「船出」を含む用例
・宮本百合子 新しい船出 ——女らしさの昨日、今日、明日—— (青空文庫)
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・内村鑑三 寡婦の除夜 (青空文庫)
ひ ) は 走 ( はし ) る 西 ( にし ) の 海 ( うみ ) 涙 ( なんだ ) は 凍 ( こほ ) る 威海湾 ( ゐかいわん ) 南 ( みなみ ) の 島 ( しま ) に 船出 ( ふな...
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・江南文三 佐渡が島を出て (青空文庫)
のあとの斯う言ふ天氣を 頭 ( かしら ) 日和と佐渡の船場で言つて居ります。 悲しみをひたにつつみて行くわれを柩に入れて船出せさせよ わが佐渡よこひしき人ももろともに浪に沈むな船出するとき 佐渡の山こともなげなるおもてしてわれの船出...
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・土佐日記 (Wikisource)
てやまのはにみし月なれどなみより出でゝなみにこそ入れ」。 廿一日、卯の時ばかりに船出す。皆人々の船出づ。これを見れば春の海に秋の木の葉しも散れるやうにぞありける。おぼろげの願に依りてにやあらむ、風も吹かずよき日出できて漕ぎ行く。この間につかはれむとて、附き...
ja.wikisource.org/wiki/土佐日記
・宮本百合子 婦人民主クラブ趣意書 (青空文庫)
民主クラブは果しない未来をもって、幾千万の日本婦人の善意の海の上に船出いたします。 底本:「宮本百合子全集 第十五巻」新日本出版社 1980(昭和55)年5月20日初版発行 1986(昭和61)年3月20日第4刷発行 初出...
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・新美南吉 海から歸る日 (青空文庫)
ちきれさうに生きてゐる、と。 眞珠貝を拾つて來たかの樣に双手をひろげて叫ばう。そして明日はまた海に行く船出の日だ。 底本:「校定 新美南吉全集第二巻」大日本図書 1980(昭和55)年6月30日初版第1刷発...
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・紀貫之 土佐日記 (青空文庫)
影は同じことなるべければ人の心も同じことにやあらむ。さて今そのかみを思ひやりて、或人のよめる歌、 「都にてやまのはに見し月なれどなみより出でゝなみにこそ入れ」。 廿一日、卯の時ばかりに船出す。皆人々の船出づ。これ...
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・坂口安吾 安吾下田外史 (青空文庫)
不便なのが幕府の狙いで、外蛮の風俗を都に近づけないためという毛ギライから起っている。オランダのカピタンを九州長崎に封じこめて近づけなかったのもその為であるし、仙台の伊達政宗が 支倉 ( はせくら ) を船出...
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・津軽の虫の巣 (青空文庫)
顔に滑べって来るのが認められる。 小豆粒ほどの影は、次第に大豆ほどとなり、やがては小人の船ほどの大きさになって、耳を澄ますと、微風につれて賑わしい船歌さえ聞えて来る。 この二艘の大船こそ、誰あろうときの大守、十代津軽矩広を乗せて、三馬屋の泊から船出...
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・岩野泡鳴 日高十勝の記憶 (青空文庫)
の北海道開拓に對する熱心の一大原因であつたらうと思う。第一囘の移住者等が國を船出する時は三百戸ばかりであつたが、紀州の熊野沖で難船し、百五十戸分の溺死者を生じた爲め、半數だけ(それが現今では僅かに三十戸)が北海道開拓の祖である。中下...
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・大町桂月 房州の一夏 (青空文庫)
がいやなりとて、保田より汽船に乘らむとせしが、二番船出でずといふに、已むを得ず、われらと共に歩きぬ。吉濱、 勝山 ( かちやま ) を經て、檢儀谷原といふ處にいたりて、終に袂を分つ。生駒氏は、直ち...
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・日朝修好条規 (Wikisource)
ハ速ニ之ヲ許可シ、出港荷物免状ヲ渡スヘシ。荷主免状ヲ得ハ、本船ニ積込ムコトヲ得ヘシ。官廳若シ其荷物ヲ驗査セント要スレハ、荷主敢テ之ヲ拒ムコト無シ。 [ 編集 ] 第五則 日本國商船出港ヲ要スル時ハ、前日...
ja.wikisource.org/wiki/日朝修好条規
・泉鏡花 印度更紗 (青空文庫)
うに見えたの。 涙を払つて——唯今の 鸚鵡 ( おうむ ) の声は、 私 ( わたくし ) が日本の地を 吹流 ( ふきなが ) されて、 恁 ( こ ) うした身に成ります、其の船出の夜中に、 歴然 ( あり...
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・中里介山 大菩薩峠 白雲の巻 (青空文庫)
の人気が悪くなりましたものでございますから、大急ぎで人数を取りまとめて、船おろしと船出を一緒になさいました、あなた様をお待受け申している間もございませんでした」 「うむ——」 「それで、わたくしが、あなた様のおあとを慕って、この...
