「町奉行」を含む用例
・森鴎外 大塩平八郎 (青空文庫)
になつて、やう/\今月二日に到着した。東西の町奉行は 月番交代 ( つきばんかうたい ) をして職務を 行 ( おこな ) つてゐて、今月は堀が 非番 ( ひばん ) である。東町奉行 跡部山城守良弼 ( あと...
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・坂本龍馬 手紙 慶応二年八月十三日 森玄道、伊藤助太夫あて (青空文庫)
ハ長崎の者小曽根英四郎と申売人、七月廿八日大坂の方より 関 ( (下関) ) に著船仕候。どふか其者ハ大坂町奉行より長崎 健 ( タテ(立) ) 山奉行への手紙を懐中仕候よし、尤御召捕 ニ相 ( (ママ) ) 候はずの御事ニ候。然ニ...
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・久生十蘭 顎十郎捕物帳 御代参の乗物 (青空文庫)
まきえ ) の 京行灯 ( ぼんぼり ) をへだてて、南町奉行池田甲斐守と控同心の藤波友衛が、さしうつむいたまま、ひっそりと対坐している。 深沈 ( しんちん ) たる夜気の中で、とぎれとぎれに 蟋蟀...
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・森鴎外 高瀬舟縁起 (青空文庫)
がかいてある。 徳川時代には京都の罪人が遠島を言ひ渡されると、高瀬舟で大阪へ廻されたさうである。それを護送して行く京都町奉行附の同心が悲しい話ばかり聞せられる。或るとき此舟に載せられた兄弟殺しの科を犯した男が、少し...
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・菊池寛 奉行と人相学 (青空文庫)
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・久生十蘭 顎十郎捕物帳 丹頂の鶴 (青空文庫)
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・岡本綺堂 半七捕物帳の思い出 (青空文庫)
そ純江戸式に書いたらば一種の変った味のものが出来るかも知れないと思ったからでした。幸いに自分は江戸時代の風俗、習慣、法令や、町奉行、与力、同心、岡っ引などの生活に就ても、一通りの予備知識を持っているので、まあ何とかなるだろうという自信もあったのです。 その年の六月三日から、 先...
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・傾城買虎之巻 (青空文庫)
て下さい。さ刀も」 と坐ってしまった。役人はすぐきた。そして南町奉行中山出雲守の手から、曲淵治左衛門(まがりぶちじざえもん)と広瀬佐之助の二人が群がる人々を分けながら両三人の目明(めあかし)を連...
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・国枝史郎 首頂戴 (青空文庫)
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・森鴎外 最後の一句 (青空文庫)
がたずねた。じいさんは親切な、物わかりのいい人で、子供の話をまじめに聞いて、 月番 ( つきばん ) の 西奉行所 ( にしぶぎょうしょ ) のある所を、丁寧に教えてくれた。当時の町奉行は、東が 稲垣...
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・岡本綺堂 拷問の話 (青空文庫)
われたので、万吉と清七は姿をかくした。他の同類もあわててゆくえを 晦 ( くら ) ました。四月十二日に入牢して、吉五郎は北町奉行榊原 主計頭 ( かずえのかみ ) の吟味をうけることになったが、他の...
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・久生十蘭 顎十郎捕物帳 稲荷の使 (青空文庫)
めんだたき ) の沓脱石の上に突っ立って苦虫を噛みながら植木棚を眺めているのが、庄兵衛組の森川庄兵衛。 親代々与力で、前の矢部駿河守の時代から北町奉行所に属し、吟味方筆頭市中取締方兼帯という役をあい勤める。罪人...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 その頃の消防夫のことなど (青空文庫)
は火事の模様を注進する役目です。一層大きくなれば、町奉行が出て、 与力 ( よりき ) とか同心とかいうものが働きます。 すべて、幕府時代においては、江戸の市中、大名、旗本の屋敷が六 分 ( ぶ ) を占め、四分...
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・国枝史郎 紅白縮緬組 (青空文庫)
に文化の極地ではあったが、しかし一度裏へはいって見ると、案外諸所に暗黒面があって、 蛆 ( うじ ) の湧いているようなところがある。 南町奉行配下の与力鹿間紋十郎と云う人物が、ある夜同心を二人連れて、市中...
