、霧に出会って山道に踏み迷った結果、偶然に、遠くからこの一軒屋を発見してからというもの、急に評判が高くなって、北海...
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・豊島与志雄 黒点 ——或る青年の「回想記」の一節—— (青空文庫)
額が益々蒼白く澄んでゆくような感じだったのと、帰りしなに、母へ眼病の妙薬とかいう薬草を置いていったのと、虫眼鏡で私と暫く遊んでくれたのだけである。——薬草というのは、四五寸ばかりの小さな乾草で、その汁を水にしみ出さして眼につけると、どん...
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・宮本百合子 毛の指環 (青空文庫)
で食べた。そこは花壇の隅の狭い芝生の上であった。ニコライの鐘楼と丸屋根が美しく冬日に輝いて、霜どけの花壇では薬草サフランと書いた立札だけが何にも生えていない泥の上にあった。由子はうっとり——思い...
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・高村光太郎 山の春 (青空文庫)
クリの根は例のカタクリ粉の本物の原料になるのだが、なかなか掘るのにめんどうらしい上、製造に手数がかかるので、今ではこの寒ざらし粉はむしろ貴重品だ。 薬草のオーレンが咲いたり、又ローバイの木に黄いろい木質の花がさいたりしているうちに、今度...
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・国枝史郎 鵞湖仙人 (青空文庫)
江戸から来たのであった。 物語は三日経過する。 此処は天竜の上流である。 一宇の宏大な屋敷がある。 薬草の匂いがプンプンする。花が爛漫と咲いている。 鵞湖仙人の屋敷である。 その仙人の屋敷の附近へ、一人...
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・中里介山 大菩薩峠 胆吹の巻 (青空文庫)
は正業としての有名な、胆吹山の薬草取りのこぼれであることは疑うべくもありません。ただ、ちょっと驚かされたのは、かく 慌 ( あわただ ) しく、こけつまろびつ走る二人のうちの一人が、何か胸に後生大事にかき抱きながら、もの...
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・長谷川時雨 朝散太夫の末裔 (青空文庫)
( しら ) けるのかきくと、 薬研 ( やげん ) で薬を刻むようにするのだといった。本町辺は 薬種 ( やくしゅ ) 問屋の多いところなので、あたしは 安座 ( あぐら ) をかいて、 薬草 ( くす...
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・大学設置基準 (e-Gov)
学に関する学部又は学科 家畜病院 畜産学に関する学部又は学科 飼育場又は牧場 水産学又は商船に関する学部 練習船(共同利用による場合を含む。) 水産増殖に関する学科 養殖施設 薬学に関する学部又は学科 薬用植物園(薬草...
law.e-gov.go.jp/htmldata/S31/S31F03501000028.html
・神西清 ハビアン説法 (青空文庫)
病難貧苦を救うて現安後楽の願ひを 成就 ( じょうじゅ ) せんとの 宗旨 ( しゅうし ) であれば、やがて 江州 ( ごうしゅう ) 伊吹山 ( いぶきやま ) に五十町四方の地を 拓 ( ひら ) いて薬草園となし、本国...
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・豊島与志雄 奇怪な話 (青空文庫)
いう種類の話は無数にある。ところで、かかる薬草の効果や霊的異変はぬきにして、肉体そのものに執拗な生命力がからみついてる、新らしい怪異を紹介しよう。怪異といっても、これは全く事実談である。 私の或る知人の家で、潮来...
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・白くれない (青空文庫)
はち心得たる体にて彼(か)の唐人に誘はれ行くに、港の入口、山腹の中途に聳え立つ南蛮寺の墓地に近く、薬草の花畑を繞(めぐ)らしたる一軒の番小舎あり。その中に山の如く積み上げたる藁の束を押し分けて、いと狭き落し戸より、真暗...
