「稼ぎ」を含む用例
・Wikisource:文学 (Wikisource)
朽葉 長嘯 萩原恭次郎 死刑宣告 朝の一景 新聞を買ひに もうろくづきん――おやぢが家出をする。出稼ぎとは話が好すぎる―― 牧野虚太郎 牧野虚太郎詩集 峠三吉 原爆詩集 [ 編集 ] 漢詩詞 正気の歌 酔花...
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・宮本百合子 働く婦人の結婚について (青空文庫)
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・野呂栄太郎 岩波茂雄宛書簡 一九三一年九月二十一日 (青空文庫)
の方は着々進行しておりますから御安神願います。 さて逸見重雄君の奥様が何かで生活費の一部なりとも稼ぎたいと申すのでございますが、校正の仕事にでも御雇い願えれば幸と存じますが、御都合如何でございましょうか? 逸見...
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・倉田百三 婦人と職業 (青空文庫)
しながら婦人の職業的進出がそのまま婦人の生活向上、幸福増進の指標であると考えることはできない。今日の婦人の職業的進出は一面たしかに婦人の生活欲望の開発と拡充との線にそえるものではあるが、他面においては生活のための余儀なき催促によるものである。男子が独力で妻子を養うことができないための共稼ぎ...
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・佐左木俊郎 駈落 (青空文庫)
さんは、老衰の峠を越してから、急に 怠 ( なま ) け者の中へ数えられるようになった。 それでも爺さんは、 倅 ( せがれ ) の春吉と、孫の菊枝とが、毎日のように 日傭 ( ひでま ) 稼ぎ...
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・薄田泣菫 手品師と蕃山 (青空文庫)
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・佐左木俊郎 緑の芽 (青空文庫)
しまった。そして彼女は、まるで飯粒を数えるように、飯粒の上に、箸の上に、小さな動作を繰り返した。 「まだ初稼ぎだで、山仕事で疲れてんのがと思えば……」 祖父は 容赦 ( ようしゃ ) なく続けた。 「この...
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・倉田百三 愛の問題(夫婦愛) ——生命の法に随う—— (青空文庫)
を本当に解放するということは、家庭から職業戦線へ解放することではなくて、職業戦線から解放して家庭へ帰らせることだ。 しかし現状では夫婦共稼ぎもやむを得ない。が、この際夫としてはなるべく妻を共稼ぎ...
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・金田千鶴 夏蚕時 (青空文庫)
んどる話だで困らんが俺らは全く困るよ! 俺ァ繭が十両しとっても困っとったんだで、二両の 端 ( はな ) が欠けると来ちゃ法はつかんよ! 俺らは早く道路工事が始まりゃいいと思っとる。何んとか稼ぎが無けにゃ口が干上っちまふ……」 留吉...
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・坂口安吾 明治開化 安吾捕物 その十六 家族は六人・目一ツ半 (青空文庫)
クラと云う言葉もあるように、どうやら片目でもメクラのうち。アンマに仕立てることができる。アンマの稼ぎができないような養女はこまるが、全然メクラでもこまる。なぜなら、せっかく養女にもらうのだから、女中...
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・矢田津世子 神楽坂 (青空文庫)
まで仕立物の賃仕事で暮しむきの不如意を補うていた内儀さんもこの頃になってやっとひと息ついたところであった。それだからといって手を休めて安閑と遊んでいた訳ではない。却って内儀さんの手は前よりも稼ぎ出したのである。ただ、そこには金に追われていたこれまでの苦労に代って、こん...
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・宮本百合子 『キング』で得をするのは誰か (青空文庫)
の誰の爺さんと孫が実際こんなにヌクヌク安楽な目をして暮らしているか? 欠食児童なんか聞いたこともない。稼ぎてを戦争へ引っぱり出されたので、生きる手段を失い首をくくって死んだ七十の爺さんなんか一人もいない日本だと云いたげな、絵そらごとだ。 資本...
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・本庄陸男 お菜のない弁当 (青空文庫)
な恰好で岩佐に救いを求めたのだ。 「ねえ、岩佐。その、これが不景気を追っ払う理由をよ。恥しくってお前え——」 「よーし……」と彼は弁当箱を膝から下して「この俺がソヴェートに出稼ぎして、この眼で見て来た話なんだ……」 口ま...
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・宮本百合子 漁村の婦人の生活 (青空文庫)
どれもが大切なことだと思われた。 この頃でも浜の日向で網つくろいをしているのは、お爺さんたち男ばかりなのだろうか。ああいうことは女に出来る仕事と、はた目には見られる。たとえば、カニ網 梳 ( す ) きという内職は、漁村からはなれた土地の女たちの稼ぎ...
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・正岡子規 熊手と提灯 (青空文庫)
かの 上 ( かみ ) さんが来た。くたびれた様も見えないで、下駄の歯をかつかつと鳴らしながら、さっさと帰って行く。その人相を見るに、これは夫婦ぐらしで豆屋を始めて居て夫婦とも非常な稼ぎ手ではあるが、上さ...
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・豊島与志雄 土地 (青空文庫)
と金が儲からあ。おらが町でこれくれえ働きゃあ、お父つあんなざあ寝ててええだ。」 「馬鹿云うねえ。他処せえ行って、稼ぎためて戻って来る者あ一人もありゃしねえ。みんな遊びばかり覚えやがって、極道者になるが 定 ( じょ...