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・国枝史郎 銅銭会事変 (青空文庫)
な老年と思われるが、歩き方など若者のようだ。家老や用人ではないらしい。途方もなく威厳があったからな」 北町奉行曲淵甲斐守 彼の屋敷は本所にあった。 「お帰り遊ばせ」と若党がいった。 「ああ」と受...
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・国枝史郎 赤格子九郎右衛門の娘 (青空文庫)
市中を流れている蜘蛛手のような堀割を利用し、帆船 端艇 ( はしけ ) を繰り廻し、思う所へ横付けにし、電光石火に仕事を 行 ( や ) り、再び船へ取って返すや行方をくらますということであった。 勿論東西の町奉行は与力同心に命を含め、この...
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・森鴎外 高瀬舟 (青空文庫)
を護送するのは、京都 町奉行 ( まちぶぎょう ) の配下にいる 同心 ( どうしん ) で、この同心は罪人の親類の中で、おも立った一 人 ( にん ) を大阪まで同船させることを許す慣例であった。これは 上 ( かみ...
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・森林太郎 高瀬舟 (青空文庫)
から罪人は高瀬舟に載せられて、大阪へ廻されることであつた。それを護送するのは、京都町奉行の配下にゐる同心で、此同心は罪人の親類の中で、主立つた一人を、大阪まで同船させることを許す慣例であつた。これは 上 ( かみ ) へ通...
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・直木三十五 三人の相馬大作 (青空文庫)
間を背にして、固い 褞衣 ( どてら ) の中から、白い手を出して、煙草を喫いつつ 「南町奉行附、直参、じゃが、ちと、望みがあっての」 「南町奉行附と申しますと——え、何かお召捕用で?」 「ま、そん...
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・坂本龍馬 手紙 慶応二年十二月四日 坂本権平、一同あて (青空文庫)
) するに大坂町奉行ハ松平大隅守と云て、同志の様に度 咄しなど致し、面会時 したるに此度ハ大坂より申来りしとの事、合点ゆかず猶々聞合すにはたして町奉行ハ気の毒がり居候よし。此大坂より申来りしハ幕府大目付某が伏見奉行...
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・鍵屋の辻 (青空文庫)
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・岡本椅堂 黄八丈の小袖 (青空文庫)
った。どこかで 既 ( も ) う一番鶏の歌う声が聞えた。 それから八日目の九月十一日の夜半に、お菊は厳重に縛り上げられて白子屋の店から牽き出された。名主や五人組も附添って、町奉行所の方へ急いで行った。夜露...
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・岡本綺堂 半七捕物帳 石燈籠 (青空文庫)
しも少しばかりここにその受け売りをして置きたい。 「捕物帳というのは与力や同心が岡っ引らの報告を聞いて、更にこれを町奉行所に報告すると、御用部屋に当座帳のようなものがあって、 書役 ( しょやく ) が取りあえずこれに書き留めて置くんです。その...
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・岡本綺堂 半七捕物帳 柳原堤の女 (青空文庫)
うりょう ) に任かしておいた形がある。したがって、今度の柳原一件に対しても、町奉行所では何ら取締りの方法を取ろうとはしなかったので、その噂は日ましに広がって行くばかりであった。 神田岩井 町 ( ちょう ) の...
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・岡本綺堂 半七捕物帳 化け銀杏 (青空文庫)
の屋敷へも一応ことわった上で、その 顛末 ( てんまつ ) を町奉行所へ訴え出た。 なにぶんにも暗やみであるのと、投げられるとすぐ気を失ってしまったのとで、忠三郎はなんにも心当りがなかった。しかしそれが化け銀杏の 悪戯 ( いた...
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・久生十蘭 顎十郎捕物帳 遠島船 (青空文庫)
橋 ( しんおおはし ) のたもとまで、三丁の川岸っぷちにそって大小十四棟の 御船蔵 ( おふなぐら ) が建ちならんでいる。 地つづきに 植溜 ( うえだめ ) があって、ちょうどそこへ通りかかったのは北町奉行...
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・久生十蘭 顎十郎捕物帳 菊香水 (青空文庫)
に持ってノソノソ帰って行く中間のうしろ姿へいまいましそうに舌打ちをひとつくれて、二階の自分の部屋へもどって来る。顎十郎、または『顎化け』ともいわれる、北町奉行所の帳面繰り、仙波阿古十郎。 本郷真砂町の裏長屋、荒物屋の二階借り。のぞきおろすといかにも貧相な露地おく。日あ...
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