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・岡本綺堂 中国怪奇小説集 剪燈新話 (青空文庫)
腰をかがめて丁寧に敬礼しました。 「わたくしは城中に住んで、医者を業としている者でございますが、今日この山へ薬草を採りにまいりまして、思わず足をすべらせてこの穴へ転げ落ちたのでございます」 それを聞いて、かれ...
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・岡本綺堂 水鬼 (青空文庫)
からどうしましたか。」 「これが貴重な薬草だということが発見されるといいんですがね。」と、僕は笑った。 「そうなるとしめたものですが……。」と、彼も笑った。 それからふた言三言話しているうちに、彼は...
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て小屋にすぎませんでしたが、おじいさんは、いつもきちんと片づけ、貝殻のように白く塗り立てて、まわりには、ささやかな豆や薬草や 南瓜 ( かぼちゃ ) の畑をつくっていました。 このおじいさんと孫とは、おそろしく貧乏で、全く...
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てその手に触れしもの我これを 受 ( うく ) ることを欲せざるのみと。爾来 復 ( ふたたび ) 浮名を展覧会場に争はず。閑居自適し、時に薬草を後園に栽培して病者に与へ、また『田うごき草』と題...
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・岸田國士 日本文化の特質 ——力としての文化 第二話 (青空文庫)
を示す好適例は無数にあるのであります。 学問の領域に於ても、最近の研究に従へば、哲学の如き抽象理論の追求は別として、自然科学、特に数学の発達は、明治以前に於て著しいものがあるとのことです。 本草学としての薬草の採集、観察、実験...
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・久生十蘭 顎十郎捕物帳 蕃拉布 (青空文庫)
にはうすうす見当がついているが、チトはっきりしかねる 節 ( ふし ) があるので、八王子の 柚木容斎 ( ゆのきようさい ) 先生のところへ猪之吉を飛ばせて、ちょっと物をたずねにやった」 「柚木先生というと、あの、西洋薬草...
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・久生十蘭 平賀源内捕物帳 萩寺の女 (青空文庫)
会読講釈」の看板を掛け、この方の弟子だけでも 凡 ( およ ) そ二百人。 諸家 ( しょけ ) の出入やら究理機械の発明、薬草の採集に 火浣布 ( かかんぷ ) の製造、と寸暇もない。 秩父 ( ちち...
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・久生十蘭 キャラコさん 女の手 (青空文庫)
と ) やお洗濯にも相当自信がありますし、お望みなら、部屋の中に、いつも花ぐらいは絶やさないようにして置きますわ。……それから、あたしは咳によく利く薬草の 煎 ( せん ) じ方も知っているんです!」 四人...
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・寺田寅彦 災難雑考 (青空文庫)
ない草を捜すほうが骨が折れそうに見えるのである。しかしよく考えてみるとこれは何も神様が人間の役に立つためにこんないろいろの薬草をこしらえてくれたのではなくて、これらの天然の植物にはぐくまれ、ちょ...
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・小栗虫太郎 絶景万国博覧会 (青空文庫)
え苦しんだような跡がないのだよ。真実小式部さんが、歌舞の菩薩であろうともさ。絞め付けられて苦しくない人間なんて、この世に又とあろうもんかな。それから、可遊さんの方は、小式部さんから二、三尺程横の所で、これは、左胸に 薬草 ( くさ...
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・泉鏡花 湯女の魂 (青空文庫)
どこ ) 附、畳は滑るほど新らしく、 襖 ( ふすま ) 天井は輝くばかり、 誰 ( たれ ) の筆とも知らず、薬草を 銜 ( くわ ) えた神農様の画像の一軸、これを床の間の正面に掛けて、花は 磯馴 ( そな...
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・中島敦 悟浄歎異 —沙門悟浄の手記— (青空文庫)
に関するかぎり、彼の知識は相当なものだ。彼は、たいていの動物なら一見してその性質、強さの程度、その主要な武器の特徴などを見抜いてしまう。雑草についても、どれが薬草で、どれが毒草かを、実によく心得ている。そのくせ、その...
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