「礎石」を含む用例
・海野十三 時限爆弾奇譚 ——金博士シリーズ・8—— (青空文庫)
( しょばこ ) か。それから……」 と、彼は、警告文の 左記列項 ( さきれっこう ) を順々に読んでいって、 遂 ( つい ) に最後の項に来た。 「ええと、第十二号。 礎石 ( そせき ) 。『エデ...
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・北村透谷 思想の聖殿 (青空文庫)
当に擁護せらるべき聖殿の築かれてあらざるべからざるところなるに、悲しいかな、未だ其の礎石さへも見る能はず、哲学者の名誉は 能 ( よ ) く罵るに因つて揚り、政治家といふものゝ価値は能く弁ずるに因つて知らる、能く売れるもの名誉ある小説家たり、斯の...
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・神西清 わが心の女 (青空文庫)
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・沖野岩三郎 バークレーより (青空文庫)
には青銅のブリッジが渡されて、セイサアゲエトという文字が浮彫りにされ、礎石には『千九百十五年』という文字が刻まれている。 此の門を入ってアスファルトの歩道を右に折れ更に左に曲ると、カムパニールの下に出る。近づ...
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・さようなら (青空文庫)
し子供たちが更に新しい生命を生んでゆく、人間の生活力の逞しい流れだけは掌で触れ、肉眼で眺め得る確かさで信じられる筈だ。その未知な人類の未来を信じ、彼らの築く黄金境の礎石を作るべく、どんなに辛く恥かしく厭らしくても、生き...
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・横光利一 微笑 (青空文庫)
から仮設へ渡っているのがアインシュタインの原理ですから、最初の仮設を 叩 ( たた ) いてみたら、他がみな 弛 ( ゆる ) んでしまって——」 空中楼閣を描く夢はアインシュタインとて持ったであろうが、いまそれが、この栖方の検閲にあって礎石...
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・幸田露伴 観画談 (青空文庫)
い処に 庫裡様 ( くりよう ) の建物があった。それを目ざして進むと、 丁度 ( ちょうど ) 本堂仏殿のありそうな位置のところに 礎石 ( そせき ) が 幾箇 ( いくつ ) ともなく見えて、親切...
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・戸坂潤 イデオロギー概論 (青空文庫)
出発する——は、今云ったヘブライ思想に先立って、ギリシア思想の代表的な伝統の一つに外ならない。と云うのは、夫はプラトンの世界観によって後々の不抜な思想体系のための礎石として置かれたのである。聖ア...
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・宮本百合子 私の覚え書 (青空文庫)
どもその場所に行っては、焙られて色の変った基礎石の上から、あった昔の形を築きあげることすら覚束ない。狭い狭い横丁と思っていたところが、広々と見通しの利く坂道になっている様などは、見る者に哀傷をそそらずにはいない。心に...
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・桑原隲藏 大秦景教流行中國碑に就いて (青空文庫)
ふ宣教師の作つた『支那通史』には、大要左の如く記載してある(8)。 千六百二十五年(明の天啓五年)に、陝西省の首府の西安府の附近で、支那職工達が建物を新築する爲に、礎石を置く目的で、地面を掘り下げた。所が彼等は{偶然...
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・佐藤垢石 酒徒漂泊 (青空文庫)
しまわったころ、峠の頂へ出た。ここには、上州と信州の国境を示す石の標柱が、嶺から平野へわたる風のなかに立っていた。その標柱の礎石の前の小さな石塊を背に分けて、東側に降った雨は遠く流れて太平洋へ、西側...
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・高頭仁兵衛 平ヶ岳登攀記 (青空文庫)
音ばっかりしていて人影を見ることが出来ない、間もなく樹竹の絶えた小平坦に出た、陸地測量部の三角点の礎石があった、ここは観測の折に樹竹を刈り取ったらしい、時刻は午後の三時である、また熊笹や密林の中を潜ったり蹈み分けたりして行くと、七時...
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・小島烏水 不尽の高根 (青空文庫)
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・種田山頭火 草木塔 (青空文庫)
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・泉鏡花 星女郎 (青空文庫)
軒の 埴生 ( はにゅう ) の小屋で。 路傍 ( みちばた ) に沿うて、枝の間に 梟 ( ふくろう ) の巣のごとく並んだが、どこに 礎 ( いしずえ ) を据えたとしもなく、元村から 溢 ( あふ...
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・仁科芳雄 NIELS BOHR (青空文庫)
粒子の散亂に關する實驗結果からして,實驗的に長岡博士の模型即ち核原子の模型に到達し,これを提唱した直後であつた.此模型は周知の通り今日の原子構造論の礎石を置いたもので,惹いては現下の元素の人工變換に導いて行つたのである.今日...
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・中島敦 光と風と夢 (青空文庫)
南太平洋の眺望をもつ斯うした土地に、自分の力で一つ一つ生活の礎石を築いて行くのは、スティヴンスンにとって、子供の時の箱庭遊に似た純粋な歓びであった。自分の生活が自分の手によって最も直接に支えられていることの意識——その敷地に自分が 一杙...
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・服部之総 志士と経済 (青空文庫)
の綱領としては出さなかったのに、彼が組織したこの圧力はすぐさまそれをあえてするまで、 矗々 ( ちくちく ) として生長した。 三 戊午 ( ぼご ) 大獄の大弾圧も、雲浜が組織した社会的勢力の礎石部分には、手も触れなかった。後年...
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・野上豊一郎 シェイクスピアの郷里 (青空文庫)
間に桜草やダフォディルが咲いているだけで、シェイクスピアが晩年を過ごした家というのは僅かに残ってる礎石に依って想像するほかはない。その家は十五世紀にクロプトンの建てたもので、それをシェイクスピアの好みで模様替えしたのだから、もし...
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・野上豊一郎 七重文化の都市 (青空文庫)
は貴重な記念物を方方から寄せ集めた陳列所で、昔からその場所を占めている遺跡ではない。古来の遺跡としては、カイロにはローマ時代以前の物は殆んど見られない。ローマ時代の物といっても、僅かに城砦の礎石と水道の一部ぐらいである。及び、二三...
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・野上豊一郎 パラティーノ (青空文庫)
の彫像を発掘したのでがらんとしてしまったのだという。掘り出された彫像はフランスに運ばれて今ルーヴルにある。 ティベリウスの宮殿はカリグラ(三代目の皇帝)に依って拡張され、そのうち北側の一部分は今もカリグラの宮殿と呼ばれて、バルコンの礎石...
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・野上豊一郎 パリの地下牢 (青空文庫)
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