「羅針盤」を含む用例
・桑原隲藏 東洋人の發明 (青空文庫)
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・渡辺温 氷れる花嫁 (青空文庫)
技師は慄える手先で辛うじて発信機を打つ。 ——S・O・S! 印度洋にて。新しき五月の花—— 28 帆柱高く上がる非常信号旗。 ——我等、危険に 瀕 ( ひん ) せり!—— 29 ただ船底の火夫だけが丈夫で働いた。 30 羅針盤。不良——と書...
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・ナポレオン・ボナパルト (Wikiquote)
によく統治された国家にあっては、一つの支配的な宗教があるほうがいい。しかしその場合、聖職者は民衆に奉仕する存在でなければならない。 宗教なき社会は、羅針盤のない船のようなものである。 人はその制服どおりの人間になる。 偉大...
ja.wikiquote.org/wiki/ナポレオン・ボナパルト
・押川春浪 南極の怪事 (青空文庫)
に無勢到底敵するあたわず、 大檣 ( たいしょう ) をまわり羅針盤の側を走り、船首より船尾に逃げ行きしが、もはや逃ぐるところどこにもあらず、後よりは兇刃すでに肉薄するに、今はたまらず、身を跳らして、逆巻...
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・桑原隲蔵 大師の入唐 (青空文庫)
五十年前の大師の入唐時代には、未だこの利用が十分に知られて居なかつた樣に思ふ。 次に航海には方向を正確に知ることが必要で、それには羅針盤を使用せなければならぬが、羅針盤が航海に利用さるるに至つたのは、大師...
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・寺田寅彦 話の種 (青空文庫)
かくこの不思議な合金を航海の方に応用する事になった。一体近来の汽船には鉄を多量に使用するため、ややもすれば船体の鉄材が船の生命——羅針盤の磁石に感じて多少の誤差を起させる。さればと云って鉄の代りに他の金属を用いては高くなる。これには前述の二十三プロセントニッケル鋼を羅針盤...
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不必要だし又不可能であろう。技術を外部から何かの手段と考えればその目的は何とでも云える、人類を解放するのも又人類を無能にするのも(実際人間は羅針盤やバスのために伝書鳩や犬よりも無能である)、技術の目的と云えよう。しか...
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・寺田寅彦 疑問と空想 (青空文庫)
いう場合には反響によって昼間はもちろんまっ暗な時でも地面の起伏を知りまた手近な山腹斜面の方向を知る必要がありそうに思われる。鳥は夜盲であり 羅針盤 ( らしんばん ) をもっていないとすると、暗い谷間を飛行するのは非常に危険である。それ...
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・有島武郎 幻想 (青空文庫)
ら一疋でも自信を以て自分の爲めに犧牲にする事の出來た人を彼れは同情と尊敬とを以て思ひやつた。事業と云ふ大きな波にゆられながら、この微妙な羅針盤を見詰めるしみ/″\した心持ちを何に譬へよう。 人違ひながら自分を待つてゐる人のあつた事が、彼れには一種の感激の種となつた。木戸...
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・気象測器等委託検定規則 (e-Gov)
law.e-gov.go.jp/htmldata/S28/S28F03901000077.html
・小栗虫太郎 「太平洋漏水孔」漂流記 (青空文庫)
までキューネは、ただ 羅針盤 ( カンバス ) だけでこの舟を進めていた。いま針路は真東にゆき、エリス諸島辺へむかっている。それだのに、赤道ちかいとは何事であろう。事によったら、 皇后 ( カイゼリン ) アフ...
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・新たな始まり (Wikisource)
紀にも亙って学問という光を継承し、 欧州 の ルネサンス や 啓蒙思想 への道を開いてきたのは、イスラーム教であった。 代数学 の数理を発展させ、 羅針盤 その他の航海道具を開発し、 ペン や 印刷技術 を発達させ、 疫病 蔓延...
ja.wikisource.org/wiki/新たな始まり
・宮本百合子 女の歴史 ——そこにある判断と責任の姿—— (青空文庫)
ではどっさりの大船小舟が船底をくさらせたり推進機に藻を生やしたりしているのはわかっていても、自分の小さい出来たもとの 櫓 ( ろ ) や羅針盤にたよりきれないような思いがする。 ここに二人のひとがあって、一方は、所謂間違いのないという範囲で信用のある人物とする。もう一人は、時に...
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・押川春浪 月世界競争探検 (青空文庫)
ただ漠々として、いずれを見てもただ雲ばかり、両方の飛行船すら如何なる距離を以て進んでいるやら、形も姿も見えない。 ただ雲の間を潜って、 舳 ( へさき ) に据えた羅針盤を頼りに、どこをそれという 的 ( あて...
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・菊池寛 船医の立場 (青空文庫)
ん、顧みる余裕もなかったが。 二人を船上へ 拉 ( らっ ) した夷人は、二人が船を見物に来たのだと思ったのだろう。二人に羅針盤を見せたりした。二人は首を振って、筆と紙とを求めた。 矢立 ( やた...
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・桑原隲藏 東西交通史上より觀たる日本の開發 (青空文庫)
知の通り唐時代に於ける日本と支那との交通は、非常に困難であつた。小さい帆船で羅針盤の設備もなく、從つて方向も不確な儘に、頼りない航海をするので、大抵三度に一度は難船するといふ有樣で、實に命掛けで航海をしたものである。それ...
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・佐藤紅緑 少年連盟 (青空文庫)
のごとき 怒濤 ( どとう ) が、もくもくとおしよせたかと見るまに、どしんと 甲板 ( かんぱん ) の上に落ちかかった。同時にライフ・ボート三せき、ボート二せきと 羅針盤 ( らしんばん ) をあ...
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・寺田寅彦 アインシュタイン (青空文庫)
土地における彼の幼年時代について知り得られる事実は遺憾ながら極めて少ない。ただ一つの逸話として伝えられているのは、彼が五歳の時に、父から一つの羅針盤を見せられた事がある、その時に、何ら直接に接触するもののない磁針が、見え...
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・寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) (青空文庫)
時弟のエドワードはわずか二十二歳であったのである。吾々はこのエドワードに感謝したい気がする。 一八七七年の春はマデイラへの航海をした。昔夫人の父が肺病でここに避寒に行って亡くなったのである。その時の乗船にケルヴィンの羅針盤が三台備えてあった。タム...
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・小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 (青空文庫)
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・水野仙子 道 ——ある妻の手紙—— (青空文庫)
激しくすすり上げるのでした。 かうした場合、私は最も幸福であつたのを今でもはつきり覺えてます。それはある火花の閃のやうに瞬間的なものではあつても、その幸福感は、羅針盤のやうに私の迷ひ易い心の方向を支配するのでした。 けれども、その...
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・富ノ沢麟太郎 あめんちあ (青空文庫)
を山と積まれて勝負に熱中したところで、その札の山を切り崩して行くことは出来ない。 この羅針盤の紛乱こそ人間の胸のなかへ挑まれる内心からの抵抗の動乱である。 この電流と稲妻との焦噪は、物理学上の実験とも合致する。 これは 兎 ( と ) も...
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・服部之総 黒船前後 (青空文庫)
フィートに一フィートの傾斜でのびていた。 ところが、いよいよ 羅針盤 ( コンパス ) の四隅は銀盃の酒で清められ、支柱がとり外され、巨体が一間ばかりそろそろと辷った、と思うと、どうしたわけか、そこへ釘づけになって、 梃 ( てこ ) でも...
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・北村透谷 明治文学管見 (日本文学史骨) (青空文庫)
は斯の如く多恨なり、多方なり、然れども世界と共に存在し、世界と共に進歩する 思想 なるものは、羅針盤なくして航行するものにあらずと見えたり。吾人は夢を疑ふ、然れども夢なるもの全く人間を離れたるものにあらず、吾人...
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