「白旗」を含む用例
・木下尚江 佐野だより (青空文庫)
二艘を大八車に打ち載せ舟の前に斜めに切りたる青竹數竿を鉾の如くに裝ひたるを挽き、同勢之に從ひ、野州安蘇郡界村の助役野口春藏と言へるは筒袖に韮山笠を戴き南無阿彌陀佛と書きたる白旗採つて馬上に指揮せり、若し警官の之を制止せんとするに逢へば、かの...
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・菊池寛 島原の乱 (青空文庫)
浦の次兵衛と共に二百の 麾下 ( きか ) を従えて中軍に在った。陣中悉く白旗を掲げ十字架を画いた。「山野悉く白旗に満ち、人民皆十字架を首に懸けるであろう」と云ったバテレンの予言は、此処に実現したわけである。城は...
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・大町桂月 小利根川の櫻 (青空文庫)
の水は白粉とよく調和するかも知れず』と答へつゝ、客は二人なるに、藝者は一人のみなるかと、目を園の一方に移せば、居るは/\、桃花の奧に、蓮歩を運ぶ一美形、 娜たる後姿のみ見えて、其の顏は見えざりき。 白旗神社の前を過ぎ、山王...
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・折口信夫 幣束から旗さし物へ (青空文庫)
にはなかつたもの、と早合点にきめられて来た。和順の心を示す白旗の如きも、人によつては、とてつもない 新舶来 ( イマキ ) の代物と考へてゐるかも知れぬ。併し此は寧、純朴な物忘れであつて、二三、学問...
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・建築物用地下水の採取の規制に関する法律施行規則 (e-Gov)
町、川崎町、鵜の森町及び白旗に限る。)及び習志野市(日本国有鉄道総武本線以南の地域に限る。)の地域内にあつては、昭和四十九年八月一日から起算して三年五月間 十一 令別記第四号に掲げる地域のうち、千葉...
law.e-gov.go.jp/htmldata/S37/S37F04201000022.html
・菊池寛 長篠合戦 (青空文庫)
り返した。勝頼、今は戦うまでである、御旗、 無楯 ( たてなし ) に誓って戦法を変えじ、と云ったので、軍議は決定して仕舞った。旗とは義光以来相伝の白旗、無楯とは同じく源家重代の 鎧 ( よろい ) 八領...
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・国枝史郎 銅銭会事変 (青空文庫)
弓之助は軽装をして、三浦三崎へ出かけて行った。千五百石の安祥旗本、白旗小左衛門の次男であって、その時年齢二十三、神道無意流の大先生戸ヶ崎熊太郎の秘蔵弟子で、まだ皆伝にはなっていなかったが、免許はとうに通り越していた。武骨...
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・瀧口入道 (青空文庫)
あき)、都も鄙(ひな)も打ち靡きし源氏の白旗(しらはた)も、保元(ほうげん)、平治(へいぢ)の二度の戰(いくさ)を都の名殘に、脆くも武門の哀れを東海の隅に留めしより、六十餘州に到らぬ隈(くま)なき平家の權勢、驕...
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・夏目漱石 創作家の態度 (青空文庫)
ち込むのが当然であろうと思われます。例えば白なら白と云う属性の概念があって、白墨、白紙、白旗、雪などという出来上ったもののうちから白と云う属性だけを引き抜いてこの概念の下に詰め込むのが至当でありましょ...
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・夏目漱石 自転車日記 (青空文庫)
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・芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) (青空文庫)
郷裡の逸眠を破るものぞ。果然、老樹は仆れたり。平等院頭、翩々として、ひるがへる白旗を見ずや。 然り、革命の風雲は、細心、廉悍の老将、源三位頼政の手によつて、飛ばされたり。 彼は、源摂津守頼光の玄孫、源氏一流の嫡流なりき。然れ...
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・菊池寛 桶狭間合戦 (青空文庫)
も兵糧入れなどは思いもよらぬ」と諫めたけれども、胸に秘策ある元康だから聴く筈がない。一丈八尺の地に黒の 葵 ( あおい ) の紋三つ附けた白旗七本を押し立てて四千余騎、粛々として進発した。家康は兵八百を率い、小荷...
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・三島霜川 昔の女 (青空文庫)
出ると、少時でも其の感じから脱れてゐやうとする。今日も其だ。由三は無意味に神樂殿の額を見たり、拜殿の前に突ツ立ツたり、または白旗櫻の碑を讀むだりして時を経てゐた。そしてもう何も見る物もなくなツた時分に、ウソ...
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・坂口安吾 わが戦争に対処せる工夫の数々 (青空文庫)
て死に就て悟りをひらいてゐるわけではない私が、否、人一倍死を怖れてゐる私が、それを押しても東京にふみとどまり、戦禍の中心に最後まで逃げのこり、敵が上陸して包囲され、重砲でドカ/\やられ、飛行機にピュー/\機銃をばらまかれて、最後に白旗...
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・坂口安吾 魔の退屈 (青空文庫)
ぞれの秘策をかくしてゐる様子でもあつだ。 私は生き残るといふ好奇心に於ては彼等以上であつた。たいがい生き残る自信があつた。然し私はトコトンまで東京にふみとゞまり、東京が敵軍に包囲されドンドンガラガラ地軸をひつかき廻し地獄の騒ぎをやらかした果に白旗...
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・坂口安吾 安吾巷談 田園ハレム (青空文庫)
もダメなんだ。ぼくはもうシャッポをぬいで、敵意をサラリとすてている。それはぼくがかねて美の新しい衣裳について想をねるところがあったから、敵の抜群の実力を見ぬく神速にめぐまれていたのである。一時抗戦したが、すぐ白旗...
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・坂口安吾 島原の乱雑記 (青空文庫)
の頭にクルスを 立 ( たて ) 海へ野山に白旗たなびき天地震動せば万民天主を 尊 ( とうとぶ ) 時至るべきや」云々。丁度、源右衛門といふ村民の庭に紫藤の枯木から花が咲き、それも紫の咲くべき木に白が咲いた、さう...
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・小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 (青空文庫)
を中止して、君の意見に従おう」 と同時に、 機関 ( エンジン ) の音がやみ、石割一等運転手が舵機室から出てきた。彼はそれまで、あわよくば衝角を狙おうと、操舵していたのであったが、船長の決意は、全員の安危に白旗...
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・山路愛山 明治文学史 (青空文庫)
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・折口信夫 盆踊りと祭屋台と (青空文庫)
真言宗の寺々で、吹き流しの白旗を喬木の梢に立てゝゐるのは、今日でも屡見るところである。 二 標山 此柱松や旗の源流に溯つて行くと、其処にあり/\と、 古 ( イニシヘ ) の大嘗会にひき出された 標山...
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・長塚節 撃劍興行 (青空文庫)
て赤革の胴を着けた上に萠黄の筒袖の羽織をはおつた年の若い男が手には軍扇を携へて出たが「これから愈々餘興として紅白旗取勝負といふのを御覽に入れますが、これが終りますれば飛入さんとの三本勝負もありまするし、なほ他にも御座いますれば何卒滿場一致の諸君はゆる/\と御見物の程を願ひます」と切...
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・夢野久作 超人鬚野博士 (青空文庫)
を立派な青年紳士に仕立てて見せるという未亡人の意気込みでね……何でもその日野亜黎子夫人の旦那様だった男は、日野 有三九 ( ゆうさく ) という名前でチャチな探偵小説を書いて、巨万の富を積んだあげく、妻君の精力絶倫に白旗を揚げたような……そう...
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・木村荘八 両国界隈 (青空文庫)
はわかり良くいへば望月太左衛門の家で、われわれの仲間の安倍君は今の芸名でいへば、樫田喜惣次だ。その次がシゲノ、それから忽然と窮屈にこゝに鳥居の立つたお稲荷さんがある。いつも賑々しく赤旗や白旗が立つてゐたものだ。その隣りが土蔵で、それ...
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