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・岡本綺堂 三崎町の原 (青空文庫)
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・下村千秋 泥の雨 (青空文庫)
おさわが親爺の妻にもなつてゐることを知つたのはその半年前であつた。親爺の妻——由藏の繼母はその一年前に死んでゐた。その時親爺は六十八であつた。で嫉妬深い由藏もそれだけは安心して、妻を親爺の傍に置いて十日二十日の出稼ぎに出た。そうした或る夜遲く由藏がかへつて來ると、内か...
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・宮本百合子 マクシム・ゴーリキイの人及び芸術 (青空文庫)
は昔ならったレース編を再びやり出した。ゴーリキイも、「銭を稼ぎはじめた。」 休日ごとにゴーリキイは袋をもって家々の中庭の通りを歩き、牛の骨、ぼろ、古釘などをひろった。またオカ河の材木置場から薄板を盗むことも(たまに)やった。それで三十カペイキから半ルーブリを稼ぎ...
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・宮本百合子 マクシム・ゴーリキイの発展の特質 (青空文庫)
いこの大学生はカザンの新聞社へ夜間校正係として働き、一晩十一カペイキずつ稼いで来た。ゴーリキイに稼ぎがなかった日は、この心を痛ましめる睦しい同居者たちは四片のパンと二カペイキの茶、三カペイキの砂糖だけで一日を凌ぐことも珍しくない。ゴーリキイは波止場稼ぎ...
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・宮本百合子 家庭と学生 (青空文庫)
のうまさということの内容を、昔ながらの女のつつましさや自己犠牲というもので思い描かない青年たちが果して幾人いるだろう。体の健やかな共稼ぎの出来る能力のある女性や積極的に日々を展開してゆける機転と賢さと生活力を湛えた女性をこそ...
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・宮本百合子 徳永直の「はたらく人々」 (青空文庫)
の高度の技術化のためにおこる解版女工の失業についての身のふりかたにコントラストを示している。どうせ共稼ぎの結婚なんて馬鹿くさくて、という愛子は妙な男づきあいをしつつ、失業とともに喫茶ガールになってゆく。シゲは全く古い職人肌の亭主をもって、脚気の乳をのまして赤ン坊に死なれたり、これ...
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・宮本百合子 若い世代の実際性 (青空文庫)
もその要求をめぐってゆく心は何となし厚皮していて怠惰だという現代の低い心理を、青年のために悲しむのは私が作家だからばかりではないと思う。 若い女のひとが結婚の相手として、先ず経済上の安定をもち出して、共稼ぎをしてやって行こうというよりは、この...
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・宮本百合子 若人の要求 (青空文庫)
たり坐ったり寝そべったりしています。お互いに愛想のつきるような電車に乗ってつとめへ往復して、粉ばかり食べて下腹がみにくくつき出る日本の今の若い人達が、こういう雑誌の絵にみとれているのを見ると、新円稼ぎの雑誌屋共を憎らしく思います。もう...
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・江見水蔭 怪異暗闇祭 (青空文庫)
男にも見えた。あるいは又 すり 稼ぎのために入込んだ者のようにも思われた。あいつが仕事のついでに、 悪戯 ( いたずら ) をして廻るのではあるまいか。そんな疑念をも生じたのであった。 すり は一...
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・坂口安吾 南風譜 ——牧野信一へ—— (青空文庫)
灘が何よりもいい眺めでした。 このあたりは海外へ出稼ぎに行く風習があります。それゆゑ変哲もない漁村の炉端で、人々は香りの高い珈琲をすすり、時には椰子の実の菓子皿からカリフォルニヤの果物をつまみあげたりするのです。 友達...
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・坂口安吾 諦めている子供たち (青空文庫)
は古来遊ぶ町だから、独特のうまい食べ物は非常に多いところだ。特に冬向きのものに多い。北海道の「鮭ずし」は元来新潟のもので(北海道は新潟人の出稼ぎ人が最も多く土着した)似たような「鮎ずし」もあり、海の...
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・佐藤垢石 入社試験 (青空文庫)
新聞の前重役原田讓二などという記者は、私よりいずれも二、三年おくれて入社してきたのであった。野球の飛田忠順などまだ早稲田の学生で、小遣い稼ぎに報知新聞の野球記事の嘱託をやっていて、夜になるとスコアーブックを持って編集局へやってきた。いつ...
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・若山牧水 樹木とその葉 桃の實 (青空文庫)
ないだけでも遙かにましであつた。夏も火を斷たぬ大圍爐裡で爺さんを相手に飮んで床に入つた。宿は爺婆だけで、他に誰もゐなかつた。息子も娘もあるのだが、土地には何もする用がないので皆出稼ぎに行つてゐるのださうだ。 ほんのとろ/\とし...
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・薄田泣菫 黒猫 (青空文庫)
今度の折にしてもらひまつさ。わてらその日稼ぎだすよつて、忙しおますからな」 「それぢや、猫の子があまり可哀さうだとはおもひませんか」 婦人は 疳 ( かん ) の高い、きいきいした声を立てました。 「まるで猫狂ひや」爺さ...
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