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・鼠頭魚釣り (青空文庫)
色の雲の底に有るか無きかの星影の見えたるなど、猶おぼつか無くは思はるれど望みを断つべくもあらぬさまとなりぬ。いざさらば船宿まで行かめ、船出す出さぬは船頭こそ判じ定むべけれ、我等の今こゝにて測り知るべきにはあらず、行かめ、行か...
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・第166回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 (Wikisource)
ja.wikisource.org/wiki/第166回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説
・宮本百合子 中條精一郎の「家信抄」まえがきおよび註 (青空文庫)
知識が偶然の功を奏して、当時富士見町の角屋敷に官職を辞していた老父のところへ、洋行がえりの同県人と称して来て五十円騙った男を追跡し、それをとりかえしたという逸話さえある。しかしながら、遽しく船出して見れば、境遇...
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・太宰治 喝采 (青空文庫)
ょう ) のものを憎むことしきり。これらこそ安易の夢、無智の快楽、十年まえ、太陽の国、果樹の園をあこがれ求めて船出した十九の春の心にかえり、あたたかき真昼、さくらの花の吹雪を求め、泥の海、蝙蝠の巣、船橋...
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・泉鏡花 旅僧 (青空文庫)
の 頂 ( いたゞき ) に 屯 ( たむろ ) せり。 風 ( かぜ ) 一陣 ( ひとしきり ) 吹 ( ふ ) き 出 ( い ) でて、 船 ( ふね ) の 動搖 ( どうえう ) 良...
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・八木重吉 秋の瞳 (青空文庫)
ジイ ) のこころ 旋律は 水のように ながれ あらゆるものがそこにをわる ああ しづけさ こころの 船出 しづか しづか 真珠の空 ああ ましろき こころのたび うなそこをひとりゆけば こころのいろは かぎ...
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・林芙美子 生活 (青空文庫)
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・芥川龍之介 俊寛 (青空文庫)
はこの島へ渡るものには、 門司 ( もじ ) や 赤間 ( あかま ) が 関 ( せき ) を船出する時、やかましい 詮議 ( せんぎ ) があるそうですから、 髻 ( もとどり ) に隠して来た 御文 ( おふみ ) なの...
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・芥川龍之介 神神の微笑 (青空文庫)
ているせいかも知れなかった。彼はその祭壇の 後 ( うしろ ) に、じっと頭を垂れたまま、熱心にこう云う祈祷を凝らした。 「 南無 ( なむ ) 大慈大悲の 泥烏須如来 ( デウスにょらい ) ! 私 ( わたくし ) はリスポアを船出...
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・蒲原有明 松浦あがた (青空文庫)
賊名をとりきといへども、たちどころに軍卒一万余を嘯集せるがごとき、敗れて 値嘉島 ( ちかしま ) より船出したるがごとき、その胆略計るべからざるものあり。「われは大忠臣なり、神霊何ぞ棄てむや。」と 罵 ( ののし ) りし...
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・吉行エイスケ 女百貨店 (青空文庫)
イトマンによって教練された女達のなかにまじって、十九世紀の万国旗に包まれた太田ミサコが船出する。 一刻後、東京劇場の中央の位置に人々は彼女を見出だした。幕間になると彼女は 放蕩親爺 ( ほうとうおやじ ) の好...
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・宮本百合子 ジイドとそのソヴェト旅行記 (青空文庫)
唇から特異な言葉をぽつぽつと語る新進芸術家として描かれている。 閉じこめられたまま清純のまま続いていたジイドの青春は、二十四歳の時、突然その清教徒的規律を破った。彼は在来の周囲に激しい厭悪を感じて友人のロオランとチュニスに旅立った。この船出は、地理...
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・宮本百合子 獄中への手紙 一九三五年(昭和十年) (青空文庫)
をする気でいた野心家の貴族との張り合い、その他所謂映画らしい、いきさつがあって、クリスチナが到頭退位してそのスペインの男が帰国する船へかけつけると、当の対手は敵役に決闘をしかけられ既に瀕死。クリスチナに介抱されつつ死ぬ。クリスチナは夫が二人で住もうと云った崖の上の家へ住むために船出...
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・久生十蘭 キャラコさん 月光曲 (青空文庫)
ッスさんが 帆前船 ( ほまえせん ) に乗り込むところまで行きました。きょうは、いよいよ船出しなくてはなりません。さまざまな手真似をまぜながら、あたしが読みだす。波の音や風の音まではいるんです。 ボク...
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・幸田露伴 二日物語 (青空文庫)
らへて終に住むべき都も無ければ憂き折節に遇ひたまひたるを、 世中 ( よのなか ) そむかせたまふ 御便宜 ( おんたより ) として、いよ/\法海の深みへ 渓河 ( たにがは ) の浅きに騒ぐ御心を注がせたまひ、彼岸の遠きへ此 土 ( ど ) の汀去りかぬる御迷を船出...
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用例の品詞分類
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