「荼毘」を含む用例
・久保栄 小山内薫先生劇場葬公文 (青空文庫)
はふたたび式場を発し、同五時半桐ヶ谷火葬場に到着、遺骸を 荼毘 ( だび ) に附した。 二十九日午前八時半、喪主、遺族、近親、築地代表者は四谷自宅を出発して、九時十分火葬場に到着し、骨上げの式を行った。同十時三十分、各方...
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・夏目漱石 一夜 (青空文庫)
らした筒の 周囲 ( まわり ) を 遶 ( めぐ ) る。あるものは 緩 ( ゆる ) く、あるものは 疾 ( と ) く遶る。またある時は輪さえ描く 隙 ( ひま ) なきに乱れてしまう。「 荼毘 ( だび...
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・森鴎外 みちの記 (青空文庫)
ることなり。これより鳳山亭の 登 ( のぼ ) りみち、 泉 ( いづみ ) ある処に近き 荼毘所 ( とびじょ ) の 迹 ( あと ) を見る。石を 二行 ( にぎょう ) に積みて、其間の土を 掘...
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・古き小画 (青空文庫)
に狂気したようになって頭に纏う布を引裂きながら、額を床に打ちつけ胸を叩いて号泣した有様、星ばかりの夜の空の下で祖父の屍を荼毘(だび)にした火の色。黒煙を吐きながら赤い焔の舌が、物凄い勢いで風のまにまに雪の面に吹きつけた光景や、今、広場...
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・沖野岩三郎 バークレーより (青空文庫)
( こうれい ) といいける所。妻の名にちなみてアペイと呼びしこの家は、彼が「コロムバス」その他の詩を物せし所。周囲の樹木は彼の植えにしものにて、北方の高地には 荼毘 ( だび ) 塔あり。また、モー...
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・宮沢賢治 文語詩稿 五十篇 (青空文庫)
づまきて日は温き、 萱のなかなる荼毘壇に、 県議院殿大居士の、 柩はしづとおろされぬ。 紫綾の大法衣、 逆光線に流れしめ、 六道いまは分るらん、 あるじの徳を讃へけり。 〔温く妊みて黒雲の〕 温く...
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・折口信夫 餓鬼阿弥蘇生譚 (青空文庫)
の愁訴で、小栗も十人のものどもと共に、蘇生を許される。魂魄を 寓 ( ヤド ) すべき前の世の骸を求めさせると、十一人とも荼毘して屍は残らぬと言ふ。それではと言ふので、十人に懇望して脇立の十王と定めて、小栗...
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・海野十三 火葬国風景 (青空文庫)
まつりそうろうあいだ ) 、 此段謹告候也 ( このだんきんこくそうろうなり ) 。 追而 ( おって ) 来る××日×時、花山祭場に於て仏式を以て告別式を相営み、のち同火葬場に於て 荼毘 ( だび ) に附し申可く 候 ( そう...
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・森鴎外 栗山大膳 (青空文庫)
國へ運んで、箱崎の松原で 荼毘 ( だび ) にした。此時 柩 ( ひつぎ ) の先へは三十三歳になる利章が手を添へ、跡へは二十二歳になる忠之が手を添へた。利安は長政の亡くなつた時、七十三歳で剃髪して、一葉齋 卜庵...
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・二葉亭四迷 浮雲 (青空文庫